沖縄のマンションが大規模改修☆売却を進めるタイミング

2020/10/6

沖縄のマンションが大規模改修☆売却を進めるタイミング
沖縄のマンションを売却するに当たり、タイミングを見計らう時に避けては通れない事柄が、大規模修繕の時期ですよね。
 
沖縄においてマンションを売却するタイミングを計る時には、その大規模改修が前回行われた年月です。一般的には、10年前後のスパンで計画されていることが多いので、10年ごとを目途にプランニングを進めてください。
 
ただ、沖縄でマンションの売却を考えている人にとっては、この大規模修繕工事の前に売るのが良いのか…、それとも工事が終わってから売るのが良いのか、迷いどころではないでしょうか。
 
そこで今回は、大規模修繕工事にスポットをあてて、沖縄のマンションを工事前に売却するメリットデメリット、工事後に売るメリットデメリットを、まとめています。
 

 

沖縄のマンションが大規模改修☆
売却を進めるタイミング

 

大規模修繕工事前に売るメリット

大規模修繕工事前に売るメリット
沖縄のマンションを大規模修繕前に売却するメリットは、何と言っても金銭面ではないでしょうか。

大規模修繕計画を綿密に立てており、修繕積立金で工事費用全額を賄えるようなマンションであればよいですが、実際にはそのようなマンションは一握りです。
 

【 沖縄でマンションを売却☆大規模改修前のメリット 】
 
★ ここ数年の建設工事費の高騰もあり、実際は工事費が積み立て修繕金を超えるケースが多発しています。
 
→ そうなると不足した工事費を住民から徴収したり、金融機関から借り入れたりすることになります。

 

沖縄のマンションを売却する物件のために、工事費用を負担する必要がなくなるのはメリットのひとつです。
 

【 沖縄でマンションを売却☆大規模改修前の注意点 】
 
☆ 注意点としては、一時金の徴収や借入がマンションの総会で議決される前に売却することです。
 
→ 議決後では、重要事項として売主に説明する義務が発生しますので、注意をしてください。

 

沖縄のマンションを大規模改修前に売却した場合、改修積立金額を超える費用を出す必要がなくなりますが、一方で買い主の立場に立ってみると、購入早々にその費用を支払わなければなりません。
 
同じような物件があったとして、一方が支払う必要がないならば、当然負担がより少ない物件を選びますよね。そのために、売り逃しに繋がる可能性もありますので、このバランスが大切です。
 

 

大規模修繕前に売るデメリット

大規模修繕前に売るデメリット
大規模修繕工事を計画しているということは最低でも築10年、二回目の大規模修繕工事を控えていると、築20年前後になる沖縄のマンションを売却する…、ということになります。
 
そうなると外観は明らかに劣化してしまっていますので、どうしても築年数の経った物件というイメージを持たれてしまいがちです。
 

【 沖縄でマンションを売却☆大規模改修前のデメリット 】
 
★ 大規模改修前となると、公共部分の廊下やエレベーター、街灯などの劣化が目立っている可能性は否めません。エレベーターやエントランスホールの仕様の古さが際立つなど…、気になる部分はあるのではないでしょうか。
 
→ ただし、この判断はマンションによってさまざまです。同じ10年・20年築のマンションでも、管理会社が優秀であれば、管理が行き届いていて古い仕様ながらも、清掃状態が良好で、気持ちの良い物件も多いです。

 

買い主の立場に立って反対にとらえると、前項では改修が目前に迫ることで購入早々改修費用を支払う必要が出てくることを嫌がる買い主もいるかもしれませんが、一方で、気になる部分が改修されるとして、ポイントが上がるケースもあります。
 
外観は劣化してしまっていても、共用部がきれいに清掃してあるなど、物件としてのアピールポイントは作れますので、個々のマンションから状況判断して、不動産会社と協力して売却を進めてください。
 

 

大規模修繕後に売るメリット

大規模修繕後に売るメリット
一方で、沖縄のマンションを大規模修繕後に売却するメリットは、成約率の向上と工事内容によっては、売却金額の上昇です。
 
大規模修繕によって、外観や配管といった共用設備が新しくなっていることで、マンション全体のイメージが向上します。
 

【 沖縄でマンションを売却☆大規模改修後のメリット 】
 
★ 実はマンション売買にとって外観や共用部の清潔さというのは成約の際に重要なポイントです。そのため、工事内容によっては売却額の向上が見込める場合もあります。
 
→ 沖縄のマンションを大規模改修後に売却すると価格が上がるかどうか…、その判断ポイントは、大規模改修を通して、建物全体に利便性が上がる設備を導入するかどうかです。

