【沖縄の家づくり】注文と建売住宅☆それぞれのメリットとデメリット

2021/4/10

【沖縄の家づくり】注文と建売住宅☆それぞれのメリットとデメリット
沖縄で家を購入する時、自由度が高いものの割高になりやすく、完成までのパワーも必要な注文住宅か、比較的割安で即購入できる建売住宅か…、迷う方も多いですよね。

希望を反映した沖縄の家を建てたいと注文住宅にしたものの、知識がないまま希望ばかりを通してしまい、いざ住んでみると住みにくい箇所が多かったとして、後々建売住宅へと住み替えた事例もあります。

また、予算面で割安だからと建売住宅を検討しているものの、こだわりを捨てきれない方のケースでは、その中間的な選択肢となる規格住宅やローコスト住宅を選ぶパターンも増えてきました。

今回は、規格住宅やローコスト住宅についても少し触れながら、沖縄の家を建てる際の注文住宅と建売住宅、それぞれのメリットとデメリットをお伝えしていきます。どうぞ参考にしてください。

 

【沖縄の家づくり】注文と建売住宅☆
それぞれのメリットとデメリット

 

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注文住宅のメリット・デメリット

注文住宅のメリット・デメリット
沖縄で注文住宅の家が多いのには、ひとつにもともと持っている土地に家を建てるケースが多いことも挙げることができます。

今、沖縄は全国的にも首都圏ほどではないにしても、土地価格が高騰していますから、もともと持っている更地はもちろん、何十年と空き家になっている古家を解体して建て直す事例も増えました。

また、二世帯住宅が全国的にも多いこと、店舗兼用住宅も沖縄の家で注文住宅を選びたいパターンです。

【 沖縄の家づくり☆注文住宅のメリット・デメリット 】

● メリット

・内観も外観も、自分のイメージにより近い再現ができる
業者を自分達で選ぶ(※)
建築過程を自分達でチェックできる
・自分達の暮らしにマッチした間取りが実現する
・建築資材や工法からプランニングできる

● デメリット

・総コストが完成ギリギリまで決まらない
・予算面では割高になりやすい
・業者との打ち合わせが頻繁でパワーが必要
・事前に現物を確認して購入ができない
・土地探しと建築と二度の手間暇が掛かる

沖縄の家で注文住宅を選んだ場合、完成まで現物をチェックできないために、細やかな部分まで想定した間取りや設計が不可欠です。

施主が沖縄の家で主に注意したいポイントは、陽当たりと通風環境ではないでしょうか。

沖縄は本州とは違い、南の温かな気候である高温多湿が特徴です。湿度が高いためシロアリ被害も多く、対策を取らなければなりません。そこで注意をしたいのが通風環境です。

また、沖縄の家では西日はご法度とも言えます。真夏の西日が差し込む部屋は、夜遅くまで熱がこもりやすく、冷房も聞きにくい家が多いので、陽当たりと通風環境は入念な確認をしてください。

【 沖縄の家づくり☆将来的な売却を考えた設計のポイント 】

★ 沖縄の家で注文住宅の魅力は、自分達の理想を叶えることにありますが、一方で将来的な売却まで考慮すると、あまりに個性的な住まいは売却しにくい傾向にあります。

→ そのため、後々のスムーズな売却を見据えた沖縄の家を建てるのであれば、一般的な住宅に近い沖縄の家がおすすめです。

資産価値から見た沖縄の家のチェックポイントは別記事「【沖縄の家】資産価値から見た選び方☆戸建てとマンションの違い」などでお伝えしています。

 

建売住宅のメリット・デメリット

建売住宅のメリット・デメリット
この数年は沖縄の家でも建売住宅が多くなりました。最近の沖縄の家では「キューブ型」と呼ばれる四角い設計を基本とした、ごくごくシンプルな設計や間取りが目立ちます。

理想とする家がこのようなシンプルモダンであれば、希望と建売住宅の家づくりが一致するため、より割安の予算で抑えることができてお得です。

【 沖縄の家づくり☆建売住宅のメリット・デメリット 】

● メリット

現物を見て購入を決めることができる(※)
土地と建築費込みで価格が分かりやすい
・土地と建築がセットなので土地探しの手間が掛からない
・早い段階で購入価格が分かる
・注文住宅よりも割安の傾向
・打ち合わせの手間暇が掛からない
・入居までの過程が比較的シンプルで分かりやすい
・標準的な間取りが多いので、将来的な売却がスムーズ

