【沖縄の注文住宅】見積書が分かる☆一般的な構成と見方を解説

2021/11/7

【沖縄の注文住宅】見積書が分かる☆一般的な構成と見方を解説
沖縄では注文住宅が多いですが、予め決めた予算内で賢く建てたいオーナーとしては、こだわりたい部分にコストを掛けて、削れる部分はしっかりと削る…、メリハリのある建築計画を建てたいですよね。
 
このように沖縄の注文住宅で予算を効果的に活用するためには、見積書の見方を大まかにでも理解しておくと、より安心です。
 
最初に沖縄で注文住宅を建てる時、大手住宅会社か工務店か設計事務所から依頼するか…、複数の選択肢がありますが、いくつかの候補に合わせて相見積もりを取る方々も多いのではないでしょうか。
 
今回は、沖縄で注文住宅を建てるなら理解しておきたい、一般的な見積書の見方をお伝えします。どうぞ参考にしてください。
 

【沖縄の注文住宅】見積書が分かる☆
一般的な構成と見方を解説

 

 

見積書の構成

見積書の構成
沖縄で注文住宅を建てる際、実際に相見積もりを取ってみると、それぞれの会社によって見積書の形式は違いますが、一般的な構成は同じことが多いです。
 

【 沖縄の注文住宅☆見積書の項目 】
 
(1) 表書き … 施工主名/工事名/日付/見積もり総額が記されている表紙です。
 
(2) 工事費内訳 … 本体工事+付帯工事(別途工事)の2項目で内訳が記載されています。予め総工事費が決まっている場合には、付帯工事(別途工事)の項目が本体工事として記載されるケースも多い傾向です。
 
(3) 工事費内訳明細 … 本体工事の内容をさらに細かく記載しています。例えば、工事個所で使用される資材や人件費(施工費)などなどです。ここで細かく金額が記されるので、こだわりがある箇所は注意深くチェックをします。
 
(4) 標準外工事明細書 … 標準的な本体工事以外のオプション追加された工費明細です。

 

ここでは「標準外工事」の判断が難しいところですが、沖縄の注文住宅では、例えば総二階建ての戸建て住宅を標準工事とした場合、下屋を追加したい場合や、洋室などの増設などが標準外工事になるケースが多いのではないでしょうか。
 
また沖縄の注文住宅では駐車場スペースの標準外工事も見受けます。例えば、電動シャッターの追加などです。
 

【 沖縄の注文住宅☆会社によって違うポイント 】
 
(1) 工事費内訳について … 一般的には「本体工事+付帯工事(別途工事)」で見積もりを出しますが、駐車場や外回りの外構工事は、一般的に「付帯工事」に振り分けられます。
 
→ ただ、総コストが決まった上で見積もりを出している大手住宅会社などでは、外構工事も本体価格にまとめられる見積書も多いです。
 
(2) 工事費内訳明細について … こちらも一般的にはそれぞれの箇所で扱う資材/施工費用が細かく記載されますが、大手住宅会社などでは「標準仕様」としてまとめて記載されるケースがあります。

 

近年の沖縄注文住宅では、建築費用1,000万円台のローコスト住宅を標準仕様として、前述したように下屋を付けたり、ガレージや部屋の増設をオプションとして取り入れ、「標準外工事」をプラス/マイナスしながらプランニングを進める流れが人気です。
 

実際の見積もりをチェック!

実際の見積もりをチェック!
沖縄の注文住宅でコストを左右する要素は、①構造②工法③間取り④採用する資材や設備のグレード⑤大きさの5点です。
 
沖縄の注文住宅プランニングでは最初に大きさが決まり設計を通して間取りを決定しますから、より細かく予算を調整するのであれば、④採用する資材や設備のグレードが最も現実的です。
 
ここでは沖縄で人気のローコスト注文住宅、延べ床面積約30坪のシンプルな総二階建てとして、実際の見積もりを見てみましょう。(このケース建築予算は3,000万円です。)
 

【 沖縄の注文住宅☆3,000万円の家見積もり事例 】
 
(1) 工事費内訳
・地盤改良費  0
・建築費 20,000,000
・住宅設備 1,900,000
・家具 450,000
・電気設備 1,800,000
・排給水衛生設備 1,030,000
・ガス設備 530,000
・外構工事 1,500,000
・諸経費 2,600,000
============================
小計      29,810,000
 
