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沖縄でローコスト住宅☆設備によるコストの違い(キッチン浴室)


沖縄でローコスト住宅を建てる時には、施工面積が極力少ないシンプルな設計は基本ですが、それぞれの箇所での建材や設備選びもポイントですよね。
 
建材はもちろん、キッチンやバスルームの設備に至っては最新のものまであるため、ピンキリです。さらにデザイン性を求めるのであれば、沖縄ローコスト住宅に当てはまらない、むしろラグジュアリーな高級住宅にもなり得ます。
 
そこで今回は、沖縄ローコスト住宅を実現するために知っておきたい建材や設備知識のなかから、特にキッチンやバスルームなどの水回りについてお伝えしますので、どうぞ参考にしてください。
 

沖縄でローコスト住宅☆
設備によるコストの違い(キッチン浴室)

 

 

造作家具・キッチンが選ばれる理由


通常は箱を作り、そこに合わせてキッチンを選んだり、家具を購入して運び入れますが、特に家具の場合は自己資金から出すことになる傾向です。
 
キッチンなど標準設備は住宅ローンに組み込むケースがほとんどですが、特に家具に関しては住宅ローンに組み込む資金とは別に、自己資金で賄うものでした。
 
けれども「造作家具」や「造作キッチン」を選ぶことで、コストを抑えることができたり、住宅ローンに組み込むことができるメリットがあります。
 
※ 造作家具は「造り付け」とも言われますが、どちらも同じです。
 

【 沖縄ローコスト住宅☆造作家具・キッチン 】
 
★ 造作家具やキッチンとは、住宅に合わせて完全オーダーメイドで注文する家具やキッチンです。
 
→ 最初に設計とともに発注するため、住宅ローンへの組み込みが可能です。
 
※ またキッチンなどの場合は、戸建てに使われる建材などを利用するケースもあり、同じグレードのキッチンでも、割安になることも多いです。

 

壁に備えつけた鏡台やカウンターテーブルなどもプランニングできるので、よりオリジナリティー溢れる沖縄のローコスト住宅も実現しやすくなります。
 

【 沖縄ローコスト住宅☆造作家具のメリット 】
 
★ また造作家具を設計時に取り入れることで、空間にも無駄がありません

 

住宅ローンで賄うことができるので、購入して後付けした場合よりも質の高い資材を選ぶことも可能となり、買い替えなどの必要もなく長持ちするため、結果的にお得になる傾向です。
 

キッチンはコスト差が大きい


大まかな大別は、既製品(メーカー製)か、オーダーメイドかに分けることができ、「オーダーメイド」とは、前述したような「造作キッチン」です。
 
現在では、沖縄ローコスト住宅ではメーカー製の既製品キッチンを採用する家が大半の傾向にあります。
 
けれども(1)自己資金に不安がある、(2)よりグレードの高いキッチンを取り入れたい、(3)または家全体の雰囲気とより統一させたキッチンを望む場合には、造作キッチンを選んでみるのもひとつの選択です。
 
では、沖縄ローコスト住宅のキッチン選びで意識しておきたい、基本的なコストを左右する要素をお伝えします。
 

【 沖縄ローコスト住宅☆コストを左右する要素 】
 
● コストを左右する箇所は、(1)種類(2)器具や機器のグレード、(3)カウンターなどです。
 
(1) 種類 → I型・L型・U型・アイランド型など。
(2) 器具/機器 → 水洗金具、コンロ、レンジフードなど。
(3) カウンター → 仕上げ材グレードの違いなど。

 

例えば、2,550mm幅のI型キッチンで実際に沖縄ローコスト住宅で検討された事例を見てみると、メーカー製の既製品・標準装備の場合、安価なもので50万円~、標準グレードが80万円~、高級グレードになると100万円~(一か所に付き)でした。
 
この事例では造作キッチンを選択すると、高級グレードと同じグレードのキッチンでも50万円~のコストで実現しています。
 

沖縄ローコスト住宅ではユニットバスが多い


バスルームは主に造作バスとユニットバスがありますが、沖縄ローコスト住宅ではほとんどがユニットバスを利用しています。
 
造作バスは「在来工法」とも言われるオリジナルバスルームです。そのため床や壁の建材から浴槽まで、自分達の好みで選ぶことができますが、その分割高になるため沖縄ローコスト住宅には向いていません。
 
