今、沖縄で建売住宅の家はニーズが高いですが、完成された沖縄建売住宅の家となると、建築過程をチェックしてから決断できないだけに、不安要素もありますよね。
建売住宅であれ中古住宅であれ、現代沖縄で家を購入するのであれば、まずは基礎・土台部分まで点検・メンテナンスがより気軽にできる、点検口がある沖縄の家であることは必須です。
このような素人が見てすぐに分かる部分だけなら良いのですが、なかなか内部までは素人目には分かりにくいのが難点ではないでしょうか。
そこで今回は、沖縄で建売住宅の家を購入する際に手抜き工事や欠陥住宅の沖縄の家を選ばないために、事前にチェックしたいいくつかのポイントをお伝えします。どうぞ参考にしてください。
【沖縄の家購入】建売住宅を購入する前に☆
土地と基礎をチェック
まずは図面をじっくり見て確認
素人が沖縄の家をチェックするのは難しいものですが、図面と実物が同じであるかどうか…、は確認できますよね。ですから、まずは図面と現物の違いがないかどうかをチェックしてみてください。
【 沖縄の家購入☆図面と現物をチェック 】
● 例えば、下記のようなポイントをチェックして、確認が難しい場合には営業担当者に直接聞いてみるようにしてみてはいかがでしょうか。
・ 通し柱の位置
・ 筋交いの位置
・ 補強金物(アンカーボルトなど)の位置や間隔
位置が図面と合っているかどうかをチェックするだけでも、重大な手抜き工事の有無に気付きやすくなります。
ただ、図面自体が素人には見にくい部分もありますので、不安が残るようでしたらコストを掛けてでも、調査を依頼してしまうと安心です。
【 沖縄の家購入☆第三者による住宅調査依頼 】
● 沖縄建売住宅の家や中古住宅の住宅診断や検査は、「ホームインスペクション」サービスを依頼します。
→ 相場としてはマンションであれば約5万円、戸建てであれば約165平米未満でおおよそ4.5万円、約165平米以上で5万円ほどです。
ただし、同じ建売住宅でも建築業者が指定された土地を購入する「建築条件付き住宅」や、借地の土地の上に建つ沖縄建売住宅の家になると、地代や契約についてなど、確認事項が増えてきます。
土地に対するチェック事項
沖縄建売住宅の家を選ぶ時には、土地の強度は大変重要です。暮らしの利便性などの立地条件ももちろん快適な暮らしに充分に影響するのですが、軟弱な土地を購入してしまうと沈下が起きてしまうなど、取り返しのつかない事態にもなり兼ねません。
購入したい沖縄建売住宅の家が決まっている場合、土地の成り立ちや地形、浸水・土砂災害など、ある程度の土地情報であれば、地盤サポートマップに住所を入力することで見ることができます。
【 沖縄の家購入☆土地に関するチェック事項 】
● 地盤サポートマップで確認する他、現地見学時に地元の人々にヒアリングをしてみたり、営業担当者に質問をしながら、下記の点に注目をしてください。
・周辺に大きな開発計画がないか(大規模マンションや道路計画など)
・軟弱地盤ではないか
・災害歴(水害や風害、地震など)
さらに営業担当者に確認しておきたいこととして、分譲地の境界線問題です。法的な問題がないのはもちろん、境界線トラブルがしばしば起きることがあるので、その可能性はないかを確認してください。
また、沖縄で家を購入する場合には車の出し入れ環境は重要です。保育園や幼稚園が目の前にあるなどの事情があると、子ども達が今後運転免許取りたての時などは、神経を使います。
駐車場の出し入れをイメージしてチェックしてみてください。
【 沖縄の家購入☆傾斜地の場合の注意点 】
● さらに傾斜地になると、「締め固め」が弱いことで水が吸収されやすくなってしまいます。
→ この土地が盛土(もりど)による整備なのか、切土(きりど)によるものなのかを確認し、1年以上の締め固めが行われているのかを確認してください。
盛土の場合には軟弱地盤になりやすいので、強度を増すために充分な締め固めによる(軟弱地盤安定材などもアリ)補強が不可欠です。
切土の場合は傾斜を切り取って平坦にしているので、地盤は比較的強いです。
