沖縄では不動産売買において価格交渉は欠かすことができませんよね。買い手としては少しでも割安に購入したいのは当然ですし、売り手としても、できるだけ価値を下げない売却がしたいところです。

不動産の売却ではまず、査定依頼をしてその家の価値相場となる査定価格を算出してもらいます。

売り主としては少なくともこの査定価格以上で売却したいと考えるところですが、実際のところ沖縄の不動産売買では価格交渉がつきものですので、査定価格よりも売却価格が下がってしまう傾向は否めません。

販売価格は不動産の査定価格を参考にしながらも、最終的には売り主が決定できますから、沖縄の不動産売買では、価格交渉を見据えた販売価格の設定は有効です。

とは言え、価格交渉により変化する価格はふり幅がありますよね。では売り主は、沖縄での不動産売却において、価格交渉シーンでどのようにふるまえば良いのでしょうか。

今回は、沖縄で不動産の価格交渉の際、査定価格（販売価格）から少しでも下げることなく、そして購入希望者も満足して自身も納得できるポイントを、沖縄での不動産価格交渉の流れとともにお伝えします。

 

沖縄で不動産売却の価格交渉☆
お互いに満足できる売買のポイント

 

売り主が持つべき心得

不動産査定と売却のシーンにおいて、大きな違いは査定では相手が不動産会社であるのに対し、売却における交渉では、相手が買い手であり不動産のプロではない点です。

一般の人々にとって不動産の売却シーンでは、普段は扱うことのない大きな金額が動きます。そして買い手としてはもちろん、できるだけリーズナブル価格で購入したいのは当然と考えてください。

では売り主として、そのような買い手に対してどう向き合えばいいのでしょうか。

…そのためには、ネット情報や住宅情報を共有するレインズ、またはネット上の一括査定などを上手に依頼しながら、周辺エリアの相場をチェックしつつ、複数の不動産会社に査定依頼をしてください。

多くの指標となる不動産価格を目にするうちに、自分なりの相場観が出てきます。ここに後々沖縄の不動産で価格交渉によって下がるであろう幅を加え、販売額を決定するのが一般的です。

ただ、沖縄で不動産の価格交渉に入ったら、後は押し引きになってしまう可能性はありますよね。ですから、沖縄の不動産売却活動では価格交渉のコツも押さえておくと安心です。

 

売主は下手に出なければならない？

沖縄で不動産売却の価格交渉に入った時には、日本人の気質として、ついつい買い手を「お客様」として下手に出てしまいやすい傾向にあります。

特に売り手と買い手が直接交渉をしてしまうと、売り手も慣れていないケースが多いことも影響して、沖縄では不動産の価格交渉によって大きく販売価格よりも売却価格が下がるケースも多いのですが、必ずしも下手に出なければならない訳ではありません。

沖縄以外の海外の不動産価格交渉事例を見ると分かるのですが、下手になりすぎず、上から行きすぎず、対等に堂々と対応すれば、そのぶんバランスの良い価格帯で着地しやすいです。

沖縄での不動産価格交渉シーンでは、この意識だけで随分と結果が変わるケースは多々あります。特に沖縄の場合、海外の人々との交渉もしばしばあるだけに気質の違いによってふり幅が広がることもしばしばです。

ですから、沖縄で不動産の価格交渉においては、買い手と売り主、同じ高さの位置にいるとまず考えて問題はありません。

 

売却物件の価格設定

そしてもちろん、沖縄の不動産価格交渉の前提として、売却物件の価格設定は希望価格よりも少し高めにすることです。

そして高めに設定した不動産価格と、本来の希望価格との幅を、価格交渉の幅として下げ値にボーダーラインを引いてください。

一例として、希望価格が3000万円だったとして、販売価格が3300円だったとすれば、沖縄の不動産の価格交渉の幅は300万円です。

そのなかの150万円を価格交渉により下げたとしても3150万円で売ることができますから、結果的に希望価格よりも150万円上がったことになります。

ただし、買い手はその価格を基準にして検討しています。そもそも購入希望者が現れないのでは元も子もないので、周辺エリアの物件相場や査定額を目安に適切な範囲内で設定する必要はあります。

沖縄の不動産で価格交渉が心配だからと言って、あまりに販売価格を安全圏まで上げ過ぎると、お客様が寄りついてくれない可能性がありますので注意をしてください。

 

購入希望者にいくらだったら出すことができるか聞く

売り主が最も進めやすい、沖縄の不動産売却における価格交渉のテクニックとして､このような方法があります｡

「2,390万円でいかがでしょうか？」の良いところは、これ以上を買い手が予測していても、売り主はもうそれ以上の価格の交渉をすることができない点です。

ただ、そのような査定額を下げてしまう問題を解消するため､「いくらまでなら購入できるとお考えでしょうか？」との言い回しをストレートに質問してみるのも一案です。

 

安い希望価格を言われても感情的にならない

沖縄の不動産価格交渉で売り主が注意をしたいポイントは、「感情的にならない」ことです。

沖縄で不動産売買の価格交渉では､いろいろ予期せぬことが起きてしまうかもしれません｡買い手にとっても大きな買い物でありシビアなところも多いことから、とにかくできるだけ安い価格で購入したいと思っているからです。

 
 

いかがでしたでしょうか、今回は沖縄での不動産売却における価格交渉のポイントをいくつかお伝えしました。

沖縄では不動産の価格交渉を前提とした販売価格を設定していないこともあり、多くの売り主さんは焦ってしまうこともあり、早期に不動産を売却したものの、査定価格より下がってしまった…、と言う声も多くあります。

けれども住宅ローンを残した住み替えを前提とした売り主も多いため、事前に避けることができるなら、納得できる売却価格での売買契約を結びたいところです。

沖縄の不動産売却では価格交渉は多くあるため、事前にそのコツを知っておくことで、売却額はアップすることができます。

初めて沖縄で不動産売却をすると、価格交渉の際に、ただ買い手の言いなりになってしまいがちです。買い手は、できるだけ安い価格で購入しようと、値下げ交渉をします。

ですから売り主としては、沖縄の不動産物件の価格交渉で、まずは対等に対することから始めてください。

 
 

まとめ