離婚で住宅ローンはどうなる?誰が支払う?離婚前に確認する3つのこと

2023/4/2

離婚で住宅ローンはどうなる?誰が支払う?離婚前に確認する3つのこと
・離婚で住宅ローンはどうする?
・離婚後、住宅ローンは誰が払うの?
・離婚における住宅ローンの注意点

離婚の時、住宅ローンの支払いを具体的にどのように対処すれば良いのか、正しく理解していない人も多いのではないでしょうか。

本記事では、離婚時に住宅ローンが残っている際の問題点と適切な解決方法、離婚前に住宅ローンで確認すべき3つのポイントを解説します。

膨大な情報を整理して、より分かりやすく解説していきますので、離婚時の住宅ローン問題への対応についてご興味のある方は、ぜひご覧になってみてください。
 

 

離婚時の住宅ローンで、まずすることは?

離婚時の住宅ローンで、まずすることは?
◇離婚時に住宅ローンが残っている場合、オーバーローンでないかを確認します

離婚時に住宅ローンが残っている夫婦は多いですが、問題は家を売却してもローンが残るかどうかです。
 

<離婚の住宅ローン:オーバーローン>
・オーバーローン…家を売却してもローンが残る
・アンダーローン…家を売却するとローン完済

 
アンダーローンでは家を売却したお金でローンの完済ができ、さらにお金が残る状態を差します。

離婚では夫婦のいずれかが住み続ける選択もありますが、アンダーローンであれば、家を売却してローンを解消する選択が可能です。
 

離婚時の住宅ローン、具体的な確認方法

◇オーバーローンを確認するには、住宅ローンの残高確認と家の査定が必要です

離婚時に残っている住宅ローンが、オーバーローンかアンダーローンかを確認するには、金融機関で住宅ローンの残高を確認した後、現状での持ち家の価値と比較しなければなりません。
 

<離婚時、住宅ローンで確認する手順>
・住宅ローンの残高を確認する
・査定をして、市場価値を確認する
・残高と市場価値を比較する

 
離婚後、夫婦のどちらも住み続けない場合、アンダーローンであれば家を売却したお金で住宅ローンを完済し、残ったお金を夫婦で分けることが可能です。

一方、オーバーローンであれば家を売却したお金で住宅ローンを支払い、残高となる負債を、夫婦で分けなければなりません
 

離婚後、住宅ローンは誰が払うの?

離婚の準備(4)離婚条件を整理する
◇離婚後の住宅ローンの返済は、住宅ローンの名義人です

離婚後に住宅ローンの返済請求が届く先は、住宅ローンの名義人です。
ただし、家の名義人と住宅ローンの名義人は違うので注意をしてください。
 

・家の名義人…登記簿謄本に記載された所有者
・住宅ローンの名義人…住宅ローンの主たる契約者

 
ただし、離婚時にオーバーローンを抱えた離婚であれば、登記簿上の家の名義は、原則変更できません。
 

離婚後、住宅ローンの返済は折半するの?

◇住宅ローンの性質上、返済を折半するケースは少ないです

理論上は離婚時に住宅ローンがオーバーローンになる場合、夫婦で折半して返済に充てることになりますが、住宅ローンの性質上、現実的ではありません。
 

●離婚時に住宅ローンが残る場合、他の財産分与や養育費の支払いなどに代え、返済の責任者を、いずれか一人に決めることが多いです。

 
一般的には、離婚時点で住宅ローンの名義人だった方が、離婚後も返済を続けるケースが多いでしょう。
 

離婚時の住宅ローン:6つのパターン

離婚時は、住宅ローンを再確認しましょう
◇離婚の時、住宅ローンの契約形態は大まかに6つのパターンがあります

夫婦共働きが多い現代の住宅ローンは、個人で契約することが少なくなりました。
昔のように夫が単独名義で住宅ローンを契約していれば単純ですが、配偶者が連帯保証人になっている契約も多いです。
 

<離婚時の住宅ローンで確認すること>
・夫の単独名義
・妻の単独名義
・夫の単独名義・妻が連帯保証人
・妻が単独名義・夫が連帯保証人
・夫婦共同の連帯債務
・夫婦ペアローン(共同債務者)

