沖縄で住宅ローンを組んだものの、最近では「返済が厳しい!」との相談も多いです。沖縄では35年の住宅ローン返済期間が多いですから、これだけの未来が必ず安全とは言えません。
その時々の経済状況によっては、その月の返済日にお金を用意することが間に合わないこともありますが、金融機関側から見ると、最初の段階で破産せずに済み大丈夫な人と、破産まで至ってしまう人が分かります。
これは誰にでもできるほんの小さな事柄によって分かれるのですが、その「小さな事柄」が意外にもできていないケースが多いです。
そこで今回は、沖縄で住宅ローン返済が厳しい時、破産をしないためにやるべき事柄3つのポイントをお伝えします。
沖縄の住宅ローンの返済が厳しく感じ始めた時に、試してみたい事柄についてもお伝えしていますので、どうぞ参考にしてください。
【沖縄の住宅ローン】返済が厳しい!
破産しないための方法とは
避けたい行動
沖縄で35年の住宅ローンを組むのであれば、長い返済期間では「お金が足りない!」なんて事態も起き得ることを想定して、その時の対策や行動をイメージしておくことも大切です。
確かに沖縄の住宅ローンは返済を滞り延滞として扱われてしまうと、1回でもブラックリスト(※)として掲載され、5年間はほとんどの金融機関で融資審査の際に影響します。
ですから沖縄では「住宅ローンが返済できない!」となるとパニックになってしまい、最も避けたい行動に出る人々も少なくありません。
【 沖縄で住宅ローン☆避けたい行動 】
★ 絶対に避けておきたい事柄は、他の金融機関などで借金をして返済額を揃えることです。
→ まず沖縄で「住宅ローン返済ができない!」となってからお金を借りるには、審査が早い金融機関を選ばなければなりませんが、この場合は比較的利息が高い商品だと思ってください。
※ そもそも沖縄の住宅ローン金利は、その他のどの用途に向けたローン商品よりも低いです。それも格段に安い金利で借りることができるのが沖縄の住宅ローンです。
ですから、基本的にどの金融機関で返済をフォローしても、その後の返済が困難になることは目に見えています。一時的な付け焼刃に過ぎません。
なかには、沖縄で住宅ローン返済日に慌てて高利な金融機関でお金を借りてしまい、その金利が15%なんて事例もありました。
現代では金利1%以下の沖縄住宅ローン商品もあるなかで、その月の返済が間に合わなかっただけで、金利15%の借り入れをしてしまっては本末転倒となり、自転車操業になるケースがほとんどです。
返済ができない時にまず行うこと
沖縄で住宅ローンの返済準備ができない時、まず行うべきことは、当たり前ですが借り入れをしている金融機関へ連絡をして事情を伝えることとなります。
金融機関は沖縄住宅ローンの借り入れをした支店へ電話をして伝えてください。
【 沖縄の住宅ローン①必ず連絡をする 】
★ ごく当たり前のことに思えますが、この電話ができない人々がとても多いです。延滞の案内ハガキを待ってしまったり、「返済ができない」と伝えることが辛い・恥ずかしい想いで連絡をためらう人々が多いからです。
→ まずは返済日ではなく、沖縄住宅ローンの返済ができないと判断した時点で少しでも早く連絡をしてください。
そして沖縄金融機関の住宅ローン担当者の方へ「返済日にお金を準備することが難しいのですが、どのようにしたら良いでしょうか?」と率直に聞くことが先決です。
すると、多くのケースで沖縄金融機関では住宅ローンの返済について相談に乗ってくれますので、話を進めることができます。
数日の遅れなら延滞免除の可能性もある
沖縄住宅ローンの返済延滞についてですが、日ごろ金融機関は「日次」と呼ばれるリストをチェックしながら適切に返済が成されているかを確認する仕組みです。
そして、沖縄では住宅ローン返済の延滞が確認されると、全体的な延滞上昇率が割り出され、この数値によって債権管理コストが大幅導入されることになります。ですから金融機関側としても延滞者が増加することはコストが掛かり不都合です。
【 沖縄の住宅ローン☆金融機関側の見方 】
★ このような視点から、本来は1日でも返済が滞ると延滞として処理され、ブラックリストとして情報が共有されるのですが、金融機関側としても債権管理コストを抑えるために、少しでも延滞者は出したくないのが本音となります。
→ ですから、数日の延滞であれば免除される可能性も高いです。
