沖縄での不動産売却の失敗例☆経験者に聞いた3つの後悔
2021/2/3
沖縄で不動産売却をしたいなら、少しでも納得できる価格で、売買契約を交わしたいですよね。そう考えると沖縄での不動産売却活動のポイントを理解するとともに、一度は経験者による失敗例について聞いておくと、より安心です。
特に沖縄で実際に不動産売却をした経験者から後悔した話はリアルなので、気を付けて行動する具体的なポイントが見えてきます。
沖縄での不動産売却の失敗は、最初のステップである仲介会社選びから売買契約まで、どのステップにも起こりやすい点が特徴的ですので、それだけに注意が必要です。
そこで今回は、沖縄での不動産売却の失敗例の中でも、経験者に聞いた3つの後悔についてお伝えします。これから沖縄で不動産売却を検討している方は、どうぞ参考にしてください。
沖縄での不動産売却の失敗例☆
経験者に聞いた3つの後悔
査定金額の高さだけで仲介会社を選んでしまう
沖縄の不動産売却でよくありがちな失敗例の筆頭として、まずは「査定金額の高さだけで仲介会社を選んでしまうこと」を挙げることができます。
沖縄の不動産売却シーンに限らず、全国的に「できるだけ高い査定評価を得る」方法などの記事が乱立していますが、実際には最後に売買契約を交わすための「売却額」が重要なので、まずは売買契約まで持ち込まなくてはなりません。
この点を踏まえて、売り主は冷静に自分の売却不動産の相場から、提示された査定額を理解する必要があります。
【 沖縄での不動産売却☆査定額が高いから良い訳ではない 】
☆ 沖縄での不動産売却シーンでは、売り主は仲介不動産会社に任せきりになるケースも多いのですが、実際には仲介会社が出してくれた査定金額は、不動産会社によって大きく変わることも多いです。
→ さらに気を付けたいことには、この「査定額」にこそ、罠が潜んでいることも結構ありますので、注意をしてください。
…と言うのも、査定の依頼を受けた不動産会社としては、(多くのケースで査定自体は無料で行うことが多いので)、まずは媒介契約を交わしてもらい、仲介依頼まで進まなければ意味がありません。
ですから、多くの不動産会社から自社を選んで、売却を依頼してもらうために、敢えて高い査定金額を提示するところもあるからです。
【 沖縄での不動産売却☆注意をしたい不動産会社 】
☆ このような、意図的に査定額を上げて売却物件を自社だけの物件として「囲って」しまうような、厄介な仲介会社に引っ掛かってしまうと、下記のような問題が出てきます。
・担当者の知識や経験が不足している
・担当者と上手くコミュニケーションが取れない
・相場よりも圧倒的に高額すぎる値段で、買い手の候補に上がらない
…などなど。
※ このような問題が起きることで、なかなか買い手が付かないまま月日だけが過ぎ、売却物件自体の経年劣化により不動産価値が下がっていくことにもなり兼ねません。
全国的にも言えることですが、沖縄の不動産売却シーンにおいても、このような流れから、結果的に相場価格よりも低い金額で売却することになり、損してしまうこともよくあります。
ですからまずは、相場価格よりも圧倒的に高額な査定金額を提示された場合には、一度冷静になって、高額な査定額(販売価格)によるリスクを検討してみてはいかがでしょうか。
時間的な余裕がなくて「売り急ぎ」をしてしまう
沖縄での不動産売却の失敗として、「時間的な余裕がなくて『売り急ぎ』をしてしまうこと」もよくありがちな失敗です。
「売り急ぎ」と言うのは不動産を早く売却したいがために、慌てて相場金額よりも安値で売却してしまうことを言います。
【 沖縄での不動産売却☆売り急ぎに注意 】
☆ 一般的に沖縄で不動産売却活動に掛かる期間は、売買契約に行きつくまでに3ヶ月くらい、引き渡しまでの期間を含めると4ヶ月くらいは掛かると考えてください。
→ ただし、これはあくまでも平均的な期間です。3ヶ月~4ヶ月が理想的な期間として、引き渡しまでに6ヶ月の期間を要するケースも多いことを理解して、落ち着いた気持ちでの売却活動がポイントです。