 

築10年・20年と言った沖縄のマンションをイメージすると、エレベーターの設置や、オートロックへの対応などです。
 
(ひと昔前のマンションでは、エレベーターが小さく死角が多かったり、玄関が狭く管理人さんがいない、オートロック機能が備わっていない…、などの仕様も多く見受けられます。)
 

【 沖縄でマンションを売却☆改修内容による判断ポイント 】
 
★ 大規模修繕の工事内容で利便性が明らかに上がる場合は、工事後に売却したほうが良いかもしれません。

 

しかし、一時負担金がある場合はその金額と天秤にかけることが必要です。
 

 

大規模修繕後に売るデメリット

大規模修繕後に売るデメリット
沖縄でマンションを売却するに当たり、大規模修繕後に売るデメリットは2点で、一点は競合リスク、もう一点は修繕積立金の増額です。
 
沖縄でも大規模修繕前後でマンションを売却する…、という方は実は一定数存在します。
 
よく、中古マンション情報サイトで、同じマンションの部屋が複数売りに出ているのを見かけることはないでしょうか。
 

【 沖縄でマンションを売却☆大規模改修後のデメリット 】
 
★ 大規模修繕のタイミングは、これから保有し続けるのか考えるタイミングでもありますので、同じタイミングで売却しようとする人が増えるのです。
 
→ 特に同じマンション内で競合してしまうと、なかなか思った金額で売却できませんし、あまりにも多いと購入する側も躊躇ってしまうようになります。

 

また、前の項でお伝えしたように修繕積立金の増額もデメリットです。
 
多くの場合修繕積立金は少しずつ増加していきますが、大規模修繕工事によって不足金が生じたり残金があまりにも少なくなったりしまうと、一気に修繕積立金を増額する場合があります。
 
修繕積立金が高いマンションは成約率が下がる傾向にありますので、修繕積立金や一時金の金額を考慮し、しっかりと考えてからタイミングを計ってください。
 

 

修繕積立金の滞納はないか

修繕積立金の滞納はないか
最後に、しばしば売り主が修繕積立金の滞納をしたまま、沖縄のマンションを売却する事例があります。
 
仲介不動産会社は修繕積立金の滞納がある物件では、その内容を買い主に告知しますので、買い主としてはそれも理解したうえで購入を決めることになりますが、よほどその物件を気に入ったなど、事情がない限りは、あまり歓迎されるものではありません
 

【 沖縄でマンションを売却☆修繕積立金 】
 
★ 買い主としてみると、自分が住んでもいない時期の修繕積立金を支払うことになりますし、「修繕積立金を支払うことができなかった売り主の物件」と捉え、避ける事例が多いです。
 
→ 沖縄でマンションを売却する際には、修繕積立金の滞納がないかどうか、マンションの自治体に確認をして、しっかりと清算を済ませてください。

 

また、今回はマンション全体の修繕についてお伝えしています。当然のことながら私有スペースとなる部屋内部は、売り主による修繕やリフォームが自由です。
 
不動産査定を依頼して指摘された箇所や、分かっている修繕が必要な箇所は、まず修繕をしてから売却活動を進めます。
 
前項でお伝えしたような、同じマンション内での競合など、沖縄でのマンションの売却活動に関して気になる部分があれば、リフォームにより第一印象を良くする方法も良いかもしれません。
 
 
 

いかがでしたでしょうか、今回は沖縄のマンションを売却するに当たり、大規模修繕工事前が良いのか、修繕工事後が良いのか…、それぞれのタイミングで売却するメリット・デメリットをまとめました。
 
大規模修繕工事を行うタイミングとなる築10年・20年は、その不動産価値自体も変化する時期です。
 
一般的に築10年・20年を目安に不動産価値は下がり、築20年にもなると土地(マンションの場合は立地)の価値による価格設定がほとんどですので、築年数から見た比較検討であれば、大規模改修工事を待たずにすぐにでも売却してしまう考え方もあります。
 
ただしヴィンテージマンション立地条件など、それぞれの物件によって価値も状況も変わりますので、ひとつの判断基準として捉えながら、仲介不動産会社と相談をして進めていくと安心です。
 
 

まとめ

大規模修繕前後にマンションを売るメリットデメリット

・工事前に売ると金銭面で得をする
・工事前だと劣化が見える状態で販売しなければならない
・工事後に売却すると良い外観の状態で売れる
・工事後に売却すると競合したり修繕積立金が増額されるリスクがある
・修繕積立金の滞納があれば、完済しておく

トップへ戻る

公式インスタグラム公式インスタグラム