【沖縄で家購入】建売住宅は3つの種類から比較検討
2021/5/14
近年、沖縄の家購入では建売住宅ニーズが高まっていますよね。
昔から沖縄で家を建てるとなれば、予算さえ合えば注文住宅がベストと思われがちですが、その時々の暮らしに合わせて住み替える選択も増えてきた現代では、建売住宅の方が都合が良い、と考える人が増えました。
すでに完成された沖縄の建売住宅の家であれば、気軽にすぐ入居ができますし、プロが設計した一般的に住みやすい住宅なので、あまりこだわりがなければ、それほど住んでからの後悔もありません。
ただし、ひと口に建売住宅といっても、実際の沖縄の家にはいくつかのパターンがありますので、これを理解したうえで自分達の状況と希望に合わせての取捨選択は後悔しないためには必要です。
そこで今回は、沖縄で建売住宅の家を購入する際に理解しておきたい、建売住宅3つの種類と特徴、それぞれのメリットデメリットをお伝えします。どうぞ参考にしてください。
【沖縄で家購入】
建売住宅は3つの種類から比較検討
一般的な建売住宅
基本的な沖縄の建売住宅の家は、すでに完成された物件を購入します。そのため打ち合わせもほとんどなく、気軽に購入ができる反面、オリジナリティーは期待できません。
けれども、だからこそ、多くの人々が満足して現在も住んでいる実績のもと、プロが住みやすいように設計した沖縄の家ですから、それほど引っ越し後に「住みにくい!」と実感する箇所も少ない傾向にあります。
ただ、一般的な沖縄の建売住宅の家でも、まだ完成されていない段階での購入ケースは多いです。
【 沖縄で家購入☆一般的な建売住宅 】
● 一般的な沖縄の建売住宅の家は、基本的に土地・建物の所有権を有しています。青田売りはまだ竣工していないものの、建築申請は済んでいる物件なので、設計はすでに決定していると考えてください。
(1) 建築後の建売住宅を購入する → すでに完成しているのですぐに住み始めることができる点がメリットです。また、現物を体感して決めることができます。
※ 例えば、住み替えにおいては売り先行(今の沖縄の家を売却してから新居を購入する)ケースがありますが、この場合タイミングが難しいです。仮住まいにコストロスが起きたりもしますが、すぐに引っ越しができる建売住宅はタイミングを計りやすくなります。
(2) 青田売り(着工前の建売住宅を購入) → すでに間取りなど基本は決まっていますが、しばしば設備のグレードアップやクロスや床材を数種類から選ぶことが可能です。
※ また、建売住宅では基礎部分などの内部を確認できない点がデメリットですが、青田売りの場合は建築過程を確認できます。
沖縄の建売住宅の家は、こだわらない人にとっては平均的な暮らしの快適さを提供してくれますが、これは、将来的に売却を考えているケースでもおすすめです。
…と言うのも沖縄の家を売却する時、不動産会社は査定をして評価額を出しますが、この時の判定基準は、「万人に受ける物件かどうか」も入ってきます。
あまりに個性的だと買い手も少なくなるので、個性的な沖縄の注文住宅の家は、建築コストが高い割に10年後・20年後に売却するとなると、評価額が売り主の予想よりも大幅に低くなる傾向にあるためです。
この点、沖縄の建売住宅の家はもともと万人に住みやすい平均的な沖縄の家を想定していますから、買い手も現れやすいと考えます。
★ 一般的な沖縄の建売住宅の家について、分譲規模で見分ける種類の特徴と、それぞれのメリット・デメリットについては、別記事「【沖縄で家購入】建売住宅の見分け方☆規模から見る種類と特徴」でお伝えしていますので、コチラも参考にしてください。
建築条件付き住宅
沖縄の建売住宅の家では「建築条件付き」もあります。建築条件付きの沖縄の家では、最初は注文住宅の沖縄の家を建てようとして土地探しをしていたのに、いざ購入してみると建築条件付きで自由度が低かった…、などの例もあるので注意をしてください。
土地を探している時に「建築条件付き」の文言があれば、建築業者が指定されているため、自分達で探すことができません。
【 沖縄で家購入☆建築条件付き住宅 】