沖縄の不動産売却では転勤などのケースも多いため、お尻があることで急ぎがちなのですが、手続きなど不便は生じるものの、本州へと引っ越した後でも売却活動は仲介不動産会社を介して継続できると考えてください。
どうしても販売期間に関しては短縮しようとすると、少しでも高値で売却するチャンスを逃してしまう可能性が出てきます。
さらに転勤などでお尻がある場合には、最低でも3ヶ月は時間的に余裕があるとして、より高値で購入してくれる買い手が現れるかもしれないことを待つ気持ちも大切です。
【 沖縄での不動産売却☆売り急ぎは本来の70%の事例もある 】
☆ 沖縄での不動産売却で売り急ぎによる安値では、本来の価格の70%以下の事例もありました。
→ この価格帯であれば、不動産会社が直接購入してくれる「買い取りサービス」でも、本来の販売価格の70%前後で買い取ってくれますので、コチラの方が断然スムーズです。
※ 最終的には不動産会社による買い取りサービスの利用もできると考えておくことで、少しの余裕が産まれるかもしれません。
また、良い買い手が付くように売主にできることと言えば、内覧前に室内を綺麗にしておくようにしてください。
部屋のイメージアップのためにも、室内にあるものを片付ける時間も十分に確保しておきましょう。
※ 沖縄での不動産売却のポイントとして、内覧前の「ホームステージング」などもおすすめです。詳しくは別記事「沖縄の不動産売却にホームステージング☆魅力的な演出で売る」などでお伝えしていますので、コチラも併せてご参照ください。
買主が住宅ローンの審査に落ちて契約解除に
さらに沖縄での不動産売却シーンでは、買い手が見つかった後にもトラブルの種は見受けられます。
特に「買い手が住宅ローンの審査に落ちて契約解除になってしまった!」と言うケースも、不動産売却の経験者に多い失敗例です。
このように、売買契約を交わした後でも、残念ながら無事に取り引きができるかどうかは、引き渡しまで分かりません。
【 沖縄での不動産売却☆買い手による事情 】
☆ 一般的に沖縄での不動産売却では、売買契約を交わしてから引き渡しまで、平均的に1ヶ月くらいの期間が掛かりますが、買い手はこの期間に住宅ローンの申し込みをしています。
→ 買い手が住宅ローンを申し込むと審査が始まりますが、住宅ローンは売買契約を交わしたからと言って、必ずしも審査を通過する訳ではありません。
売り主として注意をしたいポイントは、買い手がこの住宅ローン審査に落ちてしまうと、「ローン特約」が発生する点です。ローン特約では、違約金を支払う必要なく売買契約を解除できてしまいます。
この場合、売買契約の際に受け取った手付金は全て買い手に返金しなければなりません。
ですからこの「ローン特約」による契約解除を防ぐためにも、予め仲介不動産会社を通して、買い手の勤務先や職業などをチェックしておくようにしてください。
いかがでしたでしょうか、今回は沖縄での不動産売却において、経験者に聞いた3つの失敗例・後悔をお伝えしました。
まず、沖縄の不動産売却では「査定金額の高さだけで仲介者選びをする」のは危険だと言うことが分かりました。誠実で相性の良い不動産会社を見極めるためにも、事前に相場を把握して、その相場金額を参考に相性の合う仲介会社を賢く選んでください。
さらに「売り急ぎによる後悔」事例もありましたが、これを防ぐためには、少なくとも平均的な販売期間の3ヶ月は時間的な余裕があるのが望ましいです。
最後に「ローン特約による契約解除」も、沖縄の不動産売却においては経験者によくありがちな失敗例なのですが、こればかりは売り主が対策を取ることはできません。
ただし、売買契約前に買い手の勤務先や職業を、仲介不動産会社を通して確認しておくことで危機管理はできます。
☆ 築年数から見た売却計画の参考になるタイミングについては、別記事「【沖縄の家】不動産査定額は築年数でどう変わる?売却のタイミング」などでもお伝えしていますので、コチラも併せてご参照ください。
まとめ
不動産売却でよくありがちな失敗例とは?
・間違った仲介会社選び
・売り急ぎによる損
・ローン特約による契約解除