【沖縄の不動産売買】空き家の価格相場☆賃貸・売却どっちがいい?
2021/2/8
沖縄での不動産売買では、「空き家をどうしようか…」と悩む方も多いですよね。
相続などで得た空き家は、その家に住む・売却する・賃貸に出す他、古い空き家であれば更地にした後に、その土地を駐車場として貸し出すなどの有効利用の方法もあります。
ただどの方法を選ぶにしても、更地にするとしてもお金が掛かる事柄なので、まずは現状のまま、沖縄で不動産売買ができる物件なのかどうか、また現状での価格相場を把握してから、検討したいですよね。
沖縄で不動産売買をした時のおおまかな価格相場を理解していれば、リフォームやリノベーション計画はもちろん、他の対処方法も計画しやすいです。
また、空き家をそのままにしておく人々も多いですが、敢えて沖縄で不動産売買へ進めるメリットも理解しておくと、決断しやすくなります。
そこで今回は、沖縄で空き家の不動産売買を進めるメリットの他、価格相場の調べ方についてお伝えします。
【沖縄の不動産売買】空き家の価格相場☆
賃貸・売却どっちがいい?
空き家の選択肢
沖縄の不動産売買では、空き家の選択肢と言えば、①売却と②賃貸に出す、2つの選択肢が一般的です。
空き家を使って資産の確保を望んでいる声も多いなか、沖縄で不動産売買を進めるか、それとも賃貸に出すかは迷いどころではないでしょうか。
【 沖縄の不動産売買☆空き家の選択肢 】
① 空き家を売却する
→ 空き家の多くが築20年以上の物件が多いため、不動産自体の資産価値が下がっている傾向がありますが、一戸建ての場合には土地価格による収益が期待できます。
② 空き家を賃貸に出す
→ 「空き家」と言っても、最近まで人が住んでいたケースも多いですし、充分に人が住める物件であれば、賃貸に出す方法もおすすめです。毎月の定額収入がメリットです。
③ 空き家を更地にして土地を売却
→ 築20年以上で家がボロボロになっている物件であれば、買い手としては購入した後に家を更地にしなければなりません。そのため買い手が見つかりにくい案件となりますが、更地にすることで「土地」として売却活動ができます。
④ 空き家を更地にして有効活用
→ 同じくボロボロの空き家だった場合、更地にした後に自分達で有効活用する方法も可能です。沖縄の不動産売買市場で多い活用方法は、駐車場ではないでしょうか。ただし、その分周辺に競合が多くあるかもしれませんのでリサーチはしてください。
⑤ リフォーム・リノベーションをして売却する
→ 近年の沖縄への移住者の動向として、古い空き家を安く購入し、その躯体のみを残して大幅に造りかえるような、古民家の良さを残した新たな住まいを作り上げる「リノベーション」が人気です。
※ 採算がとれる状況であれば、予めリノベーション・リフォームを施してオシャレな空間に変身させたうえで、より高い価格帯で売却する方法もあります。
⑥ その家に住む
→ もちろん、相続などで実家を引き受けた場合、所有者がその家に住む方法も可能です。「賃貸に出す」可能性もお伝えしましたが、転勤などで沖縄を離れている場合、その時期のみの賃貸も可能です。
…などなど、さまざまな方法を考えることができます。しかし、リフォームやリノベーションは売却価格とのバランスが重要になりますし、そのまま売却してもなかなか買い手が見つからないかもしれません。
この他、賃貸・更地にする…、などの選択肢がありますが、それぞれにメリットだけではなく、デメリットもあると考えてください。全てがプラスになる選択肢は存在しないといえるでしょう。
ですから、沖縄の不動産売買で空き家の対処は難しいですが、それぞれの家の状態や不動産価値(立地など)、家族の状況に応じて、どのように扱っていくかを資金計画を基準に進めてみてはいかがでしょうか。
沖縄で空き家の不動産売買、メリット・デメリット
沖縄で空き家の不動産売買を進めるメリットは、売却による収入と、それによるローンの一括返済などを挙げることができます。
沖縄の不動産売買による空き家の対処は、何と言っても現金収入ではないでしょうか。
【 沖縄の不動産売買☆売却のメリット 】
☆ 沖縄で空き家の不動産売買では、売却さえできればすぐに現金収入が入るため、住宅ローンの返済など、現状抱えている借金の返済ができたり、資産形成ができる点にあります。
→ そして賃貸とは違い、売却してしまえばもちろん所有による義務も必要ありません。
※ そのため、賃貸と比較した沖縄での不動産売買のメリットとしては、自分で管理する必要がなく、手間が大幅に省くことができる点です。
ただし、これはあくまでも順調に沖縄の空き家が不動産売買まで進んだ場合のメリットと考えてください。築20年・30年と築年数が古い空き家は、そもそも買い手が見つかりにくい側面があるため、最終的にリフォームや更地にする可能性も出てきます。
【 沖縄の不動産売買☆売却デメリット 】
