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沖縄の家を建てる時に掛かるお金☆予算オーバーにしないポイント


沖縄で家を建てる最初の一歩は資金計画ですよね。沖縄で家を建てる総予算は「現在の預貯金+借り入れ金額」ですが、掛かるお金は建築コストばかりではありません。
 
諸費用など建築コスト以外にもさまざまなお金が掛かるため、事前に理解をして資金計画を立てないと、予算オーバーになってしまいます。
 
予算オーバーのままムリをして沖縄で家を建てても、せっかく楽しいはずの新居ライフなのに、苦しい返済計画に追われることにもなり兼ねません。
 
そこで今回は、沖縄で家を建てる時に掛かるお金の概要を、予算オーバーにならないように見積もり依頼をするポイントとともにお伝えします。どうぞ参考にしてください。
 

 

沖縄の家を建てる時に掛かるお金☆
予算オーバーにしないポイント

 

総予算を割り出す

冒頭でお伝えしたように、沖縄で家を建てるための総予算は「預貯金+借り入れ金額」です。借り入れ金額はその人の年収などにより違いますが、金融機関では申請をすると返済可能額を算出します。
 

【 沖縄で建てる家に掛かるお金☆返済可能額 】
 
★ 「返済可能額」とは、主に金融機関がデータから見て、申請者が後々までムリなく返済を続けることができる想定した金額で、大まかな目安としては、「年収の25%以下=年間返済額」となる計算が一般的です。
 
→ ただし、あくまでも金融機関が平均的なデータにより割り出した数字なので、理想としては自分達で3ヶ月以上の家計簿を出したうえで、ムリのない月々の返済額を想定し、その月々の返済額を基準とした借入額を決めた方が安心と言えます。

 
単純に年収×25%で大まかな返済可能額を出すこともできますが、もしも目星の住宅ローン商品があるのであれば、それぞれの金融機関でシュミレーションサイトを設けていることが多いので、コチラも活用してみてはいかがでしょうか。
 
(例:フラット35=https://www.flat35.com/simulation/simu_03_2.html
 
また「預貯金+借り入れ額」で予算計画を立てますが、2つのポイントから預貯金全てを最初の予算に盛り込まないようにすすめています。
 

【 沖縄で建てる家に掛かるお金☆預貯金 】
 
(1) 不足の事態における備え 
 
… 住宅ローンは35年間であれば「35年間一度も延滞なく確実に返済し続けることができるかどうか」を判断基準にすべきです。けれども購入当初はさまざまな費用が掛かる他、予想外の病気などによる減収もあるかもしれません。
 
※ このような事態に備えた預貯金を予め分けておくと安心です。
 
(2) 住宅ローン控除
 
… 現状(2021年)では確定申告により、10年~13年は住宅ローン年末残高の1%が減税される制度が適用されます。(11年目~13年目は計算方法が変わります(※1))
 
※ ただし現在の適用は2020年の新型コロナ感染拡大への対応として延長措置が取られたことによる適用です(※2)。そのため今後の動向も注意をして見守る必要があります。

 
(※1)もともと住宅ローン減税は購入後10年間でしたが、消費税が8%→10%へアップした際の特例として13年目まで延長になりました。
 
そのため11年目~13年目は計算方法は10年目までと異なり、「物件取得価格×2%÷3」若しくは「年末ローン残高×1%」のどちらか低い方の金額が適用されます。(ただし、物件価格・年末ローン残高は4,000万円までが上限です。)
 
(※2)現状では、延長措置により2022年末の入居者まで適用されることになりましたが、契約年数が定められ、注文住宅では2021年9月末まで、分譲マンション・分譲住宅(リフォーム)などは2021年11月末までの契約が適用されます。

 

沖縄で家を建てる総予算

一般的に沖縄で家を建てる時には「本体工事費(建物の建築費)+別途工事費(その他の工事費)」とされていますが、それ以外にも諸費用なども必要です。
 
また、分譲マンションや建売住宅などは土地を購入する必要はありませんが、土地から沖縄で家を建てるのであれば、土地取得費も入ってきます。
 

【 沖縄で建てる家に掛かるお金☆予算の内訳 】
 
(1) 本体工事費(建物の建築費)=総予算の70%前後が目安
 
(2) 別途工事費総予算の20%前後が目安 → 本体工事費以外の工事費用になり、主には下記のような項目が考えられます。
 
解体工事費(購入した土地に老朽化した建築物が建っていた場合など)
・基礎工事費(土地が軟弱だった場合は、よりコストが掛かる)
外構工事費(塀やアプローチなどの工事で「エクステリア工事」とも言われる)
 
