沖縄で40坪一戸建ての価格相場は?一般的な注文住宅建てる建築費用は?
2023/9/20
・沖縄で約40坪の一戸建てを建てる価格帯は?
・沖縄で一戸建ての価格差が出る要素は?
・沖縄で一戸建ての価格を抑えるには?
ファミリー層の購入が多い沖縄では、約40坪の敷地に建つ一戸建てが多く、建築費用の平均値は3,000万円台です。
ただ土地価格がエリアにより大幅に違ったり、RC(鉄筋コンクリート造)や木造など、工法のこだわりも強い傾向のある沖縄では、一戸建ての価格帯に大きなふり幅があるでしょう。
本記事を読むことで、ファミリー層の多い沖縄で平均的な一戸建ての価格帯や、ふり幅が生じる要素、価格の内訳、快適な注文住宅で価格を抑えるポイントが分かります。
平均的な沖縄の一戸建てと価格帯は?
◇沖縄で約40坪に建てる一戸建て価格は3,000万円台が平均的です
4人~5人家族が住むファミリータイプの需要が大きい沖縄では、約40坪~50坪の土地に建つ一戸建てが平均的と言われています。
<40坪の敷地に建つ一戸建てとは?> | |
[40坪とは?] | ・132.4㎡(40坪×3.31㎡) ・約80畳 ・バスケットボールコート1/3 |
[建物面積は?] | ●建ぺい率の制限を確認 ・平均約12~32坪を利用 ・4人、5人家族に最適 |
[実現する間取り] | ・ワークスペース ・庭付き一戸建て ・駐車場2台分 ・広いリビングダイニング (アイランドキッチン) |
ファミリー層需要の高い沖縄で平均的な約40坪の一戸建ては、建築費用の価格帯も約3,000万円台にはなりますが、その分、家族5人でも余裕のある暮らしが実現します。
プラスαで趣味を満喫できる書斎やワークスペース、子ども達の遊び部屋が設置出来たり、広いリビングダイニングにおしゃれなアイランドキッチンも可能です。
また沖縄でバーベキューが出来ると需要が高い、広い庭付き一戸建ても実現します。
・沖縄で庭付き一戸建てを選ぶメリット・デメリットとは?快適に暮らすポイント
沖縄の一戸建てで価格のふり幅を決める要素は?
◇沖縄の一戸建てで価格を決める要素は、建てるエリアと依頼業者です
沖縄で約40坪の一戸建てを建てる価格は約3,000万円ですが、沖縄の一戸建て価格はふり幅が大きいことにも注意をしなければなりません。
建てるエリアはもちろん、設計や施工を依頼する業者によってふり幅は大きいです。
沖縄の一戸建ては「土地価格」の価格差も大きいうえに、建築費用も価格差が大きい傾向にあります。
<沖縄で約40坪の一戸建て価格:価格差の要素> | |
①建てるエリア | [高いエリア] ・建築費用約4,000万円台~6,000万円台 [低いエリア] ・建築費用約3,000万円台以下 |
②建築業者 | [高め傾向]・大手ハウスメーカー [低め傾向]・地元の工務店 |
以上が沖縄で一戸建て価格のふり幅を決める要素です。
ただあくまでも一般的な傾向であり、都心部でも古くからの住宅街などでは、安い価格で販売される物件もあります。
また大手ハウスメーカーで近年増えた「ローコスト住宅シリーズ」などの規格住宅は、大量に資材を購入できる大手ハウスメーカーの特性から、沖縄でも一戸建て価格が安く展開されることもある点が特徴です。
沖縄で一戸建て価格が安いエリアは?
◇南部や北部地方の観光地を避けたエリアが安い傾向にあります
沖縄で一戸建て価格を安く抑えるならば、那覇市などの都心部や海沿いなどの観光地を避けた地方が良いでしょう。
ただしその分、住環境が都心部よりも不便な側面もあります。
一方で学校やスーパー、小児科など必要最低限の施設が、一ヶ所に揃う地方もあるでしょう。
ファミリー層が多い沖縄では、学校や病院など、周辺環境もチェックしてから決めてください。
<沖縄で一戸建て価格が高い・安いエリアは?> | |
[価格が高い] | ●都心部 ・浦添市 ・那覇市 ●観光地 ・北谷 ●ベッドタウン ・豊見城 …など |
[価格が低い] | ●地方エリア ・南部 ・北部 |
近年の沖縄では道路開発も進んでいるので、地方であっても那覇市までのアクセスが快適なエリアもあります。
一方で通勤時の渋滞が全国的に有名な沖縄ですから、沖縄の地方に一戸建てを建てるならば、土地を購入する前に朝と夜の通勤時間帯を狙い、一度道路を確認してみるのも一案です。
・2023年沖縄で住宅を購入する価格相場は?地域別の相場と5つの工夫
建築業者により価格は変わる?
