沖縄の注文住宅をローコストで建てるには?予算オーバー5つのポイント

2023/6/8

沖縄の注文住宅をローコストで建てるには?予算オーバー5つのポイント
・沖縄で注文住宅をローコストで建てるには?
・沖縄の注文住宅「ローコスト住宅」の仕組みは?
・沖縄のローコスト住宅を選ぶ注意点とは?

全国的に12位と土地価格が割高な沖縄では、注文住宅でも建築費を抑えたローコスト住宅が注目されるようになりました。

ただ塩害や台風の多い沖縄では注文住宅がローコストでも、性能も重視する声が多いです。

本記事を読むことで、沖縄で注文住宅を性能も良く、ローコストで建てる5つのポイントや、沖縄の「ローコスト住宅」とはなにか?選ぶ際の注意点をお伝えします。
 

沖縄で注文住宅をローコストで建てるには

沖縄で注文住宅をローコストで建てるには
◇沖縄の注文住宅でローコストの基本は、シンプルな形状です

沖縄で注文住宅をローコストで建てるには、複雑な形状をできるだけ省いて、デザインに凸凹が生じることによって、建材や人件費を削減します。

また相続などで土地ありきの沖縄の注文住宅ならば、建築費のみローコストでプランニングすれば良いですが、土地も購入する場合には、地価を考慮しなければなりません。
 

<沖縄で注文住宅をローコストで建てる>
・シンプルな外観
・シンプルな間取り
・木造住宅
・ローコスト住宅
・基礎工事は高い

 
全国的にも地価が10年連続で上昇し、12位となる沖縄では、敷地面積が広ければそれだけ沖縄の注文住宅もローコストとはいかなくなります。

沖縄では平屋が人気傾向にありますが、土地を購入する沖縄の注文住宅であれば、希望のエリアによっては平屋よりも2階建て、3階建てで居住面積を広く取ると良いでしょう。
 

[沖縄の地価]
・2023年沖縄で住宅を購入する価格相場は?地域別の相場と5つの工夫

 

シンプルな外観

◇外観の凹凸をシンプルにすることで建材や人件費を削減します

全国的にも「キューブ型」などで知られるシンプルデザインは、2023年現在は「モダンハウス」や「シンプルハウス」と、直線的なデザインがおしゃれだと注目されているでしょう。

けれども、このようなシンプルな外観はデザイン性のみならず、沖縄の注文住宅をローコストに建てるポイントのひとつです。
 

<シンプルな外観でコストを抑える>
●建築資材の削減 ・凹凸部分の資材を減らす
●人件費の削減 ・施行人数のが少ない
・施工日数が減る

 
シンプルな形状であれば建築資材はもちろん、作業量も減るため、大工さんの人数や施工日数の節約にもつながります。
 

 

シンプルな間取り

◇内装もシンプルにすることで沖縄の注文住宅がローコストで建ちます

外観と同じく内装もシンプルにすることで、建築資材や人件費の削減に繋がるでしょう。

沖縄で注文住宅をローコストで建てる間取りは、一般的にコンパクトにLDKをまとめた、リビング中心の設計が一般的です。
 

<シンプルな間取りでコストを抑える>
●LDKスタイル ・カウンターキッチン
・リビング中心の間取り
●コンパクトにまとめる ・便利でコンパクトな水回り
・1階と2階の造りが同じ「総二階建て」

 
…などの事例があります。
ファミリー層ではシンプルなキューブ型の外観に沿った、上階と下階が同じ造りの総二階建てが、沖縄で注文住宅もローコストに仕上げやすいでしょう。

ただし延べ床面積も広くなるため、条件によってはコストが高くなることもあります。部屋の配置にバランスを取り、柔軟に間取りを決めてください。
 

 
新築物件
 

沖縄の注文住宅は木造住宅でローコストに

沖縄の注文住宅は木造住宅でローコストに
◇木造住宅の技術や性能が上がり、沖縄の気候にも充分に対応できます

沖縄の気候は「高温多湿」、さらに台風や塩害被害も多い沖縄では、湿気を帯びやすく弱いとされた木造は避けられてきました。

木造住宅に代わり長く信頼されてきた構造が、RC住宅です。
けれども2023年現在は、木造住宅の技術・性能が各段に上がりました
 

<沖縄の注文住宅は木造住宅でローコスト>
●木造住宅の性能が進化 ・湿気対策の性能が上がった
・台風対策の性能が上がった
・資材(木材)がRC住宅と比べて割安
・オリジナルな注文住宅に対応できる
●RC住宅は割高傾向 ・注文住宅には専用の型が必要
・安く抑えたRC住宅は建売りが多い

