沖縄で不動産の個人売買は危険？そのメリットとデメリット
2020/11/6
近年、沖縄では不動産の個人売買を進めるケースも増えてきましたよね。ネットによるやり取りも気軽にできるようになり、沖縄では不動産の個人売買が急増した一方、トラブルも多発しています。
また、ネットを介した他人ではなく、沖縄では昔から不動産の個人売買を、家族や友人など身近な人との間で行うケースは全国的な平均から見ても多いです。
仲介業者を通さずに、沖縄で不動産の個人売買を行うことで、仲介不動産会社へ支払うべき手数料を払う必要がありません。
コロナ禍で家計がひっ迫している家庭も多いだけに、だからこそできることなら、沖縄では不動産の個人売買を進めたいと考える人もいるのではないでしょうか。しかし、正しい情報を知らなければ、沖縄で不動産の個人売買は危険です。
今回は、沖縄で増えた不動産の個人売買の危険性から、そのメリット・デメリットまでお伝えしていきます。これから自分の不動産を売却しようと検討している方は、どうぞ参考にしてください。
沖縄で不動産の個人売買は危険？
そのメリットとデメリット
沖縄で増えた「不動産の個人売買」は合法？
まずはじめに、沖縄では親族や家族へ不動産の個人売買を割と気軽に進めるケースは、意外と昔から多く見うけることができましたが、実際に、不動産を個人で売ったり買ったりすることは法的に認められているのでしょうか。
結論から言えば、不動産の個人売買は合法です。
【 沖縄で不動産の個人売買☆法的には合法 】
★ 沖縄に多い不動産の個人売買は基本的には合法ですが、一般的には不動産会社を仲介して売買されます。
→ 仲介不動産会社を通した沖縄の不動産契約では、個人売買とはって担当者が宅建（宅地建物検定資格）を持っているので、「何か特別な資格が必要なのでは？」と考える方も多いです。
※ けれども、沖縄で不動産を個人売買で取引を進める場合であれば、特に資格などは必要ありません。
ただし、経験豊富な仲介不動産会社が間に入らないと言う点は、しっかりと意識をして、沖縄でも不動産の個人売買の準備を進めてください。仲介不動産会社が入ると、一連の売買契約をほとんど段取りをしてくれます。
【 沖縄で不動産の個人売買☆問題 】
★ 沖縄で不動産の個人売買を進めるとなれば、売買の際の契約なども、自分たちで取り決めなければならないため、何かと問題が発生しやすいです。
では、あえて沖縄で不動産を個人売買するメリットとはどんなものがあるのでしょうか。
個人売買のメリット①手数料の節約
まず、沖縄で不動産の個人売買を進めるメリットの一つは、不動産会社に支払う手数料が無いため、安く取引することができるという点です。
【 沖縄で不動産の個人売買☆仲介手数料の節約 】
★ 沖縄で不動産を個人売買ではなく、不動産会社にお願いして仲介し売却をすると、不動産会社に仲介手数料を支払わなければなりません。
→ 手数料は売買価格に対して3％＋6万円かかりますので、3,000万円で不動産が売れた場合には、3％の90万円＋6万円で、96万円の仲介手数料を売却額から差し引かなければなりません。
仲介手数料の「3％＋6万円」は、数字だけを見ると小さく感じますが、対象が不動産ですから額もグンと大きくなり、これが住み替えを目的とした売却ともなれば、この96万円によって、大きく左右されるケースもあるほどです。
これが0になると言うことなので、沖縄で不動産の個人売買を進めることで、とてもお得に取引ができることになります。
また、仲介手数料は消費税の課税対象です。個人売買では仲介手数料にかかるはずの消費税も支払う必要がなくなるので、金銭的なメリットが大きいと言えるのではないでしょうか。
個人売買のメリット②自由度の高さ
続いて個人売買の二つ目のメリットは、沖縄で不動産の個人売買による、自由度の高さにあります。
沖縄で不動産の個人売買を進めると言うことは、もちろん不動産会社を通さないことになりますので、売却価格や購入の条件などを自由に決めることができるのです。
【 沖縄で不動産の個人売買☆自由度の高さ 】
★ 不動産会社は多くの不動産を取り扱った経験から適切な売却価格を設けます。ですから一般的な仲介不動産会社を通した売却では、まず、不動産会社へ査定を依頼するところからスタートしますよね。
→ 確かに売却価格は査定価格ではありませんが、不動産会社と仲介をするための「媒介契約」を交わした後は、この査定価格を基準にして販売価格を設定し、売却活動を展開していきますので、とても重要度の高い数字です。
