【沖縄の家を購入】大判カラー不動産広告のチェック項目

2021/4/19

【沖縄の家を購入】大判カラー不動産広告のチェック項目
沖縄の家情報が掲載されている新聞折り込みチラシなどの不動産広告では、多くの物件情報を掲載している白黒のチラシなども多い一方、分譲マンションや建売住宅に多い、カラーの豪華広告なども見受けますよね。

このようなカラー広告は沖縄の家情報のなかでも、特に力を入れて魅力的に展開していますので、ついつい目が行きがちです。

もちろん不動産業者が力を入れる沖縄の家ですから、その推しに見合った物件であるのでしょうか、それでも他の物件と比較検討もないまま、イメージだけで期待を持って行ってみると、ガッカリすることも少なくありません。

そこで今回は、このような大判カラー不動産広告で沖縄の家情報を見極めるポイントを、掲載項目の説明とともにいくつかお伝えします。どうぞ参考にしてください。

 

【沖縄の家を購入】
大判カラー不動産広告のチェック項目

 

根拠なき広告表記は法律違反

根拠なき広告表記は法律違反
沖縄の家情報を大判カラーで掲載している広告では、多くが「那覇まで10分!海も空も独り占め」などのキャッチコピーが大きく並んでいますが、不動産広告において誇大・誤解を与える文言は掲載してはいけません。

ですから、誇大広告・誤解を与える文言(不正広告)と判断される文言として、下記のような言葉が掲載されている建築業者は信頼できないと考えてください。

【 沖縄で家を購入☆掲載できない文言 】

現実以上の誤解へと導く文言、説明できない誇大広告、二重価格表示(ふたつの価格を表示すること)などが規制されますが、説明(証明)できる事実として、問題のない広告も見受けられます。

いまだけ割引(〇%オフ)
日本一/完全/完璧/最高/厳選/抜群
・絶対/二度とない
・格安/激安

例えば格安や激安は比較対象が表示されなければ成り立ちませんし、日本一や最高や抜群などの文言も現実的には調査しきれません。絶対や二度とないも未来は分かりませんよね。

完全や完璧の他「超」などの文言も過剰広告と捉えられます。

ちなみに「新築」の文言ですが、築一年以内でも一回でも誰かが寝泊りした物件は新築ではんかう「築浅」表記です。築一年以内、未使用の場合のみ「新築」表記が使用できます。

【 沖縄で家を購入☆必要な掲載内容 】

〇 反対に掲載しなければならない情報もありますが、あまり良くない情報の場合は端っこに小さく掲載していることもあるので、注意してチェックをしてください。

●土地(場所)

セットバック(建て直しやリフォーム時に敷地を引き下げる必要がある土地)
・築年数の建った古い空き家が建つ土地(更地にする費用が出ます)
・がけ上やがけ下(擁壁のない土地)
市街化調整区域(市街化調整区域は基本的に住宅を建てることができません)
・接道義務に問題アリ(接道義務を満たす工事の他、調整が難航する可能性もアリ)
・高圧電線下

●マンション

・管理費/修繕費
・何階か

●中古物件

・築年数

…などなどです。特に土地についてはセットバックや接道義務など、せっかく購入したのに沖縄で家を建てるまでにさまざまな困難が想定される土地であったり、市街地化調整区域など、そもそも沖縄で家を建てる用途には厳しい条件も必ず明示しなければなりません。

 

主な不動産広告の掲載項目とチェックポイント

不動産の基本情報
沖縄の家では建売住宅や分譲マンションを中心にして、>大判カラー広告が差し込まれます。この時、どうしてもイメージ画像がキラキラと魅力的なので即決しがちですが、一度下記の項目を改めて確認してから判断してください。

【 沖縄で家を購入☆不動産広告の項目 】

● 建売住宅/分譲マンション

(1)車で〇分/徒歩〇分 … 不動産広告の徒歩や車〇分には算出基準があります。

・車の場合→400m/1分
・徒歩の場合→80m/1分

…ただし渋滞や坂道など現実的な交通状況は除外した単純計算です。

(2)延べ床面積 … 分譲マンションと建売住宅でサイズの違う畳計算をしていることがあります。

・分譲マンション→176cm×85cm/1畳
・建売住宅(戸建て)→180cm×90cm/1畳

(3)方位表示 … 方位表示はされていますが、しばしば違う物件もあり正確とは言い切れません。いくつかの物件に絞ったら現地まで出向いての確認が必要です。

(4)宣伝文句 … 宣伝文句は思わず沖縄の家を購入してしまいたくなるような文言を用いていますが、時に惹き付けるために大袈裟な表現になっていることもあります。

→例えば「閑静な住宅街」などの文言は良く聞きますが、計画的に開発された住宅街であれば閑静な住宅街と言えるものの、単純に古い民家が並ぶ町並みの時もありますので、この場合にも実際に現地で確認をしてください。