きちんと沖縄住宅ローンの返済が遅れることを連絡して、そのお金を準備できるのが数日~1週間ほどであれば、延滞扱いされない可能性が高くなります。
ブラックリストはほとんど全ての金融機関が共有する個人信用情報(CICなど)なのですが、ここに更新されてしまうと5年間は消えることがありません。
今では日常で使うことも多いクレジットカードでも審査に影響しますので、ブラックリストは避けてください。
返済日を決めて確実に返済する
沖縄で住宅ローンを組んだ金融機関に連絡をしたら、続いて確実に返済できる日にちを伝えます。前項でお伝えしたように、できれば数日~1週間以内であればより良いです。
そして、その変更した沖縄住宅ローンの返済期日には、必ず支払うことを心掛けてください。後は沖縄住宅ローンを借りた金融機関からの連絡を待つのみになります。
【 沖縄の住宅ローン②③返済日を決めて返済する 】
★ ①金融機関と相談をして返済日を決め、③変更した返済日には確実に返済する。ことがポイントになりますが、ここでどのような回答が来たのかで、ブラックリスト入りかどうかが判断できるのでチェックしてみてください。
(1) 「今月の処理は終わりました。来月からまたいつも通りの返済をお願いします。」
→ 大まかですがこのような内容の文言を言われたら、延滞扱いを免れた可能性が高いです。金融機関としても悪質な延滞ではないとして、翌月から通常通りの扱いになります。
(2) 「今月の処理は終わりましたが、今後について相談させていただきます。」
→ 延滞した沖縄の住宅ローン返済後に、改めて相談の場を設ける旨を伝えられたら、これは延滞扱いとして処理されている可能性が高いです。
延滞扱いとして処理された場合には、今後5年間は自動車ローンなどでは審査に影響します。確実に返済を続けて、ブラックリスト情報から消えるのを待つしかありません。
毎月の返済が苦しい場合
完全に沖縄住宅ローンの返済が毎月苦しいとなってしまったら、返済条件変更交渉の他、自己破産などの最後の手段に出る前に、任意売却などの方法がありますが、キチンと毎月一定の収入がある段階であれば、まずは借り換えを検討してみるのも一案です。
【 沖縄の住宅ローン☆借り換えを検討 】
★ 借り換えは他の金融機関や同じ金融機関でも違う商品、改めて現在の金利の元で沖縄住宅ローンを組みなおすことにより、今までのローン残高をその資金で完済する方法となります。
→ 現在の金利が以前よりも安く、手数料を支払っても借り換えメリットがある場合には、借り換えることで毎月の返済にも変化が期待できるのが魅力です。
また、現在の沖縄住宅ローンを実際に計算してみて、借り換えをすることでメリットが充分にある場合には、現在の金融機関で金利交渉をすることも良いかもしれません。
借り換えや金利交渉に関しては、別記事「【沖縄の住宅ローン】返済が苦しい!借り換え3つのポイント」でお伝えしていますので、コチラも併せてご参照ください。
いかがでしたでしょうか、今回はマイホームを建てる時、35年など沖縄で長期の住宅ローンを組んだものの、返済日に準備ができなかった際の対応の仕方についてお伝えしました。
沖縄で「住宅ローンの返済ができない!」となった時、大切なのは初動です。最初に慌てすぎて金利の高い借り入れをして対処してしまったり、気が重いからと金融機関にキチンと連絡をせずに滞納をしてしまうと、事態はさらに重くなります。
特にコロナ禍の現在では、沖縄の住宅ローンに対してもコロナの影響があると判断された場合、条件緩和交渉に応じてくれる金融機関も多いため、まずは正直に現状を伝え、相談をしてみるようにしてください。
そして一定収入がある段階では借り入れや条件緩和、自己破産ではなく任意売却などの道もありますので、冷静に現状に最も良い判断を進めるのが一番です。
そもそも、不動産会社や建築業者は沖縄住宅ローンのプロではありません。そこで営業担当者に聞くべき事柄については、別記事「沖縄で住宅ローンを組む時、営業マンから聞くことはひとつ!」でお伝えしていますので、コチラも併せてご参照ください。
まとめ
住宅ローン返済ができない時の対処法
①真っ先に借り入れた金融機関(支店)へ連絡する
・金利の高い借り入れで補填しない
②確実に返済できる期日を伝える
・数日~1週間ほどであれば延滞免除の可能性もある
③返済日に確実に支払う
・金融機関の返答によって延滞処理かどうかが分かる
・借り換えや金利交渉、条件変更交渉も視野に入れる