沖縄で土地購入して注文住宅☆「つなぎ融資」5つの流れ
2019/12/1
沖縄で土地購入をして注文住宅を建てるとなると、気になるのが資金の借り入れ方法ですよね。
分譲マンションや建売住宅など、土地と家を一緒に「購入」できるマイホームの場合、支払いも一回で済みますから、住宅ローンのタイミングに悩むことはありません。
けれども注文住宅になると、沖縄で土地購入をして家を建て始めますから、土地の支払いを先に住ませなければ、着工できないことになります。
そんな時、住宅ローンの種類によっては、「つなぎ融資」を受けますが、マイホーム購入自体が初めての方が多いだけに、よく分からない方も多いですよね。
そこで今日は、どのようなパターンで「つなぎ融資」が必要なのか…、また、つなぎ融資の流れまで、5つのポイントをお伝えします。
土地購入して沖縄で注文住宅☆
「つなぎ融資」5つの流れ
「つなぎ融資」とは
まず沖縄で土地購入をしてマイホームを建てる場合には、多くの住宅ローン商品で、家を建てる前に「土地と家の代金を一緒に借り入れる」ことができます。
けれども住宅ローンの種類によっては、「家が完成しないと」借り入れができない(つまり、土地購入の時点で借り入れができない)ものがあり、そんな時に利用するのが「つなぎ融資」です。
【 沖縄で土地購入☆「つなぎ融資」とは 】
☆ 「つなぎ融資」とは、短い期間だけ借り入れができる融資です。
・ そのため、家が完成して抵当権の登記(引き渡し)を済ませた後でなければ、実行されない住宅ローン商品を組みたい場合に、土地購入の段階で利用することができます。
… 建売住宅や分譲マンションの場合には、完成したマイホームを「購入」すれば良いのでつなぎ融資の必要はありませんが、注文住宅の場合には、土地を購入しなければ、着工もできません。
ですから、注文住宅で事前に借り入れができない住宅ローンを利用したい場合には、「つなぎ融資」は不可欠です。
つなぎ融資が必要な住宅ローン
ほとんどの民間金融機関の住宅ローンは、沖縄で土地購入時に、家の図面や契約書など、「家を建てる」ことが証明できる書類を提出することで、事前に土地と家の建築費用の借り入れができます。
けれども、実際に完成して登記をしなければ、融資が実行されない住宅ローンもあるため、この時に利用してください。
【 沖縄で土地購入☆「つなぎ融資」が必要な住宅ローン 】
☆ 最もつなぎ融資が利用される住宅ローン商品は「フラット35」です。
・ この他、「財形住宅融資」も、つなぎ融資を利用してマイホーム建築を進めます。
会社で積み立てを行う「財形住宅融資」は、利用する人が少ないのですが、「フラット35」は、返済全期間に渡り、比較的低金利の固定金利が実現するため、つなぎ融資を利用しても選ぶ方が多いです。
住宅ローンは金利が低い
マイホームのために沖縄で土地購入を検討する方々のなかには、「とりあえず土地だけ買って…」などと考えるケースもありますよね。
けれども実際に沖縄で土地購入に踏み切ると、フラット35に限らず、「住宅ローン」としての融資は受けにくい傾向にあります。
【 沖縄で土地購入☆住宅ローンは「住宅」込み 】
★ と言うのも、住宅ローンのほとんどが「マイホームを想定した」商品です。ですから、他の融資と比べて金利が低く設定されています。
… そのため、「家を建てるための融資かどうか…」の審査基準が厳しく、「土地と建物の借り入れは一緒に行う」と言う条件は基本です。
もちろん、土地のみ購入するためのローン商品はあります。ただしこれは、「住宅ローン」ではありません。
金融機関によって扱いはさまざまですが、土地だけを購入する場合には、例えば「セカンドハウスローン」として借りたり、「土地担保ローン」などを利用して借ります。
ただしこれらのローンは、住宅ローンよりも格段に金利が高いです。ですからマイホーム建築のために沖縄で土地購入をするのなら、つなぎ融資を利用して住宅ローンを組んだ方が格段にお得です。
つなぎ融資を利用するなら、受けたい「保証」