● 建築条件付きの沖縄の家は、購入する時には土地のみですが建築業者が決まっていて、期限内にプランニングを終えて建築請負契約を交わさなければならない条件です。
《メリット》
・建築業者は決まっているものの、プランニングから始めることができるので、一般的な建売住宅よりも間取りや設計の自由度が高くなります。
・竣工から立ち会うことができるため、基礎や構造などの内部や建築過程を確認できます。
《デメリット》
・ある程度自由は効くものの、プランニングに期限が決められているので急がなければなりません。多くは建築業者が準備しているプランを軸に進めます。
・建築業者を自由に選ぶことができないため、特定の設計事務所などに依頼したい場合には向いていません。
沖縄の家のなかでも建築条件付き住宅は、注文住宅と建売住宅それぞれの良いところ取りと言った趣があります。
建築業者などにこだわりがなければ、反対に言えば土地を選んだ時点で建築業者探しもせず、たたき台となる設計プランまで提案してくれるので、打ち合わせも少なく完成までのスピードも早くなるため便利です。
もちろん、コチラも土地を購入しますから土地と建物ともに所有権があります。
★建築条件付きの沖縄の家づくりについて、詳細や注意点などは別記事「【沖縄の家購入】建築条件付き住宅とは☆契約の注意点」でお伝えしていますので、コチラも併せてご参照ください。
借地権付き住宅
沖縄の建売住宅の家には、土地を借りて建物だけを購入する「借地権付き住宅」もあります。借地権付き住宅のメリットは、何と言っても割安で沖縄の家を建てることができる点ではないでしょうか。
けれども土地は借りていますので、借地権であり所有権ではありません。
【 沖縄の家購入☆借地権付き住宅 】
● 一般的な沖縄の家に多いのは毎月賃料を払い、50年~100年の一定期間借りる権利を持つ定期借地権ですが、定期借地権にも特約付きもあれば、「普通借地権」もあります。
→ どちらにしても所有権がない分土地代が安くなる点がメリットで、土地価格相場の30%以下の価格帯で沖縄に家を建てることが可能です。
※ ただし所有権がないので相続にはならず、担保にもなりません。
借地権の契約自体は50年以上100年以下(一般定期借地権の場合)ですが、お互いに合意があれば再契約もできます。
また契約内容によっては、契約満了になったらその土地に建つ家を壊して更地にして返さなければいけない契約もありますので、詳しくチェックして契約を進めてください。
★ 借地権付き住宅について、その種類や特徴など、詳細は「【沖縄の家購入】割安の借地権付き住宅☆その種類と違い」でお伝えしていますので、コチラも併せてご参照ください。
いかがでしたでしょうか、今回は沖縄で建売住宅の家を購入する前に理解してチェックしておきたい、3つの種類とそれぞれの特徴やメリットデメリットについてお伝えしました。
最後の借地権付き住宅に関しては、実は分譲マンションにおいても所有権のある敷地に建てられた物件と、借地権のある敷地に建つ物件があります。
所有権の土地に建つ分譲マンションであれば売却時にも自由度が高いのですが、借地権の土地の上に建つ分譲マンションになると、借地権の所有者からの承認が求められることになるので、分譲マンションを選ぶ時にも土地の権利をチェックしてみてください。
(分譲マンションの沖縄の家を購入する場合には、共有部分なども含めるために「敷地権」として扱います。)
☆ 分譲マンションか一戸建てか…、注文住宅か建売住宅か…、などの選択については、別記事「沖縄マイホーム☆一戸建てVSマンション5つの比較」、「【沖縄の家づくり】注文と建売住宅☆それぞれのメリットとデメリット」などでお伝えしています。
まとめ
建売住宅3つの種類と特徴
●一般的な建売住宅
・青田売り → 完成前に購入
・一般的な建売住宅 → 完成後に購入
●建築条件付き住宅
・竣工前に購入
・建築業者が決まっている
・請負契約までの期間が決まっている
●借地権付き住宅
・借りた土地の上に建つ住宅
・分譲マンションでも借地権の上に建つ物件はある