 
何よりも沖縄で注文住宅を建てるなら、ローコストになるのは、カスタマイズされたオリジナル住宅でも柔軟に対応できる木造住宅です。
 

 

沖縄の安い注文住宅「ローコスト住宅」

沖縄の安い注文住宅「ローコスト住宅」
◇沖縄の注文住宅で「ローコスト住宅」とされる多くは、セミオーダー住宅です

「セミオーダー住宅」とは「規格住宅」ともよばれる、ベースプランが提案されて、オプションとして建材などを選んで建てる、沖縄の注文住宅となります。

確かに沖縄の注文住宅としてはローコストですが、ベースプランがあるので、完成前に購入する建売住宅と注文住宅の中間的な存在と言えるでしょう。

「ローコスト住宅」とひと口に言っても、実際には細かな規定がある訳ではなく、「ローコスト住宅です!」と銘打って宣伝をしている業者もあれば、実際には安い価格帯であっても「ローコスト住宅」と名乗らない業者もあります。
 

<沖縄の注文住宅「ローコスト住宅」とは>
●一般的な沖縄の注文住宅より、ローコストで建つ家です
[注文住宅の種類] [坪単価] [例] 
●一般的な注文住宅 約90万円弱/1坪ほど ●住宅面積32.5坪の場合
・建築費用…2,925万円
●ローコスト住宅 約50万円弱/1坪ほど ●住宅面積32.5坪の場合
・建築費用…1,625万円

 
沖縄で一般的な注文住宅は約90万円弱/1坪ほどが目安です。
そのため沖縄で約50万円/1坪の注文住宅を建てたならば、ローコスト住宅と言えるでしょう。

ただし「ローコスト住宅」の基準は規定で決まっている訳ではありません。
そのため沖縄でどの注文住宅までがローコスト住宅と言えるのかと言えば、価格帯もピンキリです。

例えば約30万円/1坪のケースもあれば、沖縄の注文住宅では、約60万円/1坪のローコスト住宅も見受けます。
 
査定
 

沖縄の注文住宅で「ローコスト住宅」を選ぶ注意点

沖縄の注文住宅で「ローコスト住宅」を選ぶ注意点
◇沖縄の注文住宅で「ローコスト住宅」は、坪単価や標準装備を確認します

このように沖縄の注文住宅で、何をもってローコスト住宅とするのかは、坪単価が標準的な注文住宅よりも高いかどうかで判断することが多いです。
ただ「坪単価」で比較検討する際、注意をしたいポイントがあります。
 

<沖縄の注文住宅でローコスト住宅を選ぶポイント>
「何に対しての」坪単価か?
・住宅価格の標準装備を確認する

 
今、沖縄の注文住宅は「ローコスト住宅」と銘打った宣伝が多いです。
ただ検討するならば、坪単価ばかりに惑わされずに、適切な知識に基づいた広告でのチェックは欠かせません。
 

何に対しての」坪単価か?

◇「述べ床面積」と「施工面積」、どちらで算出していますか?

実は「坪単価」の規定がある訳ではないので、求め方は業者の自由です。
そのため同じ家でも計算によって、大きな差が出てきます。
 

<何に対する坪単価?>
[何に対する坪単価?] [具体例]
●述べ床面積 ・室内の「述べ床」面積
庭やバルコニーなどは面積に入らない
●施工面積 ・施工する面積全体
庭やバルコニーも施工面積に入る

 
述べ床面積」から坪単価を出している業者の方が親切です。

そもそも坪単価の出し方は、住宅価格を坪数で割って出します。
そもそも何で計算しているか」と考えれば、自然にチェックできます。

また、業者が宣伝している「坪単価」はあくまでも一例です。
それぞれの家の広さによって違いが出る点も理解して契約を進めてください。
 

住宅価格の標準装備を確認する

◇最低限の装備を標準装備として、坪単価を出す業者もあります

沖縄の注文住宅で「ローコスト住宅」として提案されるベースプランは、最低限を標準装備として提案している業者も少なくありません。

沖縄で注文住宅を「ローコスト住宅」のセミオーダーで建てるならば、ベースプランの標準装備を確認し、複数の業者で見比べてみると良いでしょう。
 

沖縄の注文住宅をローコストで建てる落とし穴

沖縄の注文住宅をローコストで建てる落とし穴
◇沖縄の注文住宅は、坪単価で計算できるほど単純でもありません

沖縄で注文住宅をローコスト住宅で建てようとすると、「坪単価○○円!」など、坪単価で宣伝するプランも多いです。
けれども住宅価格は坪単価だけで比較検討できる性質のものではありません。
 

