ローコスト住宅を沖縄で建てるには？自由度の高い5つのコストダウン

2023/9/25

ローコスト住宅を沖縄で建てるには？自由度の高い注文住宅5つのコストダウン
・ローコスト住宅を沖縄で建てるには？
・ローコスト住宅が沖縄で安い仕組みとは？
・ローコスト住宅を沖縄で建てる注意点は？

「ローコスト住宅」とは沖縄で需要が急増した、建築費用を抑えた住宅です。
建築費用1,000万円～2,000万円台が費用目安で、取り扱い業者も増えました。

本記事を読むことで、ローコスト住宅を沖縄で建てる基礎知識、安く収まる仕組みや要素、注意点が分かります。

ローコスト住宅：沖縄の特徴とは？

沖縄の一戸建て：建築費用1,000万円台の家
◇ローコスト住宅は木造が多く、約1,000万円～2,000万円台の建築費です

高温多湿の気候を持つ沖縄では、ローコスト住宅に木造が多い特徴から、一時期は避けられる時代もありました。
けれども今では木造住宅自体の性能・性質が上がり、ニーズが急増しています。

＜ローコスト住宅：沖縄の特徴は？＞
●建築費用が安く収まる	・50万円以下の坪単価が多い (一般的には坪単価100万円弱)
●多くの建築業者で取り扱う	・大手ハウスメーカー・地元密着型の工務店
●木造が多い	・シロアリ対策・耐震、耐火性能

ローコスト住宅は現代の沖縄で、大手メーカーから地元の施工店まで、さまざまな業者で取り扱うようになりました。

選択肢が多く迷いがちなので、ローコスト住宅を沖縄で実現する仕組みや、不安点の解消など、理解を深めると良いでしょう。

ローコスト住宅は沖縄では危険？

ローコスト住宅は沖縄では危険？
◇ローコスト住宅は資材調達やデザインの工夫によるもので、危険ではありません

ローコスト住宅により沖縄で安い住宅が建つことは嬉しい限りですが「どうして安くなるの？」と考えると、不安を覚える人々も少なくありません。
一部では「ローコスト住宅を沖縄で建てることは危険！」との不安もあります。

けれども欠陥住宅や職人の「未熟」はローコスト住宅とイコール(＝)ではなく、建築業者の体質によるものです。

では、どうしてローコスト住宅を沖縄で建てることができるのでしょうか。

住宅価格は材料費、人件費、諸経費、3つの要素があります。
このそれぞれの要素において、削減できる部分を削減するのが基本です。

＜ローコスト住宅が沖縄で安くなる仕組み＞
①材料費を削減	・基本的の設計を提案・良い資材をまとめて購入・資材のグレードを適度に下げる
②人件費	・営業人員の削減・広告宣伝費の削減・シンプルな設計で日数を削減
[カッティング工場に依頼]	・資材を工場でまとめてカッティング・職人は組み立てるだけ・工事期間が短くなる・ベテランの職人を雇う必要がない
③シンプルな設計	・施行工程を少なくする・工事日数を削減・人件費を抑える・資材を削減・手間暇を抑える

ローコスト住宅は沖縄で、シンプルな「キューブ型」と呼ばれる箱型形状が多く、家の間取りも間仕切りの少ない、広い部屋が多い傾向にあります。

ローコスト住宅のデメリット

◇仕切りの少ない間取りが多いため、冷暖房や通風環境を考慮します

ローコスト住宅は全国的に、暖房が効きにくく「冬寒い」声も多いです。
ただ沖縄では本州ほど寒くはないので、気にしない方も多いかもしれません。

＜ローコスト住宅の間取り：広い空間の注意点＞
[デメリット]	[対策]
・冷暖房が効きにくい	・サーキュレーターを設置
・カーテンの間仕切り	・窓を開けて風を通す

また通風環境に配慮した間取りプランニングにより、風通しが良く、クーラーなしでも夏も涼しい家造りが実現した事例もあります。

この辺りの過ごしやすさも、打ち合わせにより大きく変わります。
「話し合いがしやすい業者」がローコスト住宅を沖縄で建てる時には重要です。

[業者の選び方]
・【沖縄で家を購入】誠実な不動産業者を見極めるポイント(1)