それなりのコストを掛けると、造作バスならではのラグジュアリー空間も実現するため高級志向のマイホームにはおすすめですが、標準的なコストではデメリットも見受けます。
 

【 沖縄ローコスト住宅☆造作バスのメリット・デメリット 】
 
★ メリットはヨーロピアン調のバスタブや、全面窓空間など、独自のプライベートなラグジュアリー空間を自由に演出できる点です。
 
→ 一方、デメリットは標準的なコストで造作バスを仕上げた時に見受けるものばかりですが、下記のような声があります。
 
・ 断熱機能がユニットバスよりも低い。
・ 排水機能が不便だった。
 
※ そこでバスタブや床部分だけをユニットにした、セミユニットバスの選択も増えました。

 

一方、ユニットバスはバススペースに丸ごと入るシステムバスで、1坪タイプ/1.25坪タイプなど、大きさで分かれる傾向です。
 

【 沖縄ローコスト住宅☆ユニットバスのメリット・デメリット 】
 
★ ユニットバスの場合は一部屋セットで組み立てますから、自由度は低い傾向にあります。
 
→ メリットとしては耐用年数が比較的長く(20年~30年)、修繕などの手間が少ないこと、パーツ販売も基本的に行っているため、メンテナンスコストを抑えることができる点です。

 

このような事情から、資金プランニングに余裕がある高級志向のマイホームでは造作バスが多いものの、沖縄のローコスト住宅においてはユニットバスが多くなります。その中間層がセミユニットと考えてください。
 

キッチン脇の畳小上がり


最近では沖縄のローコスト住宅でも、キッチン脇や階段下、リビングの一角などに畳間を設ける設計が増えています。
 
ただ畳間一室を独立して設けるにはそれだけコストが掛かりますから、畳小上がりにして多目的スペースとして活用するプランが人気です。
 

【 沖縄ローコスト住宅☆畳小上がり多目的スペース 】
 
★ ロールスクリーンや引き戸などの間仕切りを設けながら、日ごろは開放するスタイルが人気傾向にあり、独立した畳間と比べても割安で畳間ができます。例えば…、
 
(1) 和室を設けた場合(8畳ほど)
 
→ 標準的な畳で杉板の天井や床柱を使用したとして、約100万円の価格が平均的でした。(壁面はじゅらく塗)
 
(2) 畳小上がりスペース
 
→ 縁なしの薄畳を使用した8畳ほどのスペースとして、約7万円/㎡~ほどが価格目安です。8畳スペースとなると約91万円ほどになりますが、小上がりスペースでは自由にコストに合わせた広さを設定できます。

 

沖縄のローコスト住宅は未就学児の子どもを持つファミリー層の需要が多いのですが、畳小上がりスペースをキッチン脇に設けることで、まだ小さなお子様を見ながら料理をするなど、より育児と家事の両立がしやすくなります。
 
まあ赤ちゃん連れの来客では、仕切りで閉じて、ちょっとしたオムツ替えや授乳スペースとしても活躍します。
 
子どもが大きくなってからも遊び場や勉強部屋の他、最近ではお母さんが家事と在宅ワークを両立するミニワークスペースとしても好まれる傾向です。
 

 
いかがでしたでしょうか、今回は沖縄で需要が高いローコスト住宅において、キッチンやバスルームで、快適に暮らしながらも賢くコストを抑えるポイントについてお伝えしました。
 
キッチンやバスルームに関しては、建材から設備まで価格幅はピンキリです。
 
例えば、クローズキッチンで一部屋を設けると、それだけスペースも必要になりますし建材も掛かります。カウンターデザイン仕上げ材のグレードでも価格幅は大きいですよね。
 
バスルームにおいても同じで、セミユニットバスを選んだとしても、壁材が上質な檜などの木材を利用すると、グンとコストが上がります。
 
最初に優先順位を付けながら、規制モデルを基本形として、そこからアレンジしていくとプランニングしやすいです。
 

 
まとめ

キッチンやバスルームのコスト目安

・造作家具やキッチンで住宅ローンに組み込める
・キッチンは種類やグレードで価格幅が大きい
・バスルームを安く抑えるならユニットバス
・和室を設けたいなら畳小上がりが割安