(5)居住エリアの地域名 … 地域名も大まかに表記していることがあるので、イメージした場所と異なることはあります。

→ 例えば今、豊見城市と言えばベッドタウンをイメージしますが、豊見城市にも古い住居エリアからさまざまです。

沖縄の家の場合、新都心など那覇の市街地も人気がありますが、同じ新都心近郊でも昔ながらの細い道で入り組んだ住宅地もありますし、沖縄都市モノレールおもろまち駅近郊の開発エリアもあります。

沖縄都市モノレール近郊の沖縄の家では、「駅近」などの宣伝文句もありますが、中にはその途中の道が細く入り組んでいて車の運転に困難があったり、舗装されていない道があるなど、難がある場合もありますので、実際に出向くことは大切です。

分譲マンションの不動産広告

戸建てとマンションの資産価値
最近では沖縄の家でも分譲マンションの宣伝広告が目立つようになりました。今までは沖縄では家と言えば戸建てのイメージが強かったものの、泥棒の多い県だけに、分譲マンションのセキュリティーシステムに魅力を感じる若い世代も多いです。

また、戸建ての沖縄の家と違い、庭などの手入れや住まいの管理(共有部分)をしなくても良い手軽さも、分譲マンションの魅力ですよね。

【 沖縄で家を購入☆分譲マンションの不動産広告 】

● 基本的には前項でお伝えした項目が挙げられていますが、戸建ての沖縄の家と違い、分譲マンションの場合には下記のような項目が加えられることが多いです。

(1)総戸数(販売戸数)…分譲マンションを検討する際には、大型分譲マンション小規模分譲マンションの二種類の選択肢から始まります。

《大型分譲マンション》総戸数が多い分譲マンションは、1階のエントランスが豪華であったり共有施設の充実などをアピールする物件が多いです。

《小規模分譲マンション》小規模分譲マンションの沖縄の家は、エントランスにコンシェルジュが常駐しているなど、ラグジュアリー感を重視したコンセプトが多い一方、交通の便が大型分譲マンションよりも不便な立地も多い傾向にあります。

(2)駐車場 … 沖縄の家に分譲マンションを選ぶ場合、一部屋に一台、若しくは一部屋に一台に満たない物件も多いです。実際の暮らしを想定して、駐車場からの距離やアクセス方法など、一度シュミレーションとして現地で歩いてみると良いかもしれません。

※また、駐車場台数を多くするために機械式を採用する分譲マンションもあります。この場合も出し入れに時間ロスが生じることが多いので、現地で確認をしてください。

大型分譲マンションは居住する世帯が多いとして安心感と捉える購入者も多いのですが、人が多い分、誰が本当に居住しているのかが分からない不安の声もあります。

大型分譲マンションの場合、沖縄の家として購入する人々のなかでも、特に投資目的別荘用途の所有者も見受けられますので、いつも居住している人が違ったり(賃貸や民泊)、日ごろはいない(別荘)などで、住民同士のコミュニケーションは期待できない物件も多いです。

そのため沖縄の家を購入して移住を計画していて、将来的に地域住民とのコミュニケーションを密にしたいと願っているのであれば、大型分譲マンションよりは居住者を把握しやすい小規模分譲マンションや戸建ての沖縄の家が好ましいかもしれません。

 

いかがでしたでしょうか、今回は沖縄の家を探す際に目に入る、大判カラーの不動産広告について、掲載されている項目と見極め方をお伝えしました。

大判カラーの不動産広告の多くは、広告いっぱいに完成予想図がありますが、特に分譲マンションなどの場合は青田売りも多いので、イメージCGやイラストの場合も多いです。

もちろん業者も宣伝効果を狙っているので、町並みもキラキラ魅力的に表現していますが、リアルとは言い切れません。やはり実際に現地へ赴くことで、周辺の住環境が古い町並みであったり、エントランスの雰囲気が湿っぽかったりと、気付くことも多いです。

特にこれから完成する分譲マンションへ向けて沖縄の家を検討している人々に宣伝を打っている、シリーズ広告や予告広告を出している場合、このような傾向が見受けられるので、現地へ足を運び判断・比較検討をしてください。

☆一般的な不動産広告のチェック方法は別記事「【沖縄で家を建てる】不動産広告のチェックポイント」でお伝えしていますので、こちらも併せてご参照ください。

まとめ

大判カラー不動産広告のチェック方法

●建売住宅/分譲マンション

・車の場合→400m/1分
・徒歩の場合→80m/1分

・分譲マンション→176cm×85cm/1畳
・建売住宅(戸建て)→180cm×90cm/1畳

●分譲マンション

・大型分譲か小規模分譲マンションか
・駐車場の状況を確認

 

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