沖縄の家の基礎や構造のチェックポイント
素人でもすぐに判別できる基本事項として、沖縄建売住宅の家の周辺を見て回り、基礎部分にヒビ割れや気泡(ピンで刺したような穴)があれば、不安要素と考えてください。
また、どのような建物でも高温多湿の沖縄の家は、シロアリ対策や防腐対策は不可欠です。特に土台部分は湿気がこもり朽腐しやすいので、どのような防腐・防蟻処理を行っているのかは確認しておくことは必須です。
まずは図面や建築申請書、建物配置図、平面図、立面図などと照らし合わせながら、実物と変わらないかを確認しつつ、下記の点をチェックしてください。
【 沖縄の家購入☆基礎・構造のチェックポイント 】
● 防腐・防蟻処理や基礎部分の確認は基本事項として、下記の部分まで見て回ると安心です。
・基礎部分の高さ(40cm以上あると良い)
・断熱材の有無(特に床下や天井裏)
・耐火性能の確認(構造材・外壁材)
・床下の通風環境(換気口が4mごとに1口はあるかどうか)
・筋交いの補強状況(耐震金具などで補強されているかどうか)
・筋交いの数
…などなどです。また、基礎部分のヒビ割れや気泡はもちろんのこと、外壁も一周回って気になるヒビ割れがないかもチェックしてみてください。
このような部分をチェックしますから、やはりスチール製の巻き尺などは準備しておくと便利そうです。
さらに暮らしやすい安心・安全な沖縄建売住宅の家として、下記の点までチェックしてから購入を決断することをおすすめします。
【 沖縄の家購入☆チェックポイント 】
● 特に3戸や10戸など、小規模分譲の沖縄建売住宅の家では、100㎡前後の比較的小さな敷地を有効活用した間取りや設計が多いので、隣近所との距離が密接している物件が多いです。
・窓の数と配置状況
(全ての部屋に窓があるか/窓は近隣とのプライバシーが確保できる位置かどうか)
・隣家との距離(近すぎて近隣トラブルになり得ないか、プライバシーの確保)
※ さらに直射日光の厳しい沖縄の家では、ベランダや玄関などの充分な庇(ひさし)の有無もチェックしておくと後悔しません。
また、現代の沖縄の家では24時間換気システムが義務付けられています。そのためほとんどの沖縄建売住宅の家で設置されていますが、後々面倒なトラブルを防ぐためにも、この段階で24時間換気システム(給気口・排気口)を確認してください。
いかがでしたでしょうか、今回は沖縄建売住宅の家を購入する前に確認したい、土地や基礎部分のチェックポイントをお伝えしました。
将来まで安心して暮らす耐久性の高い沖縄建売住宅の家を選ぶためには、基礎や構造、土地のチェックは欠かすことはできませんが、暮らしやすい快適な沖縄の家を考えた時、間取りや設備の充実度も大切ですよね。
室内はシニアDINKS家庭であればコンパクトで、ファミリー層であれば部屋数が多いなど、コンセプトと自分達の世帯が見合った間取りであるかどうかを見極めます。
また、忘れがちなポイントがコンセントの位置やモジュラージャックの位置です。エアコンの設置位置も実際の暮らしをイメージしながら、室内を確認してください。
この他、収納スペースや将来まで考えた階段の勾配、手すりなどまでチェックできると、より後々まで快適な沖縄の家を選ぶことができるのではないでしょうか。
★ オープンハウスやモデルルームなどの見学会でのチェックポイントについては、別記事「沖縄の家購入☆モデルハウス訪問の準備とチェックポイント」や「【沖縄で家購入】オープンハウスや現地見学でのチェックポイント」などをご参照ください。
まとめ
建売住宅の購入前に注意したいポイント
・図面と実物が合っているかを確認する
・不安があればホームインスペクションも検討する
・軟弱地盤を避けるためのチェックは不可欠
・傾斜地であれば盛土か切土か、締め固めを確認
・基礎部分のヒビや気泡がないかチェック
・筋交いの位置や数を確認
・防腐・防蟻処理を詳しく確認する
・外壁のヒビ割れなども確認
・隣家との距離やプライバシーもチェック
・コンセントの位置や収納スペースなど