沖縄の不動産売却は価格交渉ありき?賢い交渉のコツとは

2021/2/13

沖縄の不動産売却は価格交渉ありき?賢い交渉のコツとは
2020年以降、沖縄では不動産の売却相談が増えました。これまで「マイホーム」といえば終の棲家という意味合いが強かったのですが、近年の中古不動産市場の活況から、沖縄でも不動産売却がメジャーになりつつあることがわかります。

新婚当時は夫婦2人暮らしのマンション生活を、子どもが産まれると、ファミリー向けの戸建てや分譲マンションを購入し、子どもが増えると早々に沖縄でも不動産を売却して、より広い家へと住み替える…、など、沖縄ではより不動産売却や住み替えが気軽になりました。

さらに子どもが独立すると、夫婦二人で住みやすいコンパクトな戸建てに住み替える…、なんて売り主も少なくありません。

そんな、より売買活動が身近になった沖縄の不動産売却市場では、売り主と買い主による価格交渉も増えてきています。

ですからこれから沖縄で不動産売却を考えているならば、予め最終的な買い主との価格交渉のコツを理解して、事前対策を取っておくことが、賢い沖縄での不動産売却実現のポイントです。

今回は、今沖縄での不動産売却には欠かすことのできない、買い主との賢い価格交渉のポイントをお伝えします。

 

沖縄の不動産売却は価格交渉ありき?
賢い交渉のコツとは

 

沖縄での不動産売却における価格交渉

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沖縄や不動産売却シーンに限らず、商売全般において、売り手は少しでも高く売ろうと考え、買い手は少しでも安く買おうと考えます。もちろん、沖縄での不動産売却に関してもそれは変わりません。

そのため、ほとんどのケースで沖縄の不動産売却では、買い手がアクションを起こすことで価格交渉が始まると考えてください。ただし、売り手としてはいつ買い手がアクションを起こしても対応できる対策と心構えが必要です。

では、買い手は沖縄の不動産売却におけるどのタイミングで、アクションを起こしてくるのでしょうか。

【 沖縄での不動産売却☆価格交渉のタイミング 】

☆ 沖縄の不動産売却シーンでは、買い手の多くがアクションを起こすは、購入意思と希望条件を記載する「買付証明書」を売り手に渡すタイミングです。

→ 買付証明書には、下記のような内容が記載されています。

・ 対象物件の概要
・ 購入希望価格
・ 手付金
・ 引き渡しの希望時期
・ ローンの有無
・ 買付証明書の有効期限

…などなど。

 

ここで注目すべきは「購入希望価格」です。沖縄の不動産売却では買い手は売り手の販売価格に関わらず、ここで自分達が「この金額だったら即買うよ」とする、購入希望価格を提示してきますので、この時点から価格交渉が始まると考えてください。

ただし、沖縄の不動産売却では売り手が直接買い手から交渉を受ける訳ではなく、価格交渉を含めた不動産売買の一連の手続きは、一般的に仲介不動産会社を通して実施されます。

ですから、売り手は買い手と仲介不動産会社を通して交渉すると考えてください。(ですから、沖縄の不動産売却では、最初の仲介不動産会社選びは重要なポイントです。詳しくは別記事「沖縄仲介業者の見極め方☆マイホーム売却のパートナー選び」などでお伝えしています。)

では、一般的な沖縄の不動産売却における価格交渉は、どのくらいの範囲で販売価格より上下するのでしょうか。

【 沖縄での不動産売却☆価格交渉による一般的な下げ幅 】

☆ 価格交渉の幅は買い手の予算などによって異なりますが、一般的な沖縄の不動産売却における価格帯としては、購入価格の5~10%程度です。

 

 

価格交渉のコツ

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では、沖縄の不動産売却で賢く価格交渉を進める、売り手側のコツをお伝えします。

