【沖縄で住宅ローン】本審査は通る?審査基準とNG事項
2020/2/3
沖縄でも住宅ローンの本審査を受けるとなると、緊張しますよね。
特別に心配な事はなくても、仮審査に通っていても、「借り入れ希望金額は高すぎるんじゃないか…。」などなど、本審査認定の連絡が届くまで不安になるものです。
沖縄に限りませんが、住宅ローン本審査の前に仮審査を行い、大方借りることが出来ると目星が付いてから、本審査に入ります。
「仮審査が通ったから…。」とすっかり安心する方もいますが、実は仮審査と本審査は全く異なるものです。実際に、仮審査は数日で結果が出るのに対し、沖縄では住宅ローン本審査は、2週間~1ヶ月以上掛かりますよね。
そこで今日は、沖縄で住宅ローン本審査に通るために、事前に知って調整しておきたい、「3つの審査基準」とNG事項をお伝えします。
【沖縄で住宅ローン】本審査は通る?
審査基準とNG事項
沖縄の住宅ローン本審査への進み方
沖縄では住宅ローン本審査の前に仮審査をしますが、実は仮審査では、複数の金融機関に申請をしても問題ありません。(仮審査は「事前審査」などとも言います。)
この仮審査を経て、それぞれの金融機関との相性や条件を確認しながら、最終的にそのなかのひとつに決め、やっと沖縄では住宅ローン本審査を申請してください。
【 沖縄で住宅ローン本審査☆借入申し込み 】
★ 仮審査を経て、沖縄で住宅ローン本審査を申し込むと、下記のような書類が届きます。
① 住宅ローン借入申込書
② 団体信用生命保険申込書兼告知書
などなど…。
→ この書類に必要事項を記入し印鑑を押して申請をすると、いよいよ本審査です。
仮審査では金融機関が単体でだいたいの概要を掴むだけですが、沖縄で住宅ローン本審査となると、保証会社も含めた本格的な「裏取り」も含めた審査が入ります。
※ ちなみに審査申込みの手続きは仮審査時で細かく用意するケースが多いです。詳しくは別記事「沖縄で住宅ローン☆仮審査前の準備と確認ポイント」でお伝えしていますので、コチラを参考にしてください。
本格的に裏取りする、「3つの審査基準」
「裏取り」ですから、もちろん申込書に書いた事柄を、そのまま鵜呑みにして調査する訳ではありません。
本人の健康状態はもちろん、勤めている会社について、経営状態や会社の規模(社員の人数など)まで見ながら、申請者の収入の安定性を計ります。
【 沖縄で住宅ローン本審査☆仮審査との違い 】
★ 金融機関によって異なりますが、一般的に仮審査では単純に申込み内容から、返済負担率(※)を計算して、大まかにムリがない申し入れかどうかを判断するのみです。
→ けれども前述したような勤務先の会社や健康状態から、収入の安定性を見る他、借入時・完済時の年齢まで鑑みて、その返済計画に綻びはないかを細かくチェックします。
…また、住宅ローンは大きな借り入れ金額となりますから、担保になる新居の審査に対しても本審査では入念です。
中古など物件によっては、担保としての信用性がないために、沖縄でも住宅ローン本審査が通らないケースもあります。
【 沖縄で住宅ローン本審査☆3つの審査基準 】
★ 沖縄の住宅ローン本審査では、下記の3つの基準を軸とする金融機関がほとんどです。
① 個人属性
・個人信用情報の確認(※)
・勤務先と勤務年数
・収入
・健康状態
・過去の不法行為歴(詐欺や偽造)
・過去の犯罪歴
・反社会勢力との繋がり
…ほとんどの方が後半の不法行為歴・犯罪歴などの心配はありませんから、多くは勤務年数や収入、個人信用情報(※)によって可否が決まります。
② 返済計画の現実性
・借り入れ時と完済時の年齢
・収入が安定しているかどうか
・住宅ローン以外の借入状況
…返済計画で否認される原因に多いのがし「収入の安定性」や「借入状況」などです。ただこれらの問題が原因の場合、対応することも可能です。
③ 担保となる物件の調査
・売主や仲介不動産業者、建設会社
・都市計画法、建築基準法、権利の確認
・適法性
…銀行としては担保になる物件のため「後々売却する時に、それなりの金額で売れる物件であるのかどうか」が基準になります。
沖縄で住宅ローンの本審査を受ける時には、この3つの基準を理解することで、事前に否認回避出来たり、タイミングを見ることが出来るので、ぜひ、マイホーム計画では気にしておいてみてはいかがでしょうか。