<坪単価は面積は面積に反比例する>
[何に対する坪単価?] [具体例]
●坪単価 住宅面積が広い…坪単価は低くなる
住宅面積が狭い…坪単価は高くなる
●対策 住宅面積も確認する
・依頼する住宅面積で検討する

 
どの家も配管設備やお風呂場・キッチンなどの設備は、二世帯住宅でなければ、多くが一世帯にひとつのみを設置しますよね。

坪単価○○円!」と提示された場合、どのような・何に対する坪単価なのかを確認すると良いでしょう。
 

ハウスメーカーに依頼する場合

◇ハウスメーカーのローコスト住宅では、標準装備に注意します

沖縄で注文住宅をローコストで建てる場合、多くは地元の工務店で相談しますが、現代ではハウスメーカーによる「ローコスト住宅」シリーズも有名です。

ハウスメーカーに依頼する沖縄の注文住宅では、ローコスト住宅の標準装備も併せて確認し、オプションまで想定すると良いでしょう。
 

<ハウスメーカーのオプションで一気に割高>
●ハウスメーカーのローコスト住宅は「セミオーダー住宅」が多い
・標準装備から離れるとオプションが掛かる
・設備や建材のグレードアップ

 
こだわりもある沖縄の注文住宅をローコストで建てたい場合には、より細かな部分まで融通の効く、地元の工務店をパートナーに選んだ方が、コストダウンになるケースも多いです。
 

ハウスメーカーのローコスト住宅とは

◇ハウスメーカーでローコスト住宅を提供する仕組みは、効率的な資材提供です

全国チェーン展開型のハウスメーカーは、扱う物件の多さから資材を自社で一手に購入することで、コストを抑えた住宅の提供ができます。
 

<ハウスメーカーのローコスト住宅>
[セミオーダーが基本]
・建築資材を自社で一手にまとめて購入
自社工場でカッティングをまとめて行う
・組み立て式も多い

 
このようにベースプランを提示する「セミオーダー住宅」を提供する仕組みです。
沖縄では「キカクヤー(規格家)」などとも呼ばれてきました。
 

沖縄の注文住宅でローコストなら基礎工事も配慮

沖縄の注文住宅でローコストなら基礎工事も配慮
◇階数工事よりも、基礎工事・屋根工事のコストは高い

沖縄の注文住宅をローコストで建てたい場合、専門的な知識のない一般的な人々であれば、「2階建てや3階建てでは建築費が掛かるから、平屋の方が安いのでは?」と考えがちです。
 

<広い平屋は割高傾向>
・基礎工事が高い
・土地代が掛かる

 
けれども同じ延床面積の建築物であれば、2階建て・3階建て工事費用の方が、基礎工事よりも安くなります。
 
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沖縄の注文住宅は総合的にローコストかを判断する

沖縄の注文住宅は総合的にローコストかを判断する
沖縄の注文住宅では「ローコスト住宅」が注目されていますが、そもそも「ローコスト住宅」と銘打つに当たり、決まり事はありません

そのため依頼する側も、沖縄で注文住宅をいかにローコストに建てるか、仕組みを理解したうえで、打ち合わせに臨むとスムーズでしょう。
 

大手ハウスメーカー…セミオーダー住宅が多い
地元の工務店…相談をしながら安く進める

 
沖縄で地元の工務店に依頼し注文住宅をローコストに建てる場合、木材や設備、建具まで打ち合わせを重ねるなかで、節約を進めます。

どちらにしても、業者任せにせずに依頼側も理解を深め打ち合わせに参加することで、コストダウンが見込めます。
 

まとめ

沖縄でローコスト住宅を建てるポイント

・木造住宅も性能が良い
・セミオーダー「ローコスト住宅」
・「坪単価」に注意
・基礎工事は高い
・オプションの費用も考慮に入れる

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