 
夫婦ペアローン」では、夫婦でそれぞれローンを組む金額割合を決め、それぞれに決まった金額割合に対してのみ、住宅ローン契約を済ませます。

夫婦共同の連帯債務では、ひとつの金額に対して夫婦で連帯して債務を負っているため、夫婦それぞれの責任範囲は異なると考えてください。
 

離婚後の住宅ローンリスク

◇連帯保証人だった場合、離婚後の住宅ローンにリスクが伴います

多いケースでは夫が名義人で、妻が連帯保証人だった住宅ローンです。
金融機関としては貸したお金が毎月順当に返済されることが重要ですので、夫婦が離婚したことには関知しません。
 

●離婚時に住宅ローンの連帯保証人になっているなら、連帯保証人から外れる手続きを取りましょう

 
相手の支払い状況が分からないまま、連帯保証人であり続けることはリスクが伴います。

離婚後に相手が住宅ローンの返済を滞ると、金融機関は連帯保証人に一括返済を求めてくるでしょう。けれども連帯保証人には、保証人などいないのです。
 

離婚時に残った住宅ローンをどうする?

離婚の準備(4)離婚条件を整理する
◇離婚時に住宅ローンが残っている場合、扱いを夫婦で決めなければなりません

離婚時の住宅ローン残債は性質上、折半は考えにくいため、夫婦でどのように扱うかを協議しなければなりません。例えば、下記のような方法があります。
 

離婚後の住宅ローン返済を、養育費とする

◇離婚後も住宅ローンの返済を続けることにより、養育費とする方法です

例えば、妻が子どもとともに今までの家に住み続け、夫が家を出た場合に、夫が離婚後も住宅ローンを今まで通り返済し続けることで、代わりに養育費を免除してもらいます。
 

他の財産分与で調整する

◇家を確保するために、家に相当する他の財産を相手に渡して相殺します

離婚時、家の住宅ローンが残っている場合、家を売却して住宅ローンを完済し、残金を夫婦で折半する財産分与が一般的です。

けれども家を確保したい場合には、家の価値の半分に相当する財産を分与することで、調整する夫婦もいます。
 

離婚後、家を売却し住宅ローンを完済

◇離婚時に残っている住宅ローンは、家を売却して完済します

離婚時、住宅ローンがオーバーローンになっている場合には、預貯金財産を切り崩して完済に充て、残りを夫婦で折半する流れです。
 

●けれどもこれから離婚後の生活に移るにあたり、預貯金財産を切り崩すことはリスクも多いでしょう。

 
財産とのバランスを考慮し検討します。
 

離婚後、住宅ローンの借り換え

◇離婚後に住宅ローンを借り換えることで、名義変更する方法です

離婚後、住宅ローンの名義人ではない方が住み続ける場合、知らずに返済が滞るなどリスクが伴うため、名義変更を検討する夫婦もいるでしょう。
 

●けれども住宅ローンは契約時に審査があり信頼の元で契約しているので、名義変更は難しく、完済しなければなりません。

 
そこで離婚後、住宅ローンの借り換えをすることで、今までの住宅ローンを完済し、名義変更します。
 

離婚後も住み、住宅ローンの返済をする

◇離婚後も夫婦のいずれかが住み続けて、住宅ローンの返済を続ける方法です

離婚後、住宅ローンの名義人が住み続ける分には問題はありません。
けれども離婚後に、住宅ローンの名義人ではない方が住み続ける場合、さまざまなリスクが伴います。
 

<離婚後も住み、住宅ローンを返済する>
・名義人が住む
・名義人ではない方が住む
・名義人ではない方が賃貸として住む

 
また離婚後に住宅ローンの名義人ではない方が、家に住み続ける場合、住宅ローンの種類によっては契約違反と捉えられてしまうリスクもあります。

名義人ではない方が住み続ける場合、金融機関へ報告すると良いでしょう。
 

※離婚後も住宅ローンを残した家に住み続ける注意点は、下記コラムをご参照ください。
住宅ローンを残した離婚はどうなる?住み続ける選択5つのリスクとは?

 

 

離婚時は、住宅ローンを再確認しましょう

離婚準備(2)経済状況を把握する
離婚時に残債がある住宅ローンは、まずオーバーローンかアンダーローンかを確認する必要があります。

アンダーローンであれば家を売却すれば、そのお金で借金を完済し、さらに夫婦で残ったお金を折半することができますが、問題はオーバーローンです。

オーバーローンだった場合、預貯金財産を切り崩しても完済してしまうか、いずれかが住み続けて返済を続けるかを検討しましょう。

離婚後の生活もあるため、他の預貯金財産とのバランスを考慮しながら、検討してください。
 
 

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