(※)個人信用情報では、3つの期間が過去の返済状況や履歴を管理し、必要に応じて金融機関へ開示します。詳しくは別記事「【沖縄で住宅ローン】審査に落選!次に起こす行動とは」でお伝えしています。
沖縄で住宅ローン本審査で否認された場合の対処法
思いがけず沖縄で「住宅ローン本審査が通らなかった!」と言う場合、原因が分かっている…、若しくは不安な要素があった場合には、その原因を取り除くように進めてください。
【 沖縄で住宅ローン本審査☆否認の時の対処法 】
★ 前項でお伝えした「3つの基準」に沿って、なり得る原因と対処法を並べてみます。
① 個人属性でなり得る原因
・ 勤続年数が足りない/収入が安定しない
… 勤続年数が足りないと、いつ辞めてしまうのか不安定ですし、「安定した収入」が長く維持されたことにはなりません。
→ 多くの金融機関で「3年以上」の勤続年数を基準としています。そのためタイミングを伸ばして3年以上経ってから再度挑戦してみてはいかがでしょうか。
② 返済計画でなり得る原因
・ 返済計画に無理があると判断
… まず車のローンなど、他に借り入れはないでしょうか?他の借り入れがあれば、一括返済をしてください。これで通らない場合には、そもそも借り入れ金額が高いとも取れます。
→ 借り入れ金額が高いと判断された場合には、物件を変更する方法が得策かもしれません。若しくは援助を受けたり、頭金を増やす方法があります。
③ 担保となる物件でなり得る原因
・ 中古物件など担保として借り入れ金額以上の信頼性を満たしていない。
→ 物件自体を新築物件などに変更することで通りやすくなりますが、中古物件でその家に拘りがある場合には、頭金を増やす方法も一案です。
この他、個人信用情報で過去に長期延滞の履歴があったり、任意整理などがあったとすれば、どの金融機関でも審査が通りにくくなります。
これらの個人信用情報は、一定期間が過ぎると消えますから、消えた頃に挑戦するのも良いかもしれません。
(詳しくは別記事「【沖縄で住宅ローン】審査に落選!次に起こす行動とは」)をご参照ください。
仮審査~本審査期間のNG行為
時々、本審査で審査が通ったために安心してしまう方もいますよね。けれども金融機関もしっかりとチェックしていますので、あまり大胆な行動は避けてください。
【 沖縄で住宅ローン本審査☆仮審査後のNG行為 】
★ 主には仮審査を受けていた時期と、「生活状況が変わった」場合に、「承認取り消し」になります。特に多いのは下記のような事例です。
① 返済計画の変化 … 主には自動車ローンなどの借り入れを、本審査後に行った場合が多く見受けます。
② 個人属性の変化 … 特に多いケースでは、本審査承認後に退職や転職をした場合です。独立など、不安定な変化は承認取り消しの対象になります。
沖縄でも住宅ローン本審査が通ると、すっかり安心するのか、金融機関には分からないと思うのか…、このような行動は意外と多く見受けるパターンです。
特に、これからマイホームが建つからか、新たに自動車ローンを組むケースは多く見受けます。
いかがでしたでしょうか、今日は沖縄で住宅ローン本審査を受ける時、不安になる審査結果が想定できる、「3つの審査基準」や、後々承認取り消しにもなり兼ねない、NG行為をお伝えしました。
誰もが沖縄でも住宅ローン本審査は、マイホーム購入の大きな山場!そんなに完璧に基準を満たした方ばかりではないだけに、誰もが緊張して審査結果を待つ日々が訪れるのではないでしょうか。
金融機関では住宅ローンが否認になった場合、なかなかその理由を伝えてくれることは少ないですが、自分で「3つの基準」を理解して分析することで、再挑戦への礎になったり、具体的な次の一歩が見出せます。
沖縄でも誰でも住宅ローン本審査で否認はされたくないですよね。ですから、出来る対策はあらかじめ行い、より自信を持つことができる形で、申請してみてはいかがでしょうか。
まとめ
住宅ローン本審査の審査基準とNG行為
・仮審査では概要だが、本審査は調査をする
・個人属性・返済計画・物件の3つで決まる
・勤務年数が3年未満なら先延ばしもアリ
・借金が他にあれば完済しておく
・中古物件などは通りにくく、頭金を増やす
・本審査通過後に退職や転職をしない
・本審査通過後に新たな借り入れをしない