ローコスト住宅を沖縄で建てる業者選び

沖縄のローコスト住宅(4)木材を選ぶ
◇下請け・孫請け業者が入るほどコストも掛かります

ローコスト住宅を沖縄で建てるためには、諸経費や宣伝費などが少ない業者が良いですが、マージンも同じです。

ローコスト住宅を扱う沖縄の業者を選ぶなら、施工・水道工事・電気工事まで、報連相が行き届く少ない業者間で、一貫して請け負うスタイルが良いでしょう。

＜ローコスト住宅を沖縄で建てる業者選び＞
[自分から探す]
・良質な家を安く提供する業者ほど、積極的な宣伝を行わない。
[探し方]
①HPで「業務実績」をチェック	・口コミをチェック・(できれば)業務実績を現地で見学・複数の業者に絞る
②カタログ、資料請求	・対応をチェック・耐震、耐火制度の取り組み・シロアリ対策の取り組み・提案される設計プランをチェック・オプションと料金をチェック
③相見積もり(複数に依頼)	・見積もり項目をチェック (細かく提示されているか) ・疑問点を確認・疑問点を質問した対応をチェック

HPでいくつかの業務実績があれば、希望する住宅を得意としているかも分かります。
複数に絞ったら現地見学を申し出ましょう。
完成した自宅をチェックした後、担当者の対応を見ながら選ぶと良いです。

完成済みの家の住人と話すことが出来れば、感想を聞いたり、沖縄は世間も狭いですから、周囲に評判を聞くのも良いでしょう。

パンフレットやカタログの注意事項

◇カタログイメージはグレードを上げていることが多いです

多くのカタログやパンフレットのイメージは、「買いたい！」と言う気持ちを高揚させるため、キッチンや建具などのグレードを上げているケースが多くあります。

ローコスト住宅のモデルルームは沖縄でもありますが、モデルルームでもグレードアップ、オプションを付けた展示が一般的です。

＜モデルルームの注意事項＞
●パンフレット・カタログイメージ
・標準仕様を確認する
・オプションはチェックする
・追加費用を確認する

分譲マンションのモデルルームなどと同じ仕組みですね。
モデルルームの場合には家具やインテリアにより、より上質に見せています。
ここで高揚しないで一度冷静に判断することが望ましいです。

提示された価格帯の「標準仕様」を確認、チェックをしてください。
そしてカタログやモデルルームのような仕様にしたい場合には、「いくらプラスされるのか」を確認します。

ローコスト住宅を沖縄で：業者の種類はどこが良い？

沖縄の注文住宅を2000万円台にする内訳
◇ローコスト住宅を沖縄で建てる際、工務店の自由度が高く人気です

一般的に注文住宅を建てるなら、3種類の業者の選択肢があります。
①大手ハウスメーカー、②工務店、③設計事務所です。

大手ハウスメーカーでもローコスト住宅を沖縄で展開しています。
ただ標準設計プランから選択する規格家が多いため、ローコスト住宅でも打ち合わせを重ね、自由度が高い工務店は人気です。

＜ローコスト住宅を沖縄で：業者の特徴＞
①大手ハウスメーカー	[特徴] ・設計プランは提案(規格家) ・資材をまとめて購入 [メリット] ・実績がある・標準的な一戸建て [デメリット] ・自由度が低い・オプションで追加料金
②工務店	[特徴] ・地元密着型・木造住宅が多い [メリット] ・希望が反映されやすい・信頼度が高い [デメリット] ・打ち合わせが多い・大量購入はできない
③設計事務所	[特徴] ・設計士が設計・監督をする・施行は提携業者へ依頼 [メリット] ・オリジナルの家が建つ・専門的な第三者による監視 (設計士の介入で施行が安心) [デメリット] ・設計料が別途掛かる・施行業者へマージンが掛かる

大手ハウスメーカーのローコスト住宅は、沖縄では「セミオーダーハウス」などと呼ばれる規格家や、建売り住宅であればおすすめです。

また工務店ではローコストでの施行が難しい、RC造(鉄筋コンクリート造)であれば、大手ハウスメーカーの方がローコストになりやすいでしょう。

工務店は希望を反映しやすい身軽さはありますが、資材の大量購入はできません。
ただ最近は良い材料を安く仕入れる中小工務店も増えました。
ハウスメーカーと一部提携していて、材料費を安く抑える業者も見受けます。

ローコスト住宅を沖縄で建てる心得

沖縄で注文住宅をローコストで建てるには
◇後々は、建て替えの可能性も理解する

ローコスト住宅は、現代の沖縄で「安く家を購入したい」人々のためにあります。
最大の目的は「安い家」であって、キッチン設備などのグレードは低め傾向です。

予算1,000万円などの低い予算になると、木材も遮断性や断熱性がコストを掛けた注文住宅よりも優れた資材を調達するにはムリも生じます。

ただローコスト住宅を沖縄で建てる人は、賃貸と同じく、その節目節目で「建て替える」考え方が多いです。

＜ローコスト住宅を沖縄で：人生の節目で建て替える＞
[ステップ1] ●子どもの誕生	・子育てがしやすい家・庭が広い・部屋数が多い・会話ができる家
[ステップ2] ●老後	・夫婦二人暮らしの平屋・掃除が楽・コンパクトな家・庭の掃除の手間がない・バリアフリー