沖縄で家を建てる時に掛かるお金☆「別途工事費」とは?

2021/6/4

沖縄で家を建てる時に掛かるお金☆「別途工事費」とは?
沖縄で家を建てる時に掛かるお金は、一般的に大まかに分けて本体工事費(建物自体の建築費用)+別途工事費(水道引込み工事など、付随して掛かる費用)に分かれます。
 
沖縄の家を建てる時に掛かるお金☆予算オーバーにしないポイント」でお伝えしたように、正確には諸費用や土地から取得するのであれば土地取得費も掛かりますが、見積もりではこの2枠に分けて作成することが多いです。
 
ただ、この沖縄で家を建てる時に掛かる別途工事費の内容は多岐に渡ります。ですから「別途工事費」として納得するのではなく、その内容まで理解をして確認したいところです。
 
そこで今回は、沖縄で家を建てる時に掛かる「別途工事費」に含まれる工事内容を、具体的にお伝えしていきます。どうぞ参考にしてください。
 

 

沖縄で家を建てる時に掛かるお金☆
「別途工事費」とは?

 

「別途工事費」おおよその金額目安

沖縄で家を建てる時の見積もりで、「別途工事費」は「付帯工事費」として記載されることもあり、正確にはそれぞれの業者でその基準が違います。
 
ただ建物自体の建築コスト「本体工事費」には含まれない項目を差しているので、例えば大手ハウスメーカーなどの建築業者で出す広告に見られる「本体価格〇〇円!」などの宣伝文句では、この他に「別途工事費」が掛かるケースも多いです。
 
…では、おおよそどれくらいの金額を目安とすれば良いでしょうか。
 

【 沖縄で家を建てる☆別途工事費の金額目安 】
 
★ 地盤の状態水道引き込みの状況など、その物件によって金額に幅はありますが、大まかに目安を付けると、沖縄で家を建てる総費用の内15~20%が平均的な数字となります。

 

沖縄の家でも別途工事費の扱いはさまざまですので、見積もりをもらった時点で疑問点などがあれば確認しておくと安心です。
 
ただ、別途工事費は下記のような項目が割り当てられやすいと考えてください。
 

【 沖縄で家を建てる☆別途工事費の項目 】
 
(1) 役所への手続きが必要な項目 → 上下水道引き込み工事など
 
(2) 費用が不確定な項目 → 地盤工事など
 
(3) 他の施工業者に清算が必要な項目 → 外構工事など

 

このように主には沖縄で家を建てる時、建築業者ではなく他の施工業者への依頼が発生する項目が多いため、その清算方法も業者によってそれぞれに違うので、清算方法も併せて確認をしてください。
 
詳しくは次項でお伝えします。
 

別途工事費の支払い

沖縄で家を建てる総費用の15%~20%ほどが、別途工事費の目安とお伝えしましたが、例えば総費用4,000万円で建てる沖縄の家であれば、600万円~800万円になるので、それなりに大きな金額です。
 
ですから見積もり時点で別途工事費が含めれているのか、また、この見積もり以外に支払いが出てくる可能性があるのかは確認をして、予め準備をしておく必要があります。
 
そしてさらに確実に確認をしておきたい事柄が、支払いのタイミングです。
 

【 沖縄で家を建てる☆別途工事費支払いのタイミング 】
 
★ 別途工事費は前項でお伝えしたように、建築業者に直接支払う項目ではなく、施工業者など他での清算項目が多いため、支払い方法もそれぞれの業者によって扱いが違います。
 
(1) 建築業者がまとめて清算する → 建築過程では、建築業者がそれぞれの施工業者や清算が必要な相手へ立て替えをして支払い、本体工事費と一緒に別途工事費を支払う方法です。
 
※ この場合でも、見積もりの段階で別途工事費用の金額を出して含めているものもあれば、見積もりとは別に清算を行う業者もありますので、見積もり時点で確認をしてください。
 
(2) 依頼者がそれぞれにその都度清算をする → 建築業者は清算には関与せず、工事ごとに本人がそれぞれの業者と清算を済ませます。

 

