木造住宅に住む魅力☆ コンクリート造の勘違い

2019/10/12

沖縄で木造住宅に住む魅力☆コンクリート造の勘違い
沖縄では今、木造住宅の人気が高まっていますよね。戦前は木造平屋だった沖縄で、戦後にコンクリート造が定着したものの、エコな暮らしへの回帰とともに、沖縄で再度、木造住宅が注目されています。

 

それでも沖縄では、長く根付いてきた「沖縄で木造住宅はムリ」との神話や、「沖縄で家を建てるなら、鉄筋コンクリート」などの定説を、長く信じてきました。

 

そのために、沖縄で木造住宅を建てることに、不安を覚える家庭も多いのではないでしょうか。

 

そこで今日は、沖縄で木造住宅を検討するなら理解しておきたい「勘違い」を、よく対比されるコンクリート造との違いと共にお伝えします。

 

ぜひ、理想のマイホーム実現のための選択の参考にしてください。

 

 

沖縄で木造住宅に住む魅力☆
コンクリート造の勘違い

 

沖縄の木造住宅にも、いくつかの種類がある


沖縄で「木造住宅を建てる!」とひと口に言っても、実は同じ沖縄の木造住宅はもちろん、全国的に広がる、木造住宅を扱う大手ハウスメーカーでも、いくつかの「建て方」による種類があります。

 

「木造住宅は耐震性が低い」とか「高い」とか…、さまざまな特徴が日々挙げられていますが、この「建て方」の種類である「工法」によっても、その特徴はさまざまです。

 

より自分達の希望に見合った、沖縄の木造住宅を建てるのであれば、この「工法」による特徴の違いについても、理解しておくことをおすすめします。

 

【 沖縄の木造住宅、「建て方」の種類と特徴 】

 

① 在来工法(軸組工法) …

 

☆ 自由度がどの構造・工法よりも高いために、後々の増改築はもちろん、建て替えもしやすい点がメリットです。

 

★ 他の構造や工法と比べると耐震・耐火性に弱いなどの指摘もありますが、日本の昔ながらの工法で、これが標準とも言えます。

 

★ 縦・横・斜めに骨組みを作り建てる工法なので、「壁一面に大きな窓が欲しい!」など、面を広く使う要望は難しいです。

 

② 2×4工法(2×6工法などもアリ) …

 

☆ 木材を加工して壁として組み立てる工法なので、地震時には、家全体の壁にその揺れを分散してくれます。

 

☆ 四方壁になるために気密性に優れ、遮音・断熱効果もメリットです。

 

③ 木質プレハブ工法 …

 

☆ ハウスメーカーに多い工法で、木材は工場で加工され、現場で組み立てる方法を取ります。

 

★ 規格化された工法なので、安定感はありますが、狭小住宅などの融通は利きにくいです。

 

この他にも、数多くの木造工法が生まれましたが、それぞれにメリット・デメリットはありますよね。

 

これらの多くの木造工法から選ぶためには、マイホームを建てるに当たり、「優先順位」を決めると選びやすいのではないでしょうか。

 

例えば…

 

【 沖縄で木造住宅を建てる「優先順位」の例 】

 

・ コストを抑えて負担を少なく建てることが第一!
・ 「暮らしやすさ」を徹底的に追及する
・ おしゃれでデザイン性の高い家にする
・ 今所有している土地をできるだけ有効活用した家を建てる
・ 後々、家族の形が変化をしても住み続けられる家

 

…などなどが挙げられます。

 

また、もしもデザイン性の高さを重視するならば、まず設計事務所を訪ねてみるのも良いかもしれません。信頼できる工務店に繋いでくれる可能性が高いうえ、何かと専門的な立場からアドバイスをもらえます。

 

工法について詳しくは別記事「沖縄の木造住宅☆建てるなら知りたい2種類の「工法」」でもお伝えしています。ぜひ、合わせてご参照ください(*^_^*)

 

沖縄の木造住宅、現代進化した技術


前項では一般的な沖縄木造住宅の、それぞれの「工法」による違いをお伝えしましたが、実は現代では、沖縄木造住宅の技術がグングンと進化しています。

 

日本ではその昔から、大工さんが骨組みを建てるイメージが強い「在来工法(軸組工法)」が主流でしたが、一時期は気密性が高く、地震時には揺れが四方に分散されるとして、2×4工法が注目されました。

 

けれどもそもそも在来工法(軸組工法)は、現存する神社仏閣をはじめとする建築物を見ても分かるように、本来は丁寧に住めば耐久性も高く、木材の自然な通気性と湿気調整機能で、涼しく快適です。

 

さらに日本では、この在来工法(軸組工法)は馴染み深く安心感を持つ方々が多いため、在来工法の良さを生かしつつ、進化した技術を付加する住宅が注目されつつあります。

 

【 沖縄木造住宅☆現代に進化した技術 】

 

① 気密性を高める上、湿気調整もできる硬質発砲ウレタン

 

コンクリート造の「ウリ」のひとつである特徴が気密性ですが、コンクリート造の場合には、この気密性によって湿気も起きやすい側面もあります。

 

… 沖縄木造住宅、在来工法では「硬質発砲ウレタン」を吹き付ける技術も見られるようになりました。気密性が高く遮音、断熱効果が期待できるうえ、湿気まで防ぐと一石二鳥です。