《設計事務所に依頼する場合》
・設計費
監理料(設計の通りに工事が行われているか、プロによりチェックする)
 
(3) 諸費用総予算の10%が目安 → 契約時に掛かるコストなどで、住宅の種類(注文住宅や建売住宅、分譲マンションなど)によっても違いますが、大まかに下記のような項目を挙げることができます。
 
・印紙税
仲介手数料(不動産会社に仲介業務を依頼した場合)
・登記費用
 
《住宅ローン契約に掛かるお金》
・団信(団体信用生命保険※3)
・住宅ローン契約時の印紙税
保証料
・事務手数料
 
…などなどです。
 
※ 土地取得費については後ほどお伝えしますので、コチラをご参照ください。

 
また、沖縄で家購入時には掛からなくても、その後に①不動産取得税②固定資産税等清算金(中古住宅など)、③引っ越し代(家具購入費など)も掛かります。
 
この他、沖縄で家を購入した翌年からは毎年固定資産税都市計画税(該当するエリアの場合)が掛かることも念頭に置いて、ムリのない返済計画が実現する予算立てが不可欠です。
 
(※3)基本的にはほとんどの住宅ローンで加入義務がありますが、フラット35など公的融資の住宅ローン商品の場合には加入義務がありません。
 
とは言え、借り入れ主のいざと言う時に頼りになる保険として、他の商品でも保険は加入している人々がほとんどです。

 

土地を購入する場合

また、建売住宅や分譲マンション、建築条件付き土地(※4)などでなければ、土地取得時点でも諸費用が約4%前後掛かります。
 

【 沖縄で建てる家に掛かるお金☆土地取得費用 】
 
★ まず土地を取得して沖縄で家を建てる場合には、土地を購入した時点でも諸費用(土地代金の約5%前後)が掛かりますので注意をしてください。
 
・仲介手数料(仲介不動産会社への手数料)
土地の登記費用
・(土地購入のために別途ローンを組む場合)事務手数料
 
…などなど。

 
(※4)建築条件付き土地は、その土地を購入した時点で建築依頼をする業者が指定された土地で、土地購入から一定期間(3ヶ月以上とされていますが、ほとんどが3ヶ月が期限です)以内にプランニングを終え、工事に着手しなければなりません。
 
文面だけ読むと不自由に感じるかもしれませんが、建築業者にさえ納得できれば、土地を購入した時点で自動的に進み、土地購入と建築費をセットで住宅ローン1本にして組むことができるので、資金繰り面でも楽です。
 
ただ、依頼したい設計事務所が決まっているなど、こだわりをもって注文住宅を選んだ場合には、知識がないと思いも掛けない条件に後悔しトラブルにもなり兼ねませんので、建築条件付き土地は理解を持って選択してください。

 

予算オーバーにならないための見積もり依頼

初めて沖縄で家を建てる側としては、「建築費用は〇〇円です」と言われると、それが全てと思ってしまいがちですが、コチラで全てを想定することは難しいですよね。
 

【 沖縄で家を建てる家に掛かるお金☆見積もり依頼 】
 
★ ですから最初にコチラの総予算を具体的に「総予算は〇〇万円です」と提示して、その範囲内で見積もりを依頼すると、より安心です。
 
※ また、見積もりをもらった時点で下記のようなことを聞いてみてください。
 
・見積もりに入っている費用
他に必要な費用

 
大手ハウスメーカーなど、なかには諸費用まで入れて作成してくれているものもありますので、細かな内容まで確認しながら予算と合わせて行くことをおすすめします。
 

いかがでしたでしょうか、今回は沖縄で家を建てる時に掛かるお金の内訳を大枠でお伝えしました。
 
「本体工事費+別途工事費+諸費用(土地から購入する場合には土地取得代)」が掛かることになりますが、その大枠のなかでもそれぞれに細かく項目がありますので、別記事で詳しく説明しています。
 
詳しくは「沖縄で家を建てる時に掛かるお金☆「別途工事費」とは?」や「沖縄で家を建てる時に掛かるお金☆「諸費用」とは?」などでお伝えしていますので、コチラも併せてご参照ください。
 

まとめ

家を建てる時に掛かるお金の大枠

・予算は「自己資金+借り入れ金」
・自己資金は備えを別に分けて予算立てをする
・建築費用は「本体工事費+別途工事費+諸費用」
・土地から購入するなら土地取得費も掛かる
・土地取得には諸費用も掛かる
・見積もり時にコチラの総予算を伝える
・この他に掛かるお金を尋ねる