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沖縄の一戸建ては賃貸と持ち家どちらがお得?メリットデメリットを比較


・沖縄の一戸建ては賃貸と持ち家どっちがいい?
・沖縄の一戸建て賃貸のメリットは?
・沖縄の一戸建て賃貸のデメリットは?
・沖縄の一戸建て賃貸には、どんな物件がある?
・沖縄の一戸建て購入のメリット・デメリットは?

 
外国人住宅も多い沖縄では一戸建て賃貸物件も多くあります。
 
けれども沖縄の一戸建て賃貸は、マンションやアパートとは違い家賃も割高になるため「ならば住宅ローンを払った方が良いのでは?」と考える人も多いです。
 
本記事を読むことで、沖縄で一戸建て賃貸を借り続ける選択と、購入し持ち家にする選択と、どちらがお得なのか?
それぞれのメリット・デメリットを比較検証できます。
 

沖縄の一戸建て賃貸が良いかは、50年単位で考える


◇「損か得か」は、50年単位のシュミレーションが必要です
 
沖縄で一戸建て賃貸と持ち家を、「どちらが好きか嫌い?か」ではなく「損か得か?」で考えるならば、資産価値が下がり大幅修繕が必要になる50年単位で考えなければ成り立ちません。
 

<沖縄の一戸建て|賃貸にない維持管理費>
[維持管理費の内訳] [平均費用]
[修繕積立]
・定期メンテナンス
・こまめな修繕
・大規模修繕
・約1万円~3万円/月
・約27万円~30万円/年
[保険料]
●必須
・団体信用保険
●任意
・火災保険
・家財保険
・地震保険
…など。
●任意:火災保険のみ
・約3~6万円/年
●任意:地震保険など+
・約6~10万円
[固定資産税]
●税金
[計算式]
・課税標準額×1.4%(税率)
・約10万円/年間

 
「持ち家はお金が掛からない」と言いますが、建物は建てた瞬間から老朽化が進むため、定期的なメンテナンスなど修繕費用は積み立てておくと良いでしょう。
約1万円ずつ毎月積み立てる家が平均的です。
 
分譲マンションでも公共部分の修理修繕費として約1万5千円~3万円ほど徴収するため、「修繕積立金」は結果的に同じく必要になる項目ですね。
 

 

 

沖縄の一戸建て持ち家|50年シュミレーション

◇沖縄の一戸建て賃貸世帯と持ち家世帯の50年シュミレーションで比較します
 
下記は似通った立地・間取りに住む、沖縄の一戸建て賃貸と持ち家世帯、それぞれのシュミレーションです。
 
立地や間取りだけではなく、家族構成や家族の趣味、状況などで掛かる費用は大幅に変わりますが、住宅に掛かる費用のみをピックアップしてご紹介します。
 
まずは、沖縄の一戸建てを賃貸ではなく、持ち家として購入した4人家族世帯の、50年で住宅に掛かった費用を算出しました。
 

<沖縄の一戸建て持ち家世帯の50年>
[世帯構成] ●持ち家世帯
(夫婦+子ども2人)
[契約時の情報] ●住宅ローン…9万2千円/月
・3,000万円の借り入れ
・金利1.5%固定金利
・35年ローン
(ボーナス払いなし)
[維持管理] ●維持管理費…月々3万円
・固定資産税
・修繕積立金
・保険料
[50年住宅に掛かった費用] ●合計…約5,808万円
・35年間の返済総額…3,858万円
・購入時の諸費用…150万円
・50年の維持管理費…1,800万円

 
35年間の返済総額は固定金利1.5%の利息を含み、千円以下は四捨五入しています。
持ち家では修繕積立が強制されないため、給与口座から自動的に貯蓄される貯蓄預金など、工夫をして貯める必要があるかもしれません。
 

沖縄の一戸建て賃貸|50年シュミレーション

◇沖縄県に多い一戸建て賃貸物件は、約13万円~19万円/月が相場です
 
築年数の古いシェアハウス専用物件などであれば、沖縄の一戸建て賃貸も6、7万円/月の家賃も見受けますが、住むにはリフォームを必要とする物件が多いでしょう。
 
平均的な沖縄の一戸建て賃貸物件は、約13万円~19万円/月ほどの家賃が多く、築浅物件(築3年など)や、広い沖縄の一戸建て賃貸になるとより高くなります。
 

<沖縄の一戸建て賃貸世帯の50年>
[世帯構成] ●持ち家世帯
(夫婦+子ども2人)
[契約時の情報] ●家賃…13万円/月
・那覇市首里石嶺町
・5DK
(洋6 洋6 洋6 洋7 洋9 DK6)
・駐車場2台無料
[維持管理] ●更新手数料…6万5千円/2年
・保証会社…1,790円/月
[50年住宅に掛かった費用] ●合計…約8,130万円
・50年分の家賃…7,800万円
・50年分の保証会社利用…42,960円
・更新手数料…162万5千円
(50年間で25回更新)

 
合計金額は千円以下は四捨五入して計算しています。
沖縄の一戸建て賃貸ですから一般的な一戸建てと変わりなく、駐車場2台無料です。
沖縄の一戸建て賃貸契約にあたり保証会社の保証が入り、月々1,790円の利用となりました。
 

 