 

② 耐震性の強化

 

コンクリート造が選ばれる理由の「強度」…、沖縄木造住宅でもこの強度を補強するために、数多くの技術が産まれました。

 

… 例えば「剛床施工」と呼ばれる強度を強くする床の工法や、優良住宅の基準とされる「住宅金融支援機構」の基準により、構造のズレを極力無くした「グリッド構成」による耐震対策が見受けられます。

 

③ シロアリを防ぐ「ベタ基礎パッキン工法」

 

★高温多湿の沖縄で木造住宅が避けられてきた理由には、「シロアリ」への不安がありました。けれども現代では安心できるシロアリ対策技術が産まれています。

 

… そのひとつに「ベタ基礎パッキン工法」などがあります。

 

・ 基礎部分は継ぎ目をなくしてシロアリの侵入阻止です。

 

・ コンクリートと木の接点で木が腐ることのないよう、パッキンで隙間を作り、シロアリの快適な環境を破壊します。

 

…などなど、この他にも数多くの沖縄木造住宅のデメリットを克服する技術が誕生してきました。

 

カナダなど海外由来の2×4工法は気密性が高く、コンクリート造とより似た特徴が魅力です。ただ一方で、コンクリート造と同じく、熱や湿気もこもりやすい側面もあります。

 

在来工法(軸組工法)では、もともと梅雨を含めた四季があり、湿気がでやすい日本で親しまれてきただけに、通気性がある点が特徴です。

 

この他、沖縄木造住宅で伝えられてきた、デメリットを充分にカバーする技術については、別記事「沖縄木造住宅☆進化した現代の5つの技術」などでお伝えしています。

 

併せて立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

 

 

鉄筋コンクリートは増改築ができる?


ここまで沖縄の木造住宅の種類や特徴をお伝えしてきましたが、現代の沖縄で「コンクリート造」の一戸建てと言えば、鉄筋コンクリート造ではないでしょうか。

 

鉄骨造も見受けられますが、その軽さや工法の特徴から、アパートやマンションなどで採用されるケースが多いです。

 

鉄筋コンクリートは2×4工法と似た特徴を持っていますが、より耐震・耐火性も高く、気密性も高い…、と言った印象です。

 

【 鉄筋コンクリート造の種類 】

 

① ラーメン工法 … 在来工法(軸組工法)のように、鉄筋の骨組みを軸にして、コンクリートで強く固めています。

 

② 壁式工法 … 2×4工法のように、コンクリートを壁・床として組み立てる方法です。

 

鉄筋コンクリートは、そのイメージから鉄筋コンクリート造の家は、「変形地や狭小地には向かない」など、自由度が低いと思われる方も多いのですが、現場で作業を進めるスタイルを取るために、実は対応可能です。

 

…ただし、コンクリート造ならではの工程が入るために、工期も長く、その分コストも割高になる傾向があります。

 

特に狭小地や変形地など、独自の枠組みが必要なケースでは、よりコスト高になりがちです。

 

【 鉄筋コンクリート造☆将来的な増改築 】

 

☆ 鉄筋コンクリート造の場合、やはり自由度の高い沖縄の木造住宅よりは、増改築や建て替えがしにくい側面があります。

 

・ ただし、鉄筋コンクリート造で将来的に増改築を検討するならば、①のラーメン工法の方が、増改築がしやすい方法です。

 

工法と同じく、木造や鉄骨造・鉄筋コンクリート造などの「構造」についても別記事「沖縄で建てる一戸建て☆木造や鉄骨造、主な3つの構造」でもお伝えしていますので、コチラもどうぞ、チェックされてみてはいかがでしょうか。

 

 

いかがでしたでしょうか、今日は近年人気が高い沖縄の木造住宅の魅力と、従来のコンクリート造への勘違いをお伝えしました。

 

「夢の一戸建てマイホーム!」と言っても、それぞれの暮らしのなかで優先順位は違いますから、まずは「自分達の望むマイホーム」をより詳しくイメージして優先順位を決めることが大切です。

 

現代の沖縄の木造住宅の魅力は、小回りが利くことと、鉄筋コンクリート造よりもグンと安くコストを抑えることができることではないでしょうか。

 

さらに2×4工法であれば、より鉄筋コンクリート造に近い特徴を享受できますし、在来工法になれば、後々の増改築やリフォームが進めやすいです。

 

ただ、だからと言って鉄筋コンクリート造が劣ると言う訳ではありません。コストは高くなりますが、工法の選択により増改築もしやすくなります。

 

ですから、「我が家のマイホームの優先順位」を見ながら、それぞれの希望や目的により叶った、構造や工法を選んでみてはいかがでしょうか。

 

 

まとめ

木造住宅と鉄筋コンクリートの特徴

・木造在来工法は増改築がしやすい
・木造2×4工法は気密性が高い
・木造プレハブ工法は規格化された家に強い
・木造住宅はコストを抑えることができる
・木造在来工法なら狭小や変形地にも小回りが利く
・木造住宅は技術面の進化が著しく、デメリットもカバーできる
・鉄筋コンクリート造はコストが割高になりやすい
・鉄筋コンクリートでも工法によって増改築ができる
・鉄筋コンクリートは気密性・耐震・耐火性が高い

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