◇沖縄で約40坪の一戸建てを建てる価格を抑えるには相見積もりも必要です
沖縄で注文住宅の一戸建てを建てるならば、価格は地元工務店に依頼した方が安く収まる傾向にあります。
一方で資材を大量購入できる強みがある大手ハウスメーカーから一戸建てを購入する場合は、建売り住宅や規格住宅だと安価に収まる傾向です。
<沖縄の一戸建て価格:建築業者> | |
[大手ハウスメーカー] | ●高め傾向 ・注文住宅 ●安め傾向 ・規格住宅 ・建売り住宅 ・分譲マンション |
[地元工務店] | ●安め傾向 ・注文住宅 ・木造住宅 ※大手ハウスメーカーと提携もあり |
大手ハウスメーカーでは、都心部からアクセスの良い立地にショールームを設ける展開が多いです。
ショールームの維持費や人件費が掛かる分、建築費用も上乗せされやすいでしょう。
またネットやテレビなどによるコマーシャルで認知度を上げているので、その分コストも掛かります。
一方で地元工務店は木造の注文住宅では融通が利きやすい傾向です。
沖縄で注文住宅の一戸建て価格を抑えるならば、地元工務店が有効でしょう。
地方に密着している業者が多いので、大規模な広告が必要なく、その地域独自のノウハウを持っています。
・【沖縄で家を購入】誠実な不動産業者を見極めるポイント(1)
沖縄で40坪の一戸建て価格を抑える:土地選び
◇沖縄で格安の土地は、その理由を確認して納得してから選びます
沖縄の土地は価格幅が広く、特に浦添市や那覇市などの都心部ほど地価が高いです。
また全国的には電車からの距離が大きく考慮されますよね。
けれども沖縄では、モノレールやバス停からの距離以上に、車でのアクセスが便利なほど人気が高く、結果的に土地価格が高くなります。
那覇市や浦添市などでムリをして安い土地を探すと、思い掛けないデメリットに出くわすこともあるので注意をしてください。
<高いエリアで安い土地の注意点> | |
①周囲の道幅が極端に狭い | ・建築費がオーバーする ・日々の車の出し入れにストレス |
②個人墓地が隣接している | ・沖縄では個人墓地も多い ・シーズンにより人の出入りが激しい |
③軟弱地盤(地盤が緩い) | ・地盤調査にコスト ・基礎工事にコスト ・土砂崩れの危険性 |
④埋め立て地 | ・津波の危険性 ・軟弱地盤の可能性 |
また近年、沖縄ではベッドタウンなどで埋め立て地の開発が進んでいます。
基本的に基礎工事を済ませた土地が多いものの、昔は干潟だったなど、その土地の歴史を調べて選ぶと良いでしょう。
・沖縄で土地購入前のチェックポイントとは?思いがけず掛かった5つのコスト
沖縄で40坪の一戸建て価格:建築費用は?
