不動産を売却する一般的な期間☆なかなか売れない理由

2020/12/4

不動産を売却する一般的な期間☆なかなか売れない理由
不動産を売却する理由には転勤や住み替え、相続など様々な理由がありますよね。理由はそれぞれですが、不動産を売却するにあたって得たい結果は「早く・高く売れること」ですよね。

しかし、不動産売却を実際に経験した方の経験談を聞くと必ず「思った以上に時間がかかった」という声が挙がります。良いタイミングで売却が進まないと、場合によってはその後の生活を脅かす可能性も出てきてしまうため、気が気ではありません。

そこで今回は、不動産を売却する前に一般的にどのくらいの期間を見ておくべきなのか、どのような理由で売却が進まなくなってしまうのかをお伝えします。

 

不動産を売却する一般的な期間☆
なかなか売れない理由

 

不動産売却にかかるスケジュール

不動産売却にかかるスケジュール
不動産を売却する平均的な期間は一般的に3~6か月と言われています。

そう言われると半年も買い手がつかないのか、と考えるかもしれませんが実はそうではありません。

不動産売却のスケジュールの中で購入希望者を見つける期間というのは1~3か月と言われています。ここで簡単に不動産売却のスケジュールを紹介します。

【 不動産売却のスケジュール 】

① まずは不動産査定と不動産会社との契約です。

→ 一般的には複数の不動産会社に査定依頼をしますから、その対応もあり1か月は見ておいたほうが良いと考えてください。

② 次に購入希望者の募集と条件交渉です。

→ 購入希望者すぐに見つかっても引き渡し希望の日程と合わなかったり、価格面での交渉があったりと一筋縄ではいかないのがこの期間です。

※ 先ほど紹介した購入希望者を見つける期間1~3か月というのがこの期間に当たります。

③ 最後に契約準備期間です。

→ 購入希望者の住宅ローン審査や、必要書類の準備等に充てられ、おおよそ1~2か月の期間を必要とします。

この3つのステップをすべて順調に進めることができて、3か月程度の売却スケジュールとなる流れです。

 

マンションと戸建て住宅では売却スケジュールに差がある

マンションと戸建て住宅では売却スケジュールに差がある
不動産売却はマンションを売却する場合の方が、1か月~2か月程度早く不動産の売却ができる傾向があります。

【 不動産売却☆マンションの場合 】

① マンションの場合

→ マンションは比較的便利な場所に立地していることが多く、元々潜在的な需要があるため、早い売却が期待できます。

※ また、管理状況がすぐに分かる点もスケジュールの短縮につながる理由です。

マンションの不動産売却では、敷地境界がはっきりとしており、建物の保守管理履歴も管理組合によって管理されているため、不動産査定がスムーズに進みます。

【 不動産売却☆戸建て住宅の場合 】

★ 対して、戸建て住宅や土地売買の場合は隣地との敷地境界がはっきりとしていないという場合があります。

→ 不動産売却では境界線をハッキリとさせなければならず、事前に測量や境界確定の手間がかかってしまうため、時間がかかってしまうこともスケジュールの考慮に入れてください。

また不動産売却が戸建て物件のケースでは、建物管理についても所有者のみが管理している状態ですから、入念な調査が必要になります。

戸建て住宅や土地売却を考えているのであれば、事前に境界確定を行ったり、建物修繕内容をまとめておくなど、事前準備を行ってから売却を進めていくと良いでしょう。

 

なかなか不動産売却が進まない理由①適切な契約を結んでいない

なかなか不動産売却が進まない理由①適切な契約を結んでいない
ここからは思っているように不動産の売却が進まない例をご紹介します。まずは、不動産会社との契約形態があっていない場合です。

不動産会社に購入希望者を見つけてもらう際に、「媒介契約」という契約を結ぶことになりますが、この媒介契約の内容を改めて確認し直すだけでも、スムーズな不動産の売却に繋がるケースがあります。

【 不動産売却☆媒介契約の見直し 】

★ まず、不動産売却で仲介を依頼する際に交わす「媒介契約」には3つの種類があるため、自分が契約している媒介契約のこの3つの契約形態のどれに当たるのかを確認してください。

→ その媒介契約の種類が、①「専属専任媒介契約」②「専任媒介契約」③「一般媒介契約」の3種類です。

不動産の売却をする際に、①専属専任→②専任→③一般の順に契約の自由度が高くなっていきますが、それは不動産会社のサポートが弱くなっていくという意味でもあります。

【 不動産売却☆仲介サポート 】

★ 特に③「一般媒介契約」の場合は、複数の不動産会社と契約しても良い、自分で買主を見つけても良い、という契約形態ですので不動産会社のサポートはあまり期待しないほうが良いかもしれません。

人気の立地・築浅で、という魅力的な物件であれば一般媒介契約でもすぐに購入希望者が現れるでしょうが、そうでない不動産売却を希望するのであれば、専属専任や専属媒介契約で不動産会社からのサポートを手厚くする必要があります。

【 不動産売却☆仲介業者 】

★ さらに契約形態のみならず、パートナーとなる仲介不動産会社との出会いや相性も早くスムーズな不動産売却には不可欠です。

→ 詳しくは別記事「沖縄仲介業者の見極め方☆マイホーム売却のパートナー選び」などをご確認ください。

 

なかなか不動産の売却が進まない理由② 価格設定が強気すぎる

なかなか不動産の売却が進まない理由② 価格設定が強気すぎる
次の例は不動産の売却希望金額を高く設定してしまっている例です。

住み替え先に高額な物件を選んでしまった方によくある事例ですので、当てはまる方は注意をしてください。

不動産査定にはきちんとした査定方法が確立されていますから、査定根拠をしっかりと確認して適正な価格設定をするようにしましょう。

また、この事例では注意してほしいポイントが1点あります。それが悪質な不動産会社に騙されないように注意してほしいという点です。

【 不動産売却☆悪質業者 】

★ 不動産売却ではまず、物件の査定依頼をして査定額として具体的な数字を出し、客観的な家の価値と評価を確認します。また、その査定額に基づいて販売価格も算出するのが一般的です。

→ ただし、ここで悪質な不動産会社に査定依頼をしてしまうと、査定金額を吊り上げて顧客を囲い込んだ後、希望者が現れないという理由で値下げを要求されるケースが起こっています。

非常に残念な話ではありますが、起こってしまっていることは事実です。注意すべきポイントとして、査定根拠をしっかりと明示してもらうようにしてください。

そして、査定根拠を複数の不動産会社と話をしてみることでも、複数の査定額から比較検討ができますので相場が分かり、回避できます。明らかにおかしい点があれば教えてくれるはずです。

 

いかがでしたでしょうか、今回は不動産を売却してもなかなか買い手が見つからない、いくつかの理由をお伝えしました。

最後は少し怖いお話もさせていただきましたが、不動産会社は業界をクリーンにしていこうという気持ちが強い業界でもありますので、注意をしておくだけでも、違和感を感じたりして回避が可能です。

そしてひとつのポイントとして、分からないことはしっかりと質問すれば答えてくれますので、疑問点はどんどん質問をしてしまうようにしてください。

皆さんの不動産売却がスムーズに、適正に進んでいくためにも、相性の良い仲介不動産会社との出会いと、パートナーシップを深めてみてはいかがでしょうか。

まとめ

不動産売却スケジュールとなかなか売却が進まない理由

・不動産売却は一般的に3~6か月かかる
・マンションと戸建て住宅ではスケジュールに差が出る
・不動産会社との契約は適切に
・価格設定も適切に

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