【沖縄の注文住宅】内装要素グレードアップ☆コストの違いを検証!

2021/11/13

【沖縄の注文住宅】内装要素グレードアップ☆コストの違いを検証!
沖縄ではコストを抑えた注文住宅ニーズが高まっていますよね。地方も含めた全国的な相場と比べ沖縄は比較的土地価格が高いため、建築費を抑えて総コストとのバランスを取りたいケースが多い傾向です。
 
もちろん沖縄の注文住宅では建てるエリアを調整することで土地価格も調整できますが、現在では凹凸の少ないシンプルな住まいもオシャレで人気が高いため、建築費用1,000万円台のローコスト住宅も人気があります。
 
ただ沖縄でせっかく注文住宅を建てるならば、コストを抑えながらもこだわりは押さえたオシャレな家を建てたい方も多いのではないでしょうか。
 
今回は沖縄の注文住宅で基本プランを軸とした、グレードアップ/ダウンによるコスト調整の流れを、実例を基にお伝えします。どうぞ参考にしてください。
 

【沖縄の注文住宅】内装要素グレードアップ☆
コストの違いを検証!

 

 

インテリアを決める内装要素

インテリアを決める内装要素
【沖縄の注文住宅】外観要素グレードアップ☆コストの違いを検証!」で外観要素についてお伝えしましたが、外観要素と同じく内装に関しても、壁や天井など施工面積が広いため、それだけ採用する資材によってコストも大きく変わってきます。
 
内装に関しては外観とは違い、より気軽に将来的に壁紙の貼り替えができるため、沖縄で注文住宅を建てる段階では、コスト重視の選択をしても後々調整ができる点はメリットです。
 
まず内装にコストを掛けるか否かは、求める優先順位を明確にしてから決めてください。
 

【 沖縄の注文住宅☆内装の優先順位を検討する 】
 
★ 優先順位は主に下記3点があります。
 
コストを抑えた家づくり(将来的なリフォームを考えて)
・調湿機能や防汚効果、消臭効果などの性能重視の家づくり
・おしゃれな内装(意匠)重視
 
※また沖縄の注文住宅では「健康住宅」と呼ばれる、無垢材を主に使用した健康に良い暮らしを最優先とする家づくり傾向もありますが、この場合はコストが掛かるため、今回は省略してご紹介しました。

 

また内装は24時間暮らしに関わるため、調湿性や消臭効果などの機能・性能も考慮してみましょう。
 
また内装に関しては設備も影響してきます。例えばコタツを入れない沖縄の注文住宅に多い設備に床暖房がありますが、床暖房を入れると選択肢は限られてきます。
 

某施工会社の戸建て基本プラン

内装要素のコスト調整事例
それでは、沖縄の注文住宅で工務店より提案された基本プランの一例をお伝えします。一般的な基本プランでは、壁や天井にビニルクロスを用いることが多い傾向です。
 
ただビニルクロスのなかでもグレードアップ/ダウンはあります。例えば前項でお伝えしたような調湿機能や消臭効果、防汚効果などの有無によって価格帯もアップダウンするでしょう。
 

【 沖縄の注文住宅☆内観要素の基本プラン事例 】
 
● この事例では建築総予算3,000万円として、ほぼ標準値の基本プランを提案しています。
 
(1) 壁/天井(施行面積310㎡) → 45万円
・壁…ビニルクロス
・天井…1000番ビニルクロス
 
(2) LDK床材(施工面積50㎡) → 30万円
・タモ材
 
(3) 建具 → 50万円
・ガラス入り框の既製品室内ドア×12か所
 
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合計 125万円

 

沖縄の注文住宅では床材に無垢フローリングが人気です。ただ無垢フローリングはコストアップしやすい要素で、①木材の種類②木幅によって価格幅が広いうえ施工面積も広いため、床材の資材選びで総コストは大幅に変わることも多いです。
 
※ 以来する業者を決める時には、気になるいくつかの業者に相見積もりを取る方法がベストですが、この時の「見積書の見方」については別記事「【沖縄の注文住宅】見積書が分かる☆一般的な構成と見方を解説」でお伝えしていますので、コチラをご参照ください。
 

