・庭付き戸建て賃貸のメリットとは?
・庭付き戸建て賃貸のデメリットは?
・庭付き戸建て賃貸物件の探し方やポイントは?
沖縄でファミリー層に人気の庭付き戸建て賃貸物件は、子どもの遊び場としてだけではなく、ガーデニングやバーベキュー、ペットの遊び場としても使用できます。
一方で庭まで賃貸契約に入るため、契約確認や管理上の注意点もあるでしょう。
本記事を読むことで、庭付き戸建て賃貸物件に住むメリット・デメリットや探し方、庭の種類や選び方のポイントが分かります。
庭付き戸建て賃貸のメリットとは
◇庭付き戸建て賃貸は、ペットや家庭菜園を楽しめます
庭付き戸建て賃貸は、マンションやアパートにはない、ガーデニングや家庭菜園などの趣味を楽しむことが可能です。
ペットを庭で遊ばせてバーベキューも楽しめるため、特にファミリー層に人気です。
庭も含めた賃貸契約になるため、賃貸者にも庭を管理する責任が出てきますが、子どもと草刈りなど、定期的なメンテナンスを行うことも、子どもの教育環境に役立つでしょう。
①ガーデニングや菜園を楽しめる
◇居住者はガーデニングや家庭菜園を楽しめます
庭付き戸建て賃貸は、ガーデニングや家庭菜園など、土いじりを目的として選ぶ入居者も多いです。
アパートやマンションのベランダでも花や野菜を育てることはできますが、思いっきり土いじりをするスペースが限られているでしょう。
・本格的な土いじりができる
(ガーデニング、家庭菜園など)
・ベランダの土汚れが気にならない
・子どもの身近で食育ができる
・ガーデニング雑貨など、庭造りの楽しみ
・四季の変化も楽しむ
動物のオブジェやガーデンポットなどのガーデニング雑貨を並べたり、壁やプランターを活用して植栽を楽しんだりと、それぞれの楽しみ方があります。
食育の一環として、子どもと一緒に野菜を育てることで、好き嫌いを克服したという声も少なくありません。丁寧に育てた植物や野菜が大きく成長する様子を見て、達成感を得ることもできます。
②子どもが育つ環境に役立つ
◇子どもの遊び場が確保できる
大通りに面した家など、公園で遊ばせると安全上の懸念もあるでしょう。
けれども庭付き戸建て賃貸は、敷地内に庭があるので、遊び場を確保できます。
また保護者の方々も見守りやすくなり、安心してお暮しいただけますでしょう。
・子どもが伸び伸びと遊ぶ広場
・ペットの遊び場
・子どもがスポーツを練習する場
・子どもと一緒に野菜を育てる
・家族でバーベキューを楽しむ
また子どもが愛するペットの遊び場にもできます。
ペットも屋外で遊べるスペースを持ち、解放感を味わうことができるでしょう。
遊具を設置したり夏はビニールプールを置いたりと、工夫次第で楽しい空間を作り出すことも可能です。
屋内からでも目が行き届くので、安心感があります。
③陽当たり、通風環境が良い
◇庭付きの戸建て賃貸は、陽当たり・通風環境が良いです
一般的に庭に面した部分に窓が設置され、室内には十分な日光や風が入ります。
また中庭や坪庭を設けた庭付き戸建て賃貸は、外部からのセキュリティーを守りながら、適度に室内に光や風を取り入れる間取りです。
・カビやダニが発生しにくくなる
・シロアリ対策になる
・隣家との一定の距離を保ちやすい
高温多湿の沖縄で通風環境は住まいや暮らしに大切な要素になります。
洗濯物が早く乾く他、カビやダニも発生しにくくなるでしょう。
庭付きの一戸建てでは隣の建物との距離が確保されます。
庭付き戸建て賃貸のデメリットとは
◇庭付き戸建て賃貸のデメリットは定期的な庭のメンテナンスです
庭付き戸建て賃貸のデメリットは、定期的に草刈りや害虫駆除などの定期的なメンテナンスを必要とする点が大きいでしょう。
また庭の維持費として、肥料や土、芝刈り機の費用や水道代も掛かります。
