【沖縄の住宅ローン】金融機関で違う特徴やメリットデメリット
2021/6/13
沖縄で住宅ローンを組みたいもののどのような種類を選べば良いか…、悩みますよね。
沖縄で組める住宅ローンは多種多様にありますからやみくもに並べていても、それぞれに帯に短したすきに長しで、なかなか決めることはできません。
そのなかで後々まで後悔しない、自分達の希望や状況にしっくりと来る、そしてより安心できる沖縄の住宅ローン商品を見極めるためには、その商品を扱っている金融機関の特徴やメリットデメリットへの理解がポイントです。
今回は、沖縄で住宅ローンを選ぶ時、より適切な商品を選ぶまでの流れとともに、沖縄で住宅ローンを扱う金融機関の種類や特徴、それぞれのメリットデメリットをお伝えします。
どうぞ参考にしてください。
【沖縄の住宅ローン】
金融機関で違う特徴やメリットデメリット
沖縄で住宅ローンを選ぶ3つの要素
自分達に適切な沖縄の住宅ローンを選ぶ前に、まずはよりムリなく安心できる範囲で返済計画が進む「予算立て」は不可欠です。
まず金融機関も不動産会社(ハウスメーカーなど)も、少しでも多くの利益を求めていますから、その立場も理解しながら自立して自分達でムリのない返済可能な金額を求めなければなりません。
自分達で確実に何十年も一回の延滞もなく返済できる判断の目安として、具体的な数字に出して、現状の家賃など家計に当てはめる方法があります。
(詳しくは別記事「沖縄で安全な住宅ローン☆ムリのない資金計画は自分で決める」を参考にしてください。)
その上で、より安全に沖縄住宅ローンの返済ができる商品の選択です。そしてそのためには3つの要素を決めて行くことで必然的に決まります。
【 沖縄の住宅ローン選び☆選択までの3つの要素 】
(1) 変動金利 OR 固定金利
→ 変動金利は世の中の状況に合わせて金利が変動するタイプで、固定金利は契約時の金利で固定するものです。
※ 民間金融機関では最初の数年のみ固定金利とし、その後改めて固定金利か変動金利かを決める「当初固定金利」(5年・10年・20年など)もあります。
(2) 借り入れる金融機関の種類を決める
→ こちらが今回のメインとなっている金融機関選びです。主にネットバンク、メガバンク(三井住友銀行など)、地方銀行(信金や農協も含める)、公的融資(フラット35など)があります。
(3) (1)の金利の種類と、(2)の金融機関の種類を組み合わせて選んでいくと、必然的に選択肢が絞られますので、その沖縄住宅ローンを選んでください。
最初の選択肢である金利の種類(固定金利か変動金利か)ですが、民間金融機関の固定金利商品は、ほとんどが当初固定金利です。
20年など長期の当初固定金利もありますが、当初年月を超えて改めて契約をする場合、その時点での金利を参考にしますので、未来の金利は分からない側面がデメリットになります。
もしも最初の沖縄住宅ローン契約時の金利を、「返済期間全期間で固定したい!」とするならば、選ぶ沖縄住宅ローンは一択「フラット」シリーズです。
最近では若い人々向けにフラット50もありますが、一般的には返済期間35年・全期間固定金利の「フラット35」での契約が多く見受けられます。
メガバンクやネットバンクの特徴
ひと昔前までの沖縄住宅ローンではメガバンクとネットバンクは同じ金融機関の種類ではなく、ネットバンクの金利が割安とされてきました。
ネットバンクの特徴として、他の金融機関のように多くの店舗を持たずネット上に店舗を構えることで借り入れ主が自ら情報を入力するため人件費が削減され、その分金利が他の金融機関の種類よりも割安になると言う仕組みでした。
けれども最近ではネットバンクの普及によってメガバンクが押され気味になり、メガバンクもインターネットシステムに力を入れるようになったため、金利があまり変わらない事態になっています。
【 沖縄の住宅ローン選び☆メガバンク・ネットバンク 】
★ 全体的に金利は低い傾向にあり、それぞれのメガバンクやネットバンクで金利比較サイトが季節ごとに出てくるなど、金利を争っている側面も特徴です。
(1) 審査について → 金利が低い分、金融機関側としては確実に回収利益を得たいとして、審査は厳しい傾向にあります。
