【沖縄の住宅ローン】やっぱり気になる☆みんなの借り入れ額

2021/7/28

【沖縄の住宅ローン】やっぱり気になる☆みんなの借り入れ額
沖縄で住宅ローンを組む時、融資可能額ギリギリまで借りてしまうのは、不安を感じますよね。
 
理想の家を購入したいけれど、負担が重くなるのはリスクが心配…、そんな想いのなか沖縄で住宅ローンを組むとなると、どうしてもすでに家を建てた人たちが、どんな資金計画を立てたのか参考にしたくなります。
 
沖縄の住宅ローン借入額だけではなく、100%融資も可能な現代に頭金を用意したのかどうか…、月々の返済額の平均まで、みんなのデータをチェックするだけでも、とても心強いです。
 
そこで今回は、沖縄で住宅ローンを組む前にチェックしたい、マイホーム購入の資金調達状況や、平均的な返済計画をデータを元にお伝えします。どうぞ、参考にしてください。
 

 

【沖縄の住宅ローン】やっぱり気になる☆
みんなの借り入れ額

 

 

融資可能金額とムリのない返済計画

融資可能金額とムリのない返済計画
首都圏ほどではないにしても、全国的には地価が高い沖縄では住宅ローンのムリのない借り入れラインに頭を悩ませる人々も少なくありません。
 

【 沖縄の住宅ローン☆金融機関による融資可能金額 】
 
★ 融資可能金額は「税込み年収×30%(~35%)」として判断する金融機関がほとんどですが、あくまでも利子によって利益を得る金融機関側の融資可能金額なので、自分達でムリのない返済計画を立てなければなりません。
 
→ 沖縄でムリのない住宅ローンの借り入れ額ラインを決めるには、まず毎月の返済額を決めて逆算する返済計画が安全ですが、この「毎月の返済額」でどこまでムリができるかどうか…、で迷うケースが多いです。

 

(融資可能金額の計算と、ムリのない返済計画の立て方については別記事「【沖縄の住宅ローン】年収で違う☆借りられる金額の目安は?」でお伝えしていますので、コチラも併せてご参照ください。)
 

ズバリ!全国的な借り入れ金額の平均は?

ズバリ!全国的な借り入れ金額の平均は?
では、借入金額の全国的な平均値はどのくらいなのでしょうか。下記にて過去数年の推移をお伝えします。
 

【 沖縄の住宅ローン☆みんなの借り入れ総額 】
 
★ 国土交通省では毎年「住宅市場動向調査」を行い、「e-Stat」で公表しています。下記はこのデータから確認した、2018年~2020年の借り入れ総額の平均です。
 
・2018年 → 2,734万円
・2019年 → 3,361万円
・2020年 → 3,168万円
 
→ 2018年から2019年に掛けて大きく借り入れ総額が上昇していますが、平均的に3,000万円前後と言うことになります。

 

沖縄は注文住宅で住宅ローンを組む人々が多い傾向がありますが、中古住宅を購入してリフォーム・リノベーションをするケースや、分譲マンションも増えてきました。最近では建て売り住宅も増えています。
 

【 沖縄の住宅ローン☆住宅種別による借り入れ平均 】
 
★ コロナ禍以前の2019年に焦点を当てて、注文住宅・建て売り住宅・中古住宅の3種類に分けて、借り入れ総額平均を紹介しますので、参考にしてください。
 
・注文住宅 … 3,361万円(年間返済額123.2万円)
・分譲住宅 … 2,830万円(年間返済額121.6万円)
・中古住宅 … 1,575万円(年間返済額104.9万円)
 
※国土交通省「住宅市場動向調査」e-Stat(政府統計の総合窓口)より抜粋

 

今回は全国的な数字ですが、沖縄の住宅ローンでもこの傾向は変わらず、注文住宅→分譲住宅(分譲マンション)→中古住宅の順番で借り入れ総額の平均は下がり傾向にあり、注文住宅と中古住宅で1,786万円もの差が出てることが分かります。
 

気になる返済負担率

気になる返済負担率
以上が平均的な借り入れ総額ですが、沖縄で住宅ローンを組む時には、むしろ借り入れ総額よりも、みんなの返済負担率に注目しておくと安心です。
 
返済負担率は借り入れ主の年間収入から見る返済率を表します。数字が高ければ高いほど、返済負担が掛かっていることが分かります。
 

【 沖縄の住宅ローン☆融資率の現状 】
 
★ ひと昔前は「頭金300万円」「頭金1割以上」を貯蓄してから沖縄で住宅ローンを組むとされてきましたが、最近では融資率100%(住宅購入額の全額を融資すること)も可能な沖縄の住宅ローン商品も増えてきました。
 