☆ 売却には資産の運用での効率が悪くなり、継続的に資産を得ることができないのが空き家のデメリットです。
空き家を賃貸にするメリット・デメリット
空き家は沖縄では不動産売買へ進めるケースが多いのですが、賃貸に出す選択もあります。賃貸にすることで、まとまった現金収入はないものの、入居者がいる限りは毎月の安定した一定収入が期待できる点がメリットです。
【 沖縄の不動産売買☆賃貸に出す選択 】
☆ 「空き家」となれば沖縄では多くが不動産売買へと進めるケースがほとんどなのですが、賃貸に出すことで、手放す必要がなくなる点も選択者に多い理由となります。
● 空き家を賃貸に出すことで、所有者にとってのメリットは下記です。
・ 空き家に人が住むことで傷みの進行が遅れる。
・ 空き家を取り壊す必要がなくなる。
・ 所有者は空き家に定期的に訪れて管理をする必要がなくなる。
・ 上記のような所有者の手間を省くことができる上に、賃貸収入が期待できる。
・ 空き家を相続した場合、相続税対策になる。
…などなどです。
最後に「相続税対策」とお伝えしましたが、空き家は基礎控除の対象にはなっていないなか、賃貸に出すことで基礎控除の枠内に含まれる可能性が出てきます。
ただし、空き家は沖縄では不動産売買の方がラクチンだと考えられているように、賃貸に出すにもオーナーとして何かと手間暇とコストが掛かるのが現実です。
【 沖縄の不動産売買☆賃貸に出すデメリット 】
☆ 空き家を賃貸に出す大前提として、入居者がいなければ家賃収入も入りません。そのため築年数が古い空き家などは、入居者を募る前にリフォームなどを施すケースも多く、そのためのコストが掛かります。
また、あくまでの所有者はオーナーですので、管理が必要です。このようなことから、沖縄で空き家を不動産売買せず、賃貸に出す場合には、資金計画に余裕がある場合に多いです。
どちらが自分に向いているのか
この他にも沖縄では不動産売買を進めずに更地にして駐車場に転用したり、土地として売却する方法もありますが、「ボロ家」でない場合には、沖縄では不動産売買、若しくは賃貸の選択肢が多く見受けられます。
では、このどちらの選択肢が良いのか…と言えば、空き家が①どのような立地で、②どのような管理状況なのか?によって大きく変わりますので、一概には言えません。
【 沖縄での不動産売買☆状況を把握する 】
☆ 不動産の価値は立地状況でも大きく変動するので、良い立地で今後とも需要が高いのであれば賃貸の選択肢が良いです。
ただ、不動産価値はその時々で変動しますので、都心部など安定した立地条件であれば賃貸物件として安定収入を見込むことができますが、不安要素がある場合には、沖縄であれば不動産売買へと進んだ方が安心です。
価格相場の調べ方
そこで重要になるのが、沖縄で不動産売買を進めるタイミングと価格設定となります。
売り主はまず、価格相場を把握しておくことで、後悔のない売却活動ができますが、数ある価格相場を調べる方法のなかでも、不動産会社への査定依頼が最も正確です。
【 沖縄での不動産売買☆査定依頼 】
☆ ネットで周辺の価格相場を調べつつ、実際に複数の不動産会社に査定依頼をしてください。業者によって査定額には幅がありますが、その平均値で相場観を出します。
→ 沖縄で空き家を不動産売買したければ、査定依頼をすることで相性の良い不動産会社を探すこともできるため、一石二鳥です。
ネットで相場を調べるには、周辺の類似物件の価格などをチェックする他、「レインズ」などのサイトでも確認できます。詳しくは別記事「沖縄で初めての不動産売却☆「レインズ」って何?」などをご確認ください。
いかがでしたでしょうか、今回は沖縄で空き家を不動産売買に出すか、賃貸に出すか…、それぞれのメリットとデメリットについてお伝えしました。
沖縄で空き家の不動産売買については、まずは不動産会社へ査定依頼をして複数の不動産会社から相性の良いパートナーを見つけることで、後はトントン拍子に進む場合も多いです。
空き家を沖縄で不動産売買することで、まとまった現金収入を得ることができるため、住宅ローンの一括返済など、臨機応変に活用できる点は魅力です。
一方賃貸では、入居者さえ決まれば、ある程度は安定した家賃収入が見込めるうえ、後々自分達の住まいとすることも可能になります。家の状況・状態、立地によってもベストな選択肢は違ってくるので、冷静に選ぶようにしてください。
☆ 沖縄での不動産売買の最初の一歩となる査定については、「不動産査定はどのように行われるの?参考にしたい3つの基準」などでもお伝えしていますので、コチラも併せてご参照ください。
まとめ
空き家は売却がいいか、賃貸がいいか
・賃貸、売却、更地にする、駐車場などの有効活用などがある
・売却するとまとまった現金収入が入る
・賃貸では持ち家ながら管理の手間が少なく、定期収入が入る
・立地や物件の状況でもベストな選択肢は違ってくる
・ネットの他、実際に査定依頼をするとより精密な相場が分かる