2023年沖縄のローコスト住宅:シロアリで後悔しない5つの確認事項とは

2023/7/9

2023年沖縄のローコスト住宅:シロアリで後悔しない5つの確認事項とは
・沖縄で満足するローコスト住宅は?
・沖縄のローコスト住宅で注意点はある?
・沖縄ならではのローコスト住宅の対策は?

高温多湿の沖縄ではローコスト住宅でも、シロアリや台風対策も万全な耐久性の高い造りが必要です。

沖縄のローコスト住宅は木造が多く、シロアリ被害を心配する人が多いですが、今では性能が上がっています

本記事を読むことで、沖縄のローコスト住宅でも「人にも環境にも優しく、強い!」住まいに出会うための、チェック項目をお伝えしますので、最後までお読みください。

 

沖縄のローコスト住宅とは

沖縄のローコスト住宅とは
◇沖縄のローコスト住宅とは、建築費用が割安の住宅です

沖縄で「ローコスト住宅」とされる目安は、建築費用が約1,000万円台のものが多いでしょう。

全国的な地方と比べて土地代が高い傾向にあり、総額とのバランスを取りたい沖縄では、ローコスト住宅を選ぶ人々が増えました。
 

<沖縄のローコスト住宅の特徴>
・木造住宅
・外観の凹凸が少ない
・内観の部屋が少ない
・木材や資材の調整
・規格住宅

 
沖縄のローコスト住宅では、このような特徴が挙げられますが、高温多湿でシロアリ被害が多い沖縄では、後々修理修繕費用が出ないローコスト住宅を目指すべきです。
 
査定

 

沖縄のローコスト住宅選びのポイント

◇沖縄のローコスト住宅は、ランニングコストまで見据えます

ランニングコスト」とは、毎月支払う費用です。
分譲マンションならば、管理費や修繕積立金などにあたります。

ただ「分譲マンションと違い、管理費が掛からない」と言うのは間違いです。
沖縄のローコスト住宅を長持ちさせるためには、定期的な点検とメンテナンスが効果を奏します。
 

<沖縄のローコスト住宅:ランニングコスト>
[平均的な修繕費]
(木造戸建ての場合)
…築30年間で400万円~800万円
[対策] ・5年毎の定期点検
・10年毎の大幅な修理修繕
[沖縄で特に注意したい事柄] ・シロアリ対策(基礎部分)
・台風対策
・塩害対策
・耐震・耐火対策

 
シロアリ被害を心配する人が多い沖縄では、ローコスト住宅でも湿度や台風に耐え得る、外観からは見えない性能を確認することがポイントです。

 

確認したい「基礎部分」

◇基礎部分の確認により、シロアリ対策ができます

沖縄のローコスト住宅で確認すべきは、「見えない」基礎部分です。
基礎部分からシロアリ対策を講じているかどうか、確認しましょう。

初期費用を投じることで、後々のメンテナンス費用、修理修繕費用が格段に節約できるでしょう。

 

沖縄のローコスト住宅:シロアリ対策

沖縄のローコスト住宅:シロアリ対策
◇シロアリ対策として、築5年から定期点検が役立ちます

沖縄のローコスト住宅では、築5年以上経った頃から、定期的な点検とメンテナンスは欠かせません。
 

<シロアリの特徴>
(1)湿気を好む
(2)外観からは分かりにくい
(3)薬剤注入対策がある
(4)柔らかい木材が好き
(5)保証期間

 
気付かずにシロアリ被害が進行してしまうと、最終的には構造部分が駆逐され、家が崩れてしまう事態にもなり兼ねません。
実際に、家が斜めに傾いた事例もあったほどです。
 
新築物件

 

沖縄ローコスト住宅(1)湿気に注意

沖縄ローコスト住宅(1)湿気に注意
◇シロアリ被害が内部から進行するのは、シロアリが湿気を好むためです

シロアリは住宅の基礎部分など、見えない部分から侵食しやすいのですが、その理由は、湿気がこもりやすい内部環境が影響しています。
そこで初期費用が掛かっても施工したい対策は下記です。
 

<シロアリ対策:通風環境>
●内部の通風環境を整えます。
・基礎部分を上げる
・ファンを設置する

 
全国的なローコスト住宅では、通気性のない基礎部分も見受けますが、外観からは素人目には気付きません。
沖縄のローコスト住宅では、基礎部分の通風環境を確認しましょう。