→ それどころか「諸費用ローン」なども見られるようになり、究極では貯蓄0円でも何とかマイホームを建てることが可能です。

 

けれども融資率が高くなると言うことは、負担が大きくなります。そのうえさらに諸費用ローンを加えるとなると、融資率100%をオーバーすることになるので、その負担は簡単に想像できるのではないでしょうか。
 
そこで、自己資金(頭金)の割合や返済負担率の平均をチェックしてみます。
 

【 沖縄の住宅ローン☆自己資金割合の平均は? 】
 
★ 住宅ローン控除対策として、充分に頭金を用意できるものの敢えて頭金を出さずに住宅ローン控除後に繰り上げ返済を計画している人々もいますが、その部分は年頭に入れず、データを見ていますのでご了承ください。
 
・2019年の自己資金の割合 → 27.2%
・2020年の自己資金の割合 → 27.7%

 

2年を通してみても自己資金(頭金)の割合は27%前後と言うことから、融資率100%の借り入れも可能な現代においても、返済リスクを減らすために頭金を用意してからマイホーム購入に踏み切る家庭が多いことが分かります。
 
これは沖縄の住宅ローン傾向においても、同じことが言えると考えてください。
 
※ 沖縄に多い住宅ローン控除対策として、頭金を繰り上げ返済とする方法は、別記事「【沖縄の家】賢い住宅ローン控除活用☆フルローンは本当にお得?」などでお伝えしています。
 

月々の返済額から考える

月々の返済額から考える
ここまで借り入れ総額の全国的な平均と自己負担率をお伝えしたきましたが、現実的に沖縄で住宅ローンを組む時には、どれくらいの世帯年収の家庭が、どれほどの返済負担率、月々の返済額で返済計画を立てているのかが重要です。
 
沖縄でも住宅ローンを組むと、一度でも返済ミスはできません。きちんと金融機関に返済日前に相談をして、返済日を(1カ月以内で)遅らせることも可能ではありますが、ブラックリスト入りをする危険があります。
 
沖縄で住宅ローンを組む最大のポイントは「完済日まで毎月確実に返済を続けることができるかどうか」です。せっかくムリをして沖縄で住宅ローンを組んでも、返済できなければ意味がありませんよね。それならば少しランクを下げるべきです。
 
そこで今回は、注文住宅・建て売り住宅(分譲マンション)・中古住宅のそれぞれを購入した家庭で、月々どれほどの返済額になっているのかを、返済負担率とともに見て行きます。
 

【 沖縄の住宅ローン☆月々の返済額と返済負担率 】
 
★ 住宅購入をした世帯年収の平均は一次取得者(初めてマイホームを購入する人々)では、2019年で744万円、2020年で738万円でした。二次取得者になるとさらに高い傾向です。
 
・注文住宅 … 月々約10万2,667円/返済負担率18.4%
・分譲住宅 … 月々約10万1,333円/返済負担率20.0%
・中古住宅 … 月々約8万7,417円/返済負担率15.2%
 
※ 前述した年間返済額より、2019年のデータを元に月々の返済額を計算しました。

 

世帯年収が低くなればなるほど、同じ返済負担率では返済の負担が大きくなる=日々の暮らしが厳しくなる、ことですので、世帯年収の平均と返済負担率双方からチェックして、自分達のケースに当てはめることは重要です。
 

 

いかがでしたでしょうか、今回は沖縄で住宅ローンを組む時に気になる、マイホームを建てた人々の平均的な借り入れ総額や、住宅購入額における自己資金の割合などのデータをお伝えしました。
 
ただ借り入れ総額や住宅購入総額における自己資金の割合は、「みんなはどれくらいのマイホームを買っているんだろう?」などの興味に過ぎません。
 
ここでムリのない返済計画を立てるためにポイントとなるのは、世帯年収の平均と月々の返済額、返済負担率です。
 
当然ですが、車のローンなど他の返済を抱えると世帯としては返済負担率が上がることまで考慮して、ムリなく完済できる返済計画を立ててみてください。
 

 

まとめ

みんなのマイホーム資金調達データ

・借り入れ平均は、注文住宅で3,361万円(2019年)
・2020年の自己資金の割合は27.7%
・注文住宅の月々返済額の平均は、約10万2,667円(2019年)
・注文住宅の返済負担率の平均は18.4%(2019年)
・一次取得者の世帯年収平均は2020年で738万円

 

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