◇沖縄で一戸建ての建築費用は、価格の内訳項目が3つに分かれます
建築費用の項目を理解して打ち合わせを行うだけでも、どの部分を節約してどの部分に主にコストを掛けるのかを判断しやすいです。
<沖縄の一戸建て価格:建築費用3つの項目> | |
①本体価格 | …建物自体の建築費用 |
②別途工事費用 | …外装や照明などの設備費用 |
③設計料 | …設計やデザイン料 |
沖縄での一戸建て価格の内訳では、建物の形状や施行方法などでふり幅は大きく、「ローコスト住宅」などの規格住宅であっても、オプションによって変動します。
前述したように業者によって沖縄では一戸建て価格帯に傾向はありますが、それぞれの業者で得意分野があるため、希望の分野に長けた業者を選ぶと良いでしょう。
<業者による特徴の一例> | |
[大手ハウスメーカー] | ・ラグジュアリー住宅が得意 ・ローコスト住宅が得意 |
[地域密着型工務店] | ・木造住宅が得意 ・土地探しが得意 (付加サービスがある) |
沖縄で理想の一戸建てを予算通りの価格帯でを体現したモデルハウスがあれば、大手ハウスメーカーでも安くなる可能性があるでしょう。
ただしモデルハウスの見学で決めるならば、どこまでが標準仕様で、どこからがオプション仕様かを確認する必要があります。
・沖縄注文住宅の資金計画☆予算オーバーにならないポイント
沖縄で40坪の一戸建て価格:諸経費
◇沖縄で一戸建て価格をチェックするなら、諸経費まで含めます
沖縄の一戸建て価格に限らず、住宅や土地の購入、ローンの契約の手続きで必要な「諸経費」も予算に組み込むと安心です。
諸経費は住宅価格により割合で計算されるため、価格帯が高いほど諸経費も高くなります。
<沖縄で40坪の一戸建て価格:諸経費> | |
●価格により変動 | |
[税金など] | ・印紙税 ・登録免許税 ・抵当権の設定費用 |
[住宅ローン] | ・事務手数料 ・仲介手数料 (不動産会社への支払い) |
[住宅ローン] | ・家具家財 ・家具家財の搬入 ・仮住まいの家賃 (住み替えの場合) |
今までの貯蓄ギリギリまで頭金に充てることは、あまりおすすめできません。
諸経費だけではなく、当面の住宅ローンの支払い分も手元に残して、余裕を持った資金計画が安心です。
●住宅ローン6ヶ月分が理想的
・滞納でブラックリスト
(解除まで数年掛かる)
確実に住宅ローンを払うことができるよう、当面6ヶ月ほどの住宅ローン返済費用と、引っ越し代金や家具家財費用は残しておくと良いでしょう。
残高から頭金を充てることで、引っ越し後の生活も余裕が産まれるかもしれません。
・沖縄で安全な住宅ローン☆ムリのない資金計画は自分で決める
沖縄で40坪の一戸建て価格:安く抑える
◇コストを抑えた設計があります
沖縄で40坪の一戸建て価格を抑えるポイントは、資材選びはもちろんのこと、ローコスト住宅を参考にして、シンプルなデザインにすることです。
ローコスト住宅の代表的なデザインは「キューブ型」凹凸のない四角い形状で、その分だけ凹凸による資材が掛からず、日数も削減できて人件費も掛かりません。
<沖縄で40坪の一戸建て価格:安く抑えるポイント> | |
①単純なデザイン | ●キューブ型デザイン ・表面積を削減 ・壁材や床材を節約 ●1階・2階面積が同じ ・1階天井=2階の床面積 ・建築資材を節約する |
②水回りをまとめる | ●配管工事がシンプル ・キッチン ・トイレ ・浴室 ・配管や設備の節約 |
ファミリー層の需要が高い沖縄の40坪の一戸建てで、水回りの集約は価格ばかりがメリットではありません。
洗濯場やキッチンなど、家事の主要要素が集約されるので、当然家事導線も短くなります。
この「家事導線」が短くなることは時短家事に繋がるため、家事が楽になるのです。
まとめ:沖縄で40坪の一戸建て建築価格は、約3,000万円台です
ファミリー層需要が高い沖縄の平均的な40坪の土地に、一戸建てを建てる価格は約3,000万円台です。
ただ、同じ40坪でも建てるエリアやデザイン、オプションでふり幅があります。
沖縄の一戸建て価格と言っても特徴は千差万別です。
設計事務所に依頼すると、0からプランニングをした完全オリジナルもあれば、大手ハウスメーカーのモデルハウスを参考に詰めていくものもあります。
複数の建築業者から相見積もりを取り、予算と優先順位を見ながら、業者を選ぶ流れです。
・沖縄注文住宅を建てる予算建て☆3つの側面からみる目安
まとめ
沖縄で40坪の土地に建つ一戸建て価格
・約3,000万円が目安
・土地のないひとは購入から
・建築費用は業者でふり幅が大きい
・手数料や税金も考慮する
・単純なデザインは安く収まる