 

沖縄ローコスト住宅(2)外観で判断しない

沖縄ローコスト住宅(2)外観で判断しない
◇シロアリ被害は外観から分かりにくいです

シロアリは外気や光を嫌うため、地中からシロアリが通るための道「蟻道(ぎどう)」を掘って住宅内に侵入します。

そのため外観から分かりにくいのです。
そこで地中から入り得る基礎部分にシロアリ対策を施します。
 

<シロアリ対策:基礎対策>
・ベタ基礎
・薬剤注入
・点検口を設ける
・5年毎の定期点検

 
コンクリートに弱いシロアリは、地面にコンクリートを敷き詰める「ベタ基礎」で侵入を防ぎやすくすると良いでしょう。

 

ベタ基礎だからと過信しない

ベタ基礎により、地中からの湿気もシャットアウトしてくれます。
ただし「ベタ基礎だから良い」と言う訳でもありません。
 

<ベタ基礎の注意点>
・ひび割れから侵入の恐れ
・コンクリートに強いシロアリもいる

 
ただし施工が緩い場合、ひび割れからシロアリが侵入する恐れがあります。
また沖縄のローコスト住宅で注意をしたいシロアリは、コンクリートに強い種類です。

ベタ基礎を選んだからと過信せず、定期点検で早期発見に勤めます。
そのためにも、点検口は現代の基本です。

 

沖縄ローコスト住宅(3)薬剤注入

沖縄ローコスト住宅(3)薬剤注入
◇沖縄の木造ローコスト住宅では、薬剤注入によるシロアリ対策があります

この他にも、現代沖縄の木造ローコスト住宅では、シロアリ駆除の薬品を木材に注入する対策なども見受けます。
 

<薬剤注入>
[木材注入]
・木材に直接注入
・木材への塗布
[◎加圧注入工法] ・薬剤を注入したパイプを設置
(基礎など内部に効果的)
[その他] ・周囲に薬剤を設置

 
ただし基礎部分の通気対策は、最初に行わなければずっと苦労するでしょう。
基礎部分の通風環境は最も優先順位の高い対策です。

 

沖縄のローコスト住宅(4)木材を選ぶ

沖縄のローコスト住宅(4)木材を選ぶ
◇シロアリが苦手な木材を選びます

沖縄のローコスト住宅で注目したいポイントは、使用する木材です。
シロアリが好む柔らかい木材を避け、苦手な木材に薬剤注入をすると良いでしょう。
 

<シロアリが好む木材、苦手な木材>
[好む木材]
・マツ材(アカマツ・クロマツなど)
・モミ材
・スプルース材
・ホワイトウッド
[苦手な木材] ◎ヒバ
◎米ヒバ
・トドマツ
・カシ

 
一般的に木造住宅に好まれる高級木材にはヒノキや杉がありますが、シロアリへの抵抗性に関しては、ヒバや米ヒバの方が効果があります。

 

沖縄のローコスト住宅(5)保証期間

沖縄のローコスト住宅(5)保証期間
◇シロアリ対策では保証期間を設けている業者も多くあります

シロアリ保証期間は「10年保証」を目安に確認をすると良いでしょう。
前述したように沖縄のシロアリにはコンクリートを食べる種類もいますので、コンクリートのRC造りであっても、保証があると安心です。
 

<沖縄ローコスト住宅:業者選び>
・シロアリ保証がある …10年保証が目安
・メンテナンス計画 …5年、10年後

 
5年後や10年後までのメンテナンス計画まで相談できる業者を選ぶことで、後々も相談ができます。
 
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沖縄のローコスト住宅はシロアリ対策が必要です

沖縄の注文住宅でローコストなら基礎工事も配慮
また、沖縄のローコスト住宅でシロアリ対策を重視することで、寿命が長い家も期待できるでしょう。
シロアリ対策が施された家は、耐久性の高い家に繋がるためです。

シロアリ対策が徹底した木造住宅は、沖縄のローコスト住宅であっても、結果的に下記のような特徴を持つ住まいになるでしょう。
 

・通気性の良い住宅
腐朽を防ぐ住宅

 
そのため結果的に寿命の長い「耐久性の高い家」になる可能性が高いです。

また台風対策や塩害対策など、シロアリ対策以外で押さえたい、沖縄ならではの確認事項は、下記をご参照ください。
 

 

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