建売住宅や分譲マンションのマイホームであれば、実際に完成してから住宅ローンを組みます。
けれども注文住宅の場合には、沖縄で土地購入をしてから建築を始めるため、融資が実行された時点では、建物が完成していません。
金融機関はもちろんですが、契約者本人も、「業者の倒産などが起きて、建築途中で放り投げられたらどうなるだろう…」と、不安になりますよね。
…そんな時に役立つ「保証制度」があります。これはつなぎ融資には必須です。
【 沖縄で土地購入☆「つなぎ融資」に必要な保証 】
★ つなぎ融資は他のローンよりも金利が高く設定されているため、延滞はご法度!ですから受ける時には、「住宅完成保証」は不可欠です。
… 「住宅完成保証」では、住宅が完成する前に業者自体が倒産するなどの事態が起きた時でも、住宅を完成させ、引き渡しまでを保証してくれます。
※ これは業者側が任意で入る制度なので、契約前に確認をしてください。
この「住宅完成保証」を業者側が受けていると、仮にその業者が施工途中で倒産をしても、他の業者へ引き継ぎ完成し、引き渡しまでを行ってくれます。
それだけではなく、業者の倒産によって出てきた差額や、引継ぎ業者への紹介費用なども負担してくれるため、心強い制度です。
「つなぎ融資」を受けるまで
それではつなぎ融資を受けるタイミングなどが分かるよう、沖縄で土地を購入し、注文住宅でマイホームに入居(完成)するまでの、大まかな流れをお伝えします。
【 沖縄で土地購入☆つなぎ融資を受けるまで 】
① 沖縄で土地購入 … つなぎ融資の申請をする
→ 金融機関では融資が可能かどうかの審査を行います。ここで融資が決定したら、つなぎ融資の契約に移ります。
② つなぎ融資が実行される … 土地の代金が支払われる
→ 土地の支払いを終えると、マイホーム建築が可能です。ですからここで、家の工事が着工、建築が進みます。
③ マイホームが完成! … 家の代金が支払われる
→ 家が完成したら、いよいよ引き渡しです。所有権保存登記を終え、入居できます。ですからここで、フラット35などの住宅ローンの申請です。
④ 抵当権設定登記 … フラット35や財形融資ローンで必要な、抵当権登記が行われます。
→ つなぎ融資と同じく、金融機関が融資可能かどうかの審査を行い、決定します。
⑤ 住宅ローン(フラット35・財形融資ローン)の実行!
…このような流れです。住宅ローンが実行されれば、つなぎ融資の支払いもできますので、返済は一本です。
ただし、住宅ローンで借り入れができる費用ばかりではありません。現金での支払いなども必要になるので、資金計画の時点でさまざまな諸経費を確認し、プランニングをしてください。
詳しくは別記事「沖縄の住宅ローンで年収別に通りやすい金額は?安全な返済計画と借入限度額」などでもお伝えしていますので、コチラも併せてご参照ください。
いかがでしたでしょうか、今日は沖縄で土地購入をした後、業者に依頼して家を建てる「注文住宅」でしばしば必要になる、「つなぎ融資」についてお伝えしました。
つなぎ融資はマイホーム購入の場合、ほとんどがフラット35で利用します。この他、家を買い替えるケースでも、つなぎ融資はとても助かる商品です。
家の買い替えケースでは、以前の家を中古物件として販売しますので、新しい家に住み始めてから、以前の家を売却したお金が入る予定がある場合には、民間金融機関で相談をしてみてはいかがでしょうか。
本文でもお伝えしたように、短期間のみ借りるつなぎ融資の金利は高いですから、確実な支払いができる…(マイホームなら確実に完成して、住宅ローンを組むことができる、買い替えなら確実に支払われる)状況で申請をしてください。
まとめ
注文住宅で役立つ「つなぎ融資」
・家の登記が必要な住宅ローンで役立つ
・土地購入~家の完成の間の融資
・フラット35や財形住宅融資で利用する
・住宅ローンは土地のみでは難しい
・土地のみ買うローンは金利が高い
・「住宅完成保証」を業者に確認する
・家の買い替えなどでも役立つ
・土地購入時につなぎ融資の申請をする
・住宅ローンを組んだ時に支払いを済ませる