手入れの手間を少しでも減らすためには、様々な工夫が重要です。
香りの強いハーブは、害虫対策におすすめですし、美しい景観を維持することもできます。
①プライバシーに注意
◇庭の様子や、庭に繋がる窓から室内も見えてしまう物件もあります
そのため庭付き戸建て賃貸は、内見時のプライバシーや防犯対策の確認が有効です。
もし敷地の境界に柵や高い木々、ルーバー、フェンスがある場合、外から敷地内の様子を見られる心配が軽減されるでしょう。
・外から室内が見えるか確認
・昼と夜に分けてチェック
・目隠しの植栽ができるか相談
(不動産会社へ)
目隠しの植栽を検討する際にも、庭付き戸建て賃貸の注意点は契約時の規約は確認して、植栽が可能かどうかを不動産会社に相談、判断します。
庭付き戸建て賃貸では、契約時に庭に関する事前の確認と相談が非常に重要です。
②定期的なメンテナンス
◇庭付き戸建て賃貸の手入れは、定期的な手間暇が不可欠です
特に庭付き戸建て賃貸では、庭の定期的な雑草抜き・害虫駆除があります。
戸建て物件の中には、手入れの手間暇を省くため、庭をコンクリートで埋めて賃貸に出す事例もありました。
また庭付きの一戸建て賃貸で注意したいポイントは、契約内容です。
賃貸契約には庭も含まれるため、管理不行き届きにより、入居者が損害責任を問われることがあります。
●「善管注意義務違反」
・入居時にあった植樹が枯れてしまった
・原状回復費用の請求
また契約前に設備や遊具の設置制限も確認しましょう。
規則によって、植物の植え付けや設備の設置が制限されている場合もあります。
③賃料が掛かる
◇庭付き一戸建て賃貸の希少価値から、賃料が高め傾向です
庭付きの一戸建ての賃貸は、物件数が限られるため、希少物件として家賃が少し高めに設定される物件が多くあります。
また専有面積が広い一戸建ては、築年数やエリアの違いはありますが、マンションやアパートと比べて家賃は高くなるでしょう。
庭付き戸建て賃貸の種類
◇庭付き戸建て賃貸の庭は、主に5つの種類があります
庭付き戸建て賃貸の内見前に、庭の種類を理解しましょう。
住宅がコの字やロの字の形をしている場合に、建物の内側で設置する庭で、「パティオ」などとも呼ばれます。
<庭の種類とは> | |
[種類] | [特徴] |
①主庭(しゅてい) …主要スペースに面した大きな庭 (リビングやダイニングなど) |
・室内外から見えることが多い ・便利で機能的 ・デザインにも重点を置く |
②前庭(まえにわ) …門から玄関までの住宅の前面に配置 |
・狭いスペースが多い傾向 ・来客時に目立つ ・自分の好みを表現する |
③中庭(なかにわ) …建物の内側に庭がある |
・日当たりや通気環境に配慮 |
④裏庭(うらにわ) …キッチンや浴室に面した庭 |
・目につきにくい場所 ・物干しやゴミ置き場として便利 ・物置スペースとして利用 |
⑤坪庭(つぼにわ) …塀や垣根で囲まれた庭 |
・見た目に趣を感じる ・装飾的な要素 |
坪庭は周辺が塀や垣根で覆われた庭で風情を重んじる傾向にあり、景色や風景を良くする、見た目に美しくする目的が多いです。
まとめ:庭付き戸建て賃貸は、内見がポイントです
庭付き一戸建て賃貸は物件によって、住環境に大きな差があります。
快適な暮らしを実現する庭付き戸建てを賃貸契約するならば、内見でのチェックがポイントです。
庭の定期的なメンテナンスのためにも、水道設備をチェックします。
完備されているかはもちろん、排水口の位置はどこかもチェックしましょう。
またプライバシーが保たれない庭付き戸建て賃貸は、快適とは言えません。
周囲からの視線に気を配る必要はないか、プライバシーを確保できる対策まで契約前に確認します。
庭付き戸建て賃貸の内見では、実際の暮らしをイメージしながら、生活動線に倣いチェックすると良いでしょう。