しかし、売り手には満足できない価格になることもあるでしょう。特に沖縄で不動産の個人売買が増えた理由には、この価格設定を挙げることができます。
沖縄では全国的な基準とはまた違って、別荘も多いです。このような別荘では、個性的な注文住宅や、全国的には潮風を受けやすく劣化しやすいために避けられがちな、海沿いの家なども多いです。
【 沖縄で不動産の個人売買☆別荘 】
★ そして、このようなこだわりの高い沖縄の注文住宅による別荘などの家は、万人向けとはいかないため買い手が付きにくい側面もあり、不動産会社による査定では低く見積もられてしまうケースも少なくありません。
→ こだわりがあるからこそ、それなりのコストを掛けて建てた家なのに、安く評価されてはガッカリしてしまいますよね。
※ そこで、沖縄では不動産の個人売買事例も意外と多いです。
このような場合に売り主の心情を鑑みると、確かに自分で値段設定ができるため、沖縄で不動産の個人売買の方が魅力的と考える人がいるのも頷けます。
個人売買のデメリット①負担が大きい
ただ、このように直接的な金銭面でのメリットが大きいのに、沖縄で不動産の個人売買をする人々よりも、仲介不動産業者を通した不動産取引が多いのには、やはり個人売買には危険性やデメリットが伴う点は否めません。
まず、沖縄で不動産の個人売買を進める際、最大のデメリットは取引における負担が大きいことです。
【 沖縄で不動産の個人売買☆負担が大きい 】
★ 沖縄で不動産の個人売買を進めるからには、やはり交渉から契約まで多くの時間と手間が必要になります。
→ 様々な書類の作成や取引相手とのコミュニケーションなど、個人に相当な負担がかかる点は、想像以上の手間暇であることは意識をしてください。
ですから、沖縄で不動産を個人売買することに適した方となれば、やはり不動産業界で働く方々など、知識の長けた方々です。元から不動産の知識がある方や、時間的余裕がある人しか個人売買はできないかもしれません。
個人売買のデメリット②買い手が見つからない
また、沖縄で最初から不動産を個人売買しようと考えていると、せっかく不動産の売却を決めても、個人売買では買い手が見つからないことが多くあります。
身近に取引が決まった相手がいれば問題ありませんが、買い手がいない場合は取引相手を探さなければなりません。
【 沖縄で不動産の個人売買☆買い手を探す 】
★ 最初から沖縄で不動産の個人売買を進める場合、買い手を探す方法としては、サイトに登録する方法があります。
→ 売りたい不動産の情報をサイトに登録して、買いたい人が見つかるまで待ってください。
けれどもほとんどの場合、すぐに買い手が見つかることは無く、長い間待たなければなりません。
個人売買の注意点
次に、実際に沖縄で不動産の個人売買する際の注意点をお伝えします。まず、価格の設定に注意をしてください。
【 沖縄で不動産の個人売買☆注意点 】
① 個人売買では独自に価格を設定できますが、不動産の知識が無い方は的外れな価格設定をしてしまう場合があります。
→ 高すぎる設定で売れなかったり、安すぎる設定で損をしたりすることもあるので気をつけてください。
② また、契約を行うときにも注意が必要です。
→ 個人売買の場合は直接取引相手と交渉・契約をするためトラブルが発生しやすくなります。
沖縄の不動産を個人売買する場合、契約内容が間違っていたり、お互いの契約内容の認識にズレがあったりする場合に注意をしてください。契約内容はよく確認した後、口頭では無く必ず書面で契約を交わしましょう。
いかがでしたでしょうか、今回は沖縄で不動産を個人売買する場合、仲介不動産会社を通した不動産売買と比較した時のメリットデメリット、そして注意点をお伝えしました。
やはり一般的には仲介不動産会社を通した不動産売買が安心ですが、仲介不動産会社を通した場合にも、パートナーとなる仲介不動産会社の選び方や、契約内容の種類まで、こちらにもさまざまな選択肢や注意点があります。
詳しくは別記事「沖縄仲介業者の見極め方☆マイホーム売却のパートナー選び」や、「沖縄で不動産査定後の媒介契約☆注意ポイントと３つの種類」などもご参照ください。
まとめ
不動産の個人売買をするメリットとデメリット
・個人売買は手数料の節約になる
・個人売買は自由度が高い点も魅力
・個人売買は手間と時間がかかる
・個人売買は買い手が見つかりにくい
・価格設定や契約に注意しよう