消費税 2,981,000
============================
合計 32,791,000
 
(2) 工事費内訳明細
●建築費
・仮設工事 1,170,000
・基礎工事 2,000,000
・木工事 10,800,000
・屋根/板金工事 900,000
・外装 1,750,000
・外部建具 870,000
・内部建具 770,000
・左官 810,000
・塗装 400,000
・雑工事 650,000
============================
合計 20,120,000

 

沖縄の注文住宅で見積もりを取ると、(1)の工事費内訳では概要と金額が記載されているのに対して、続く(2)の工事費内訳明細では、より細やかにその内容が記載されています。
 
※ 沖縄の注文住宅では多くの見積書において、数量は1、単位は式(一式)の記載です。
 
ただし、コチラはあくまでも一例で見積書の形式自体が統一されたものではありません。そのため項目も変わってくるなどの違いはあるので、臨機応変に対応してください。
 
そもそも工法や構造で内容は大きく変わります。
 

見積書の注意点

見積書の注意点
沖縄で注文住宅を建てる時には、支払う総予算を基準に見積書を比較検討しますよね。この時、見積書に含まれていない項目があるので、全てを含めて計算してください。
 

【 沖縄の注文住宅☆見積書に含まれない項目 】
 
(1) 設計費 … 工務店などでは設計費用はサービスとして受け付けるケースが多いですが、設計費用が出ている場合は含めない業者が多い傾向にあります。
 
設計事務所へ依頼した場合には、設計費もしっかりと予算に含めたプランニングが不可欠です。
 
(2) 諸費用 … 契約時に掛かる登記費用や税金などの諸費用です。
 
※大まかな諸費用の金額目安は、土地購入費用+建築費用の10%~12%として計算をしてください。

 

また沖縄の注文住宅では、手持ち金はある程度キープしておいた方が安心です。引っ越し費用や家具や電気製品などの費用の他、暮らし始めてから当面の住宅ローン返済費用(6ヶ月が目安)もキープしておくと良いでしょう。
 

大まかな見積書をベースにグレードを変更

大まかな見積書をベースにグレードを変更
沖縄で注文住宅を建てるケースでは、土地の広さは決まっていて、標準的な間取りが提案されるケースが多いため、この見積書をベースに下屋や部屋の増設などのオプションを追加するプランニングが多い傾向です。
 
沖縄で注文住宅の間取りが決まったら、標準的な見積書を見ながら、こだわりたい箇所で扱う資材をグレードアップしたり、あまり気にならない箇所をグレードダウンしたりして、総価格を調整します。
 

【 沖縄の注文住宅☆グレードアップ/ダウンの要素 】
 
・外観 → 壁材や窓など
・内装 → 壁紙や床材、建具など
・水回り設備 → キッチン/バスルーム/トイレ/洗面台など
・耐震性の強化
・セキュリティー → 鍵、窓などの格子や鍵、センサーなど

 

また最近では太陽光発電システムや蓄電池の設置、AIによる節電機能搭載なども見受けます。オール電化が人気ですが、料理にこだわるためにガスを活用した場合でも、ガスによる自家発電を実現するエネファームなどのオプションも多い傾向です。
 
 

 

いかがでしたでしょうか、今回は沖縄で注文住宅を建てる際、予算を効果的に活用するプランニングでは欠かせない、見積書の見方をお伝えしました。
 
沖縄で注文住宅を建てるとなると、「リビングは少し高価な資材を使ってでも、ラグジュアリーな空間にしたい」「自然素材にこだわりたい」など、数か所はゆずれないポイントが出てきます。
 
そのために建売住宅ではなく沖縄で注文住宅を選んだのですから、予算内であってもメリハリを付けて抑えるべき場所のコストを抑えつつ、こだわる部分は通したいところですよね。
 
沖縄の注文住宅では内訳明細に使用する資材の詳細や、設備の品番まで細かく記載されているはずですから、その料金まで相場を確認しながら、詳細までチェックしてみてはいかがでしょうか。
 

 

まとめ

一般的な見積書の構成と見方
・表書き 施工主名/工事名/日付/見積もり総額
・工事費内訳 本体工事+付帯工事(別途工事)
・付帯工事が本体工事に入っている見積書もアリ
・工事費内訳明細 本体工事の内容をさらに細かく記載
・標準外工事明細書 オプション追加された工費明細

※施工業者によって形式や構成は違う

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