まず、売り手として意識しておきたいポイントとして、買い手は「買付証明書」を提出する時点で、購入の本気度はかなり高いと考えてください。

では、沖縄の不動産売却での価格交渉は、「3つのコツ」があります。

【 沖縄での不動産売却☆価格交渉のコツ① 】

① 1つ目の沖縄での不動産売却における価格交渉のコツとして、あらかじめ値下げの最終ラインを決めておいてください。

→ 沖縄の不動産売却における最終ラインとは「この価格までなら値下げできる」という価格です。

※ あらかじめ最終ラインを決めておかないと状況に流されてズルズルと値下げをする事態になりかねません。

 

と言うのも、沖縄の不動産売却では買い手は「できるだけ安く買いたい」と考えていることは想定内ですよね。ただし、ここで注意しておきたいポイントとして、仲介不動産会社も値下げを期待していることが多いのです。

仲介不動産会社としても、沖縄の不動産売却を少しでも早く成立させたいので、買い手が即決できるように値下げをしてしまいたいと考えることが多くあります。

ですから、沖縄の不動産売却では仲介不動産会社に丸任せをして、価格判断まで任せてしまうことが多いのです。

けれども売り手としては、沖縄で不動産売却活動を始める前に、まずは「ここまでは値下げできるが、これ以上は値下げしない」というラインを自分で定めておくで定まります。

沖縄の不動産売却で買い手も仲介不動産会社も大幅な値下げを勧めてきても、売り主が軸をしっかりとさせていることで、流されることもなくなる点がメリットです。

【 沖縄での不動産売却☆価格交渉のコツ② 】

② 2つ目の沖縄での不動産売却における価格交渉のポイントとして、金銭面以外の交渉材料も条件として検討してみてください。

→ 値下げをすることは売り手にとっては買い手への譲歩です。値段で譲歩することで金銭面以外の交渉が可能になります。

 

例えば、沖縄の不動産売却で価格交渉を持ち掛けられた時、①値下げをする代わりに、手付金を多めにもらう、②値下げをする代わりに、瑕疵担保責任期間を短くするなど交渉することができます。

沖縄の不動産売却における価格交渉テクニックとしては、代金値引きでマイナスした分を、他の条件で取り返すというアクションです。

【 沖縄での不動産売却☆価格交渉のコツ③ 】

③ 最後に、そもそもの販売価格を価格交渉を前提として設定します。

→ 最初の項でお伝えしたように、沖縄の不動産売却では価格交渉の幅も一般的な数値として5%~10%と決まっていますので、この値下げを想定した販売価格を決めてください。

 

例えば、3000万円で沖縄の不動産を売却するのであれば、販売価格を5%~10%プラスしてしまいます。3150万円(+5%)~3300万円(+10%)で販売する換算です。ただし、周辺の価格相場とのバランスを見た設定が必要になってきます。

 
 

いかがでしたでしょうか、今回は沖縄の不動産売却における価格交渉と交渉のコツをお伝えしました。

沖縄の不動産売却シーンでは、内覧後の最終段階で買い手から価格交渉があるのは珍しくありません。沖縄の不動産売却で価格交渉は、買い手が売り手に買付証明書を送る段階からのスタートですので、売り手としては受け身です。

ただし、売り手としては買い手は買付証明書を送るくらいなので、本気度が高いとして交渉しても問題はありません。

沖縄での不動産売却における価格交渉のコツは、①値下げの最終ラインをあらかじめきめておくこと②金銭面以外の条件も交渉材料にすること、そして③そもそもの販売価格に価格交渉による引き下げ分を付加しておく、の3点でした。

値下げの最終ラインを決めておけば交渉の際に迷わずにすみますし、値下げをしてもその他の条件で交渉することが可能となります。

沖縄の不動産売却で価格交渉はつきものですので、売り手としては価格交渉で慌てることのないよう、事前に備えておくことが必要です。

☆ 不動産売買契約後の引き渡しまでの流れについては、別記事「沖縄で不動産の引き渡し☆売買契約後の5つの手順」などでもお伝えしていますので、コチラも併せてご参照ください。
 

まとめ

不動産売却での賢い価格交渉のコツ

●不動産売却では買い手からの価格交渉は珍しくない

●価格交渉のタイミングは買付証明書の提出時

●価格交渉のコツ①値下げの最終ラインをあらかじめ決めておく

価格交渉のコツ②金銭面以外の条件も交渉材料にする

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