内装要素のコスト調整事例

内装要素のコスト調整事例
続いて沖縄の注文住宅で人気が高い資材に漆喰や珪藻土がありますが、漆喰や珪藻土などの「塗り壁」はグレードアップ要素で、スタンダードなビニルクロスと比べると一気にコストアップしますので、優先順位を持って注意をしてください。
 
まずは内装にこだわってグレードアップした場合のコストアップ事例をお伝えしていきます。
 

【 沖縄の注文住宅☆内装グレードアップの事例 】
 
● グレードアップによるコストアップ
 
(1) 壁/天井(施行面積310㎡)
・漆喰や珪藻土にグレードアップ → 115万円(▲70万円プラス)
 
(2) LDK床材(施工面積50㎡)
・チークの無垢材へグレードアップ → 60万円(▲30万円プラス)
 
(3) 建具
・オーダー建具にグレードアップ → 65万円(▲15万円プラス)
 
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合計 240万円(▲115万円プラス!)

 

おしゃれな内装(意匠)にこだわりのある沖縄注文住宅では、造作建具(オーダー品)を選ぶことが多いですが、やはり完全オーダー品はそれだけグレードアップです。
 
ただ沖縄の注文住宅では造り付けの造作家具を検討する方も多いですが、建物に使用する木材などを賢く使いまわすこともあるため、工務店などでは竣工後に家具を購入するよりも安くまとまる事例も見受けます。
 
では、続いて沖縄の注文住宅で基本プランからコストダウンする調整事例について検証していきましょう。
 

【 沖縄の注文住宅☆内装グレードダウンの事例 】
 
● グレードダウンによるコストダウン
 
(1) 壁/天井(施行面積310㎡)
・壁…500番台ビニルクロスへグレードダウン → 40万円(▽5万円マイナス)
 
(2) LDK床材(施工面積50㎡)
・合板フローリングにグレードダウン → 20万円(▽10万円マイナス)
 
(3) 建具
・フラッシュタイプの既製品にグレードダウン → 38万円(▽12万円マイナス)
 
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合計 98万円(▽27万円マイナス!)

 

外観要素ほど大幅なアップダウンは見込めませんが、それでもコストダウンにより標準プランと比べて27万円のコストダウンができました。
 
内装にこだわりコストを掛けた事例と比べると142万円、100万円を切るバリュー価格で雲泥の差です。
 
ただし室内での快適な暮らしを重視する家庭も多い沖縄の注文住宅では、グレードダウンすることで見た目も違う点は否めませんので、こだわりとのバランスは不可欠ではないでしょうか。
 
沖縄で注文住宅を建てたオーナーのなかには「ハリボテ感が出てしまう」として、床材や壁材にはこだわった事例もありますし、常日頃窓を開けて換気ができない家では、調湿機能や消臭効果の高い床材を選ぶこともポイントです。
 

 
いかがでしたでしょうか、今回は沖縄の注文住宅でスタンダードな基本プランから、採用する資材をグレードアップ/ダウンすることで、どれだけコストが変わるかを検証しました。
 
ただし今回ご紹介した具体的な数字は、あくまでも一例です。同じ沖縄の注文住宅でも施工業者や環境、施工面積や仕様など、さまざまな要素によってふり幅があります。あくまでもひとつの参考として捉えてください。
 

 
まとめ

基本プランを軸とした内装コスト調整事例とは
●基本プラン一例

・壁/天井 45万円
・LDK床材 30万円
・建具 50万円
=========
合計 125万円

●グレードアップ事例

・壁/天井 115万円(▲70万円プラス)
・LDK床材 60万円(▲30万円プラス)
・建具 65万円(▲15万円プラス)
=================
合計 240万円(▲115万円プラス!)

●グレードダウン事例

・壁/天井 40万円(▽5万円マイナス)
・LDK床材 20万円(▽10万円マイナス)
・建具 38万円(▽12万円マイナス)
=================
合計 98万円(▽27万円マイナス!)

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