沖縄で一戸建て賃貸が増える理由


◇沖縄は地価が上がり「不動産バブル」とも言われました
 
沖縄で一戸建て賃貸を検討する人が増えているのは、「沖縄の不動産バブル」とも言われた地価高騰でしょう。
 
コロナ禍には落ち込んだ沖縄の不動産バブルですが、2023年には3年ぶりにポイントが上昇し、回復しています。
 
とは言え、沖縄で一戸建てを賃貸ではなく持ち家にしたいならば、中古や郊外、分譲住宅など、選択肢を広げることで予算を調整できるでしょう。
 

<沖縄の一戸建て:費用相場>
[住宅の種類] [費用相場]
●新築建売り ・約2,400万円~5,700万円
●中古戸建て ・約2,400万円~4,800万円
●土地付き分譲住宅 ・約2,500万円~6,000万円

 
また沖縄では地価の高騰を受けて、キューブ型のシンプルなローコスト住宅も増えました。
 
セカンドハウスとして購入する人は景観の善いタワマンも人気がありますが、「台風時の出入りが困難になる」など、沖縄に住む人々には戸建て賃貸か戸建て物件が人気です。
 

 

沖縄の一戸建て賃貸と持ち家のメリット


◇賃貸は自由度が高く、戸建ては老後の安心感がメリットです
 
一般的に沖縄でなくても戸建て賃貸を契約する多くの人々が「数年後には引っ越すリスク」を見据えた家族が少なくありません。
沖縄で一戸建て賃貸でえは、転勤族や子どもの成長に合わせた引っ越しができます。
 

<沖縄の一戸建て賃貸・持ち家のメリット>
[メリット] [具体例]
[賃貸]
①引っ越しが気楽 ライフイベントに対応
・転勤族でも家族移動がしやすい
・近所付き合いに煩わされない
②住宅ローンがない 収入の増減に対応
・固定資産税がない
[持ち家]
①住宅ローン完済後 資産に転じる
・リバースモーゲージの利用可
老後も家賃の心配がない
・リフォームが自由
・人に貸すことも可能

 
持ち家は住宅ローンを返済している間は、沖縄の一戸建て賃貸と何ら変わらないでしょう。
 
ただ住宅ローンが完済さえすれば、持ち家になるため自由です。
高齢の人々が家を担保に融資を受ける「リバースローン」も利用できます。
また出張時には人に貸すこともできるでしょう。
 
何よりも老後に家賃の心配がありません。
 

沖縄の一戸建て賃貸と持ち家のデメリット

◇賃貸は家賃を払い続け、持ち家は借り入れが必要です
 
一般的に沖縄の一戸建てを購入すると、よほどの資産がない限り住宅ローンを組み返済が始まります。
 
現代は返済年数も50年の商品が登場し、完済年齢も80歳以上が可能になりました。
また沖縄で一戸建てを賃貸ではなく購入する場合、一般的にその地に定住する人が多いでしょう。
 

<沖縄の一戸建て賃貸と戸建てのデメリット>
[住まいの形態] [デメリット]
[賃貸] ①資産にはならない
(家賃を払い続ける)
②高齢になって家賃を払う
③リフォームができない
④高齢になると引っ越しにくい
(賃貸契約を断られる可能性)
⑤敷金・礼金が必要
[持ち家] ①住宅ローンの返済
②購入した土地に定住
③税金が掛かる(固定資産税)
④家のメンテナンスが必要
(メンテナンス費用が必要)

 
沖縄で一戸建て賃貸に住み続ける場合、定年退職の65歳以上になると、孤独死を恐れて賃貸契約を交わさないオーナーも少なくありません。
 
そこで沖縄の戸建て賃貸から高齢になり引っ越す時には、まず新しい住まいを確保してから契約解除を進めましょう。
 

 

沖縄の一戸建て賃貸には、どんな物件がある?


◇連棟型から平屋戸建てまで、沖縄の一戸建て賃貸物件は多いです
 
不動産会社が仲介する、沖縄の中古一戸建て賃貸は築年数も建物も古く、その分家賃が安い物件も数多く見つけました。
 
一方で20万円~30万円以上で4LDK・5LDKなど、住まいが広くラグジュアリーな沖縄の一戸建て物件も見受けます。
 

<沖縄の一戸建て賃貸>
①読谷村楚辺 ●家賃10万円/月
・敷金礼金…20万円
・平屋3DK(倉庫あり)
・駐車場並列2台無料
②宜野湾市我如古 ●家賃13万円/月
・敷金礼金…1ヶ月
・3LDK2階建て
・駐車場2台無料
③豊見城市豊崎 ●家賃28万円/月
・敷金礼金…1ヶ月
・仲介手数料…30.8万円
・4LDK2階建て
・駐車場(車種により)3台無料

 
…などなどがあります。
沖縄本島地域の一戸建て賃貸は、築年数が古い一方、家賃が安く10万円前後の物件から、20万円台・30万円台・40万円台と、幅広く見つけることができるでしょう。
 

[参照]
・うちなーらいふ「沖縄の一戸建て賃貸情報

 

まとめ:沖縄の一戸建て賃貸の損得は50年単位です


沖縄で一戸建てに住むとして、賃貸か持ち家のどちらがお得かどうかについては、50年単位で見ると、購入し持ち家とした方が掛かる費用は少ないです。
 
けれども一般的に住宅ローンの融資を受けて購入します。
「人生で最も大きな買い物」と言われる住宅ローンは、3,000万円・4,000万円など、決して簡単に返済できる数字ではありません。
 
そのためプレッシャーが掛かったり、引っ越す時には家を売却する、賃貸で貸すなどの対策も必要ですので、沖縄の一戸建て賃貸に暮らす世帯と比べると、自由度が低くなるでしょう。
 
沖縄の一戸建て賃貸は自由な暮らしで負荷の少ない人生を歩みたい人に向いており、持ち家は安定した暮らしを求める人に向いています。