※ 一緒に保険などの勧誘を受けることも多いです。
(2) 融資条件 → ネット銀行は近年、審査もAIを導入するなど無人傾向が高くなっているので条件に対する柔軟性・融通性はほとんどありません。
メガバンクに関しては審査申し込みや審査などはインターネットを通すものの、人が動いている傾向もあるために条件に対してネットバンクよりも柔軟性が高いです。
メガバンクもネットバンクも全国を対象としていますから、在住エリアは関係ありません。どこでも審査申し込みが可能です。
地方銀行(信金や農協)の特徴
メガバンクやネットバンクよりも、より地域に密着した地方銀行や信金・農協などの民間金融機関による融資が、沖縄の住宅ローンです。
ですから地方銀行や信金、農協系の民間金融機関による沖縄住宅ローンでは、その金融機関が管轄するエリア(沖縄銀行であれば沖縄県など)での利用になります。
ただし、例えば沖縄でも鹿児島銀行が利用できるなど、その金融機関によって活動エリアが他県に渡るケースも増えました。
【 沖縄の住宅ローン☆地方銀行(信金・農協)の特徴 】
★ 地域に寄り添い、個々の相談や状況にも対応してくれることが多い点が、地方銀行(信金や農協)の魅力です。
(1) 審査について → 個々の状況に柔軟に判断してくれるので、メガバンクやネットバンクと比較して審査が通りやすい。
(2) 融資条件 → あらゆる条件に対して借り入れ主の相談に親身に乗ってくれて、柔軟性の高い対応をしてくれることが多い。ただし、利用できるエリアに関しては対応ができない。
地方銀行(信金や農協)に関しては、それぞれの相談に対応してくれるために心強い存在です。
アンケートなどの調査によると、その時に沖縄住宅ローン審査が通らなくても、(本来は審査が通らない理由は金融機関のスタッフが伝える義務はありません。)「あと一年勤務したら来てください。」など、その理由をほのめかしてくれることもあります。
公的融資の特徴
冒頭でお伝えしたように公的融資とは、フラット35などの独立行政法人である住宅金融支援機構が民間金融機関と提携しバックアップする沖縄住宅ローンです。
そのため、そもそも多くの人々が家を購入できるよう、住宅金融の遠隔化を目的とした沖縄住宅ローンの種類であって、金利による利益を目的とはしていません。
そして、こちらも前項でお伝えしたように、2021年現在では唯一、35年の間全期間で固定金利が実現する沖縄でできる住宅ローンです。
【 沖縄の住宅ローン☆公的融資の特徴 】
★ ただ一方で、他の民間金融機関による沖縄の住宅ローンとは傾向が違い、「ダメなものはダメ」と言う側面があります。
(1) 審査について → 基本的には、より多くの人々に住宅を提供する目的のため、審査も基準が甘い傾向にあります。
(2) 融資条件 → ただし「ダメなものはダメ」。基本的にイレギュラーには全く対応しないのが特徴です。融資条件に満たなければ、いくら審査属性が高くても関係ありません。
一方で、民間金融機関による沖縄住宅ローンでは、審査基準に勤務年数(3年以上)が求められたり、会社員が有利でフリーランスは審査属性が低いとして厳しい側面がありますが、公的融資はこのような審査基準がそもそもありません。
沖縄で住宅ローンを組みたいものの、フリーランスであったり転職後間もないために審査が通るのか不安が残る場合には、公的融資を選ぶのも一案です。
いかがでしたでしょうか、今回は沖縄で住宅ローンを組む時の商品の選び方を3つの選ぶポイントと、そのなかのひとつである、金融機関による沖縄住宅ローンの特徴・メリットデメリットをお伝えしました。
沖縄で住宅ローンを組む時、金利タイプなどは自分達で選ぶ部分が大きいですが、金融機関に関しては、自分達に合っているかどうかも大切な反面、「相手が受け入れてくれるかどうか(審査に通るのかどうか)」が判断基準です。
より自分の状況に見合った金融機関を選ぶことで、スムーズな借り入れができます。
まとめ
金融機関による住宅ローンの特徴
・金利の種類と金融機関で必然的に決まる
・メガバンクやネットバンクは審査が厳しい
・地銀や信金・農協は審査が優しく柔軟な対応
・公的融資は審査は甘いが融通が利かない