● デメリット

・現物を購入するので、全てが自分達の理想通りの家は見つかりにくい
・建築過程をチェックしにくく、欠陥住宅を見抜きにくい
・間取りや設備が希望通りになりにくい
・店舗兼住宅やサーファーズハウスなど、自分のライフスタイルを反映する家は建てにくい

…などなどのメリット、デメリットがあります。

建売住宅でも青田売りは多く、その場合には分譲マンションで見受けられるように、同じタイプのモデルハウスをチェックすることが多いです。

青田売りの場合、クロスや床色など、ある程度の選択が可能であったり、オプション価格を追加することでグレードアップした設備(洗面所や取っ手など)にチェンジすることもできますが、希望を通すには制限があると考えてください。

沖縄の家で建売住宅を検討するケースでは、サラリーマンなどの一般的な家庭でこだわりも少なく、そして土地探しから沖縄の家を建てるケースです。

この場合、結果的に価格的にも割安になりやすく、住宅ローンなどの予算立ての面でも、建売住宅の方がシンプルで購入しやすいからです。

 

規格住宅と言う選択肢

規格住宅と言う選択肢
さらに近年の沖縄の家では、「規格住宅」が注目されるようになりました。戦後に見られた「規格家」ではありません。建売住宅と戸建て住宅の良いところ取りをしたようなスタイルです。

【 沖縄の家づくり☆規格住宅とは 】

★ 規格住宅の沖縄の家では、ベースとなる家の設計が複数種類提案されます。この基本の沖縄の家を基準にして、ガレージや屋上、ロフトなどの「オプション」を追加価格でプラスしていくようなシステムが多いです。

→ ベースはごく基本的な「キューブ型」などの四角いシンプルなデザインが多いため、(複雑な設計ほど資材や労力が掛かりコストも高くなるため)、基本のプランのみで建てるとローコスト住宅にもなります。

「ローコスト住宅」は一般的には建築費のみ(土地代別)1,000万円台で抑えた住まいを差すことが多いです。規格住宅も基本的な設計から選ぶために、建築資材を大量生産できるなどの理由から、ローコスト住宅が実現します。

注文住宅ほど自分達主導で進める必要もなく受け身で完成まで進むので、打ち合わせやプランニングへの労力も比較的抑えることができる点が魅力です。

ですから、注文住宅ほどではないにしても、ある程度は自分達の意見を反映することができ、建売住宅と注文住宅で悩む人々には丁度良い中間的な選択肢として人気があります。

 
 

いかがでしたでしょうか、今回は沖縄の家は注文住宅にするのか建売住宅にするのか…、それぞれのメリット・デメリットとともに、第三の選択肢となる規格住宅についてもお伝えしました。

注文住宅のメリットは何と言っても自分達の希望を反映しやすいことにありますが、本当に理想を追求するのであれば業者選びは重要です。

建築業者にはそれぞれ得手・不得手があります。例えば、重厚な和風住宅を得意とする建築業者に現代風のモダン住宅を希望しても、ちょっとした取っ手や建築資材など、細かなディテールが和風っぽくなったとの声もありました。

沖縄の家を注文住宅で建てる場合、(1)設計事務所へ依頼、(2)ハウスメーカー、(3)地元の工務店などがあり、一般的には(1)→(3)の順番に割安になることが多いです。

どの建築業者に依頼するにしろ、事前にその業者の建てた沖縄の家をチェックしながら、得手・不得手を把握してから依頼することをおすすめします。

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まとめ

注文住宅、建売住宅のメリットデメリットと規格住宅

《注文住宅》

● メリット

・内観も外観も、自分のイメージにより近い再現ができる
・建築過程を自分達でチェックできる
・自分達の暮らしにマッチした間取りが実現する

● デメリット

・総コストが完成ギリギリまで決まらない
・予算面では割高になりやすい
・業者との打ち合わせが頻繁でパワーが必要

《建売住宅》

● メリット

・現物を見て購入を決めることができる
・土地と建築費込みで価格が分かりやすい
・土地と建築がセットなので土地探しの手間が掛からない
・注文住宅よりも割安の傾向
・打ち合わせの手間暇が掛からない

● デメリット

・現物を購入するので、全てが自分達の理想通りの家は見つかりにくい
・建築過程をチェックしにくく、欠陥住宅を見抜きにくい
・間取りや設備が希望通りになりにくい

《規格住宅とは》

・基本のプランを複数提案される
・オプションを追加価格でプラスする

 

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