それぞれの清算方法の違いによって、お金を準備するタイミングが変わってきますので、見積もり時点で清算方法の確認は取ってください。
 
(1)のように建築業者が別途工事費用をそれぞれ建て替えて、最後にまとめて清算をする場合には、ほとんどが引き渡し日のタイミングでの清算です。
 

不確定要素の大きい項目

特に沖縄で家を建てる時に「別途工事費」項目として用いられるのは、地盤工事と上下水道の引き込み工事ではないでしょうか。
 

【 沖縄で家を建てる☆不確定要素 】
 
★ どちらにも共通するのは、見積もりを出すのに不確定要素が多い点です。例えば、地盤はしっかりと調べなければ、沖縄で家を建てる土地が軟弱地盤かどうかは分かりません。
 
→ 軟弱地盤であれば、補強工事によりお金を掛けて安全な土地に成らす必要があるので、地盤の状態によって掛かるお金は大きく変わる不確定要素です。

 

上下水道工事も敷地まで上下水道を引き込むに当たり、深さや水道本管までの距離、道路の状態などによって、20万円で済む沖縄の家もあれば、100万円掛かる事例もあるなど、工事費用が大幅に変わります。
 

別途工事費の項目例

では、沖縄で家を建てる時の「別途工事費」には、具体的にどのような項目を考えることができるでしょうか。
 

【 沖縄で家を建てる☆別途工事費の具体例 】
 
(1) 解体工事 → もともと築年数の古い家が建った状態のまま土地を購入した場合、土地の上に建つ家の解体や撤去処分にお金が掛かります。
 
(2) 外構工事 → 沖縄の家本体ではなく、庭やポーチ・カーポートや塀などについては、外構工事を専門とした施工業者に依頼することが多いです。また、同じ業者でも外構工事のみ別枠で請求することが多くあります。
 
(3) インフラ設備
 
・ 上下水道引き込み工事 → 自治体指定の施工業者が行います。
・ ガス工事 → ガス会社が行うこともあり、無償のエリアも多いです。
・ 給排水衛生設備工事 → 水道設備会社による施行です。
・ 電気設備工事 → 電気系統の配線や機器取り付け工事に関しては電気設備会社が行います。
 
(4) 室内インテリア関係 → 例えば、照明機器(本体)及び取り付け工事やエアコン(本体)及び取り付け工事、カーテン(本体)や取り付け工事などです。
 
(5) 地盤工事 → 土地の地盤が軟弱であるかどうか、また地盤補強工事が必要になった場合でも、補強が必要な深さなどで大きくお金が変わりますが、コチラも施工業者が異なります

 

…などなどが別途工事費用に当たることが多いです。
 
カーテンについても規制カーテンが利用できる大きさの窓もあれば、広い開口など、オーダーで注文しなければならないカーテンもあり、規制カーテンかオーダーカーテンかで費用は幅が出ますので、事前に確認をしてください。
 

いかがでしたでしょうか、今回は沖縄で家を建てる際の「別途工事費」の項目として考えられる具体例についてお伝えしました。
 
沖縄の家を建てる時に掛かるお金☆予算オーバーにしないポイント」でお伝えしているように、沖縄で家を建てる時に見積もり依頼をすると、一般的に「本体工事費(建物建築費)+別途工事費(その他の工事費)+諸費用」の大枠で分けられます。
 
広告のチラシにも大きく提示されるように「本体工事費」は考慮した予算立てをするのですが、「別途工事費」については見逃す人々も多い一方、総予算の15%~20%を目安とした項目なので、突然必要になると慌てることも多いです。
 
残る諸費用は10%程度ですが、この諸費用を用意するために頭金を諦めてフルローンにしたり、時には住宅ローンの他に「諸費用ローン」を利用する人々もいます。
 
諸費用の詳細に関しては別記事「沖縄で家を建てる時に掛かるお金☆「諸費用」とは?」でお伝えしていますので、コチラも併せてご参照ください。
 

まとめ

別途工事費の主な項目は?

・別途工事費は総費用の約20%前後が目安
・大きな金額なので事前の確認が安心

●別途工事費
・費用が決まっていない項目(地盤工事など)
・役所への手続きなどがある項目(水道引き込み工事など)
・別の業者へ清算が必要な項目(外構工事など)

・支払いのタイミングが違うこともあるので確認する

 

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