「【沖縄で家を購入】誠実な不動産業者を見極めるポイント(1)」では、宅地建物取引業免許証番号やレインズ加盟、不動産業界団体加盟の有無など、不動産営業をするうえでは不可欠な、基本的なチェックポイントについて触れてきました。
ただ「頼りになる」と言う意味合いでは、必ずしも「【沖縄で家を購入】誠実な不動産業者を見極めるポイント(1)」の内容のみチェックすれば安心でもありません。
例えば、宅地建物取引士の資格を持っていたとしても、不動産業界で働くこと自体があまり慣れていない新人であれば、頼りにはなりにくいのではないでしょうか。
今回は、沖縄で満足できる家を購入したい時に役立つ、信頼できてより頼りになる不動産会社(建築業者)を見極めるためのポイントをいくつかお伝えします。どうぞ参考にしてください。
【沖縄で家を購入】
誠実な不動産業者を見極めるポイント(2)
免許や資格だけではなく、経験を見る
「【沖縄で家を購入】誠実な不動産業者を見極めるポイント(1)」では、基本情報として宅地建物取引免許証番号やレインズ加盟の有無、不動産や建築業界団体加盟の有無についてお伝えしてきました。
けれども宅地建物取引免許証や宅地建物取引士の資格を持っていたとしても、充分な実績がなければ、手放しに信頼できるとも言えません。
なかにはこれらの免許証や資格を持っていながらも、長らく現実的に業務をこなしてこなかった事例も多く数多くあります。
【 沖縄で家を購入☆実績を確認する 】
● 特に小規模事業者や個人で活動している不動産業者などの場合、活動期間が実際には短い、長く活動していなかったケースもあるので、過去の実績を一度確認すると安心です。
→ HPを持っている建築業者であれば、沖縄の家をたくさん取り扱っているかどうか、不動産情報の掲載状況によってチェックできます。
※ 地元密着型の不動産会社の場合、HPを重視しなくても人脈ですぐに買い手が見つかることも多くあまりHPに重点を置いていない会社もありますが、頻繁に更新されているような不動産会社であれば、より営業状態が整っている可能性が高いです。
沖縄で家を購入するならば、不動産会社は実際に事務所まで出向いて様子を確認しながら、コミュニケーションを密に計ることをおすすめします。
特に地元密着型の不動産会社であれば、お客様の人となりが分かり、頻繁にコミュニケーションを取ることで人脈から得た不動産物件を真っ先に紹介してくれる体験談も多いです。
【 沖縄で家を購入☆要望をハッキリと伝える 】
● ただし「どんな沖縄の家でも良い」など印象の薄い要望だったりすると、実際に掘り出し物件を見つけた時にも顔を思い出しにくい傾向にありますので、ハッキリとした希望の沖縄の家を伝えて、紹介してもらうよう依頼すると尚良いです。例えば…、
・予算(3,000万円以内など)
・土地が小さくても交通の便が良い場所が良い
・少し離れても広い庭が取れる土地が良い
・ガレージを付けたい
・リビングの広い平屋を建てたい
…などなど
沖縄で建てる希望の家を伝えるなかで、不動産会社もその家の様子や暮らしをイメージできるような表現ができれば、相手の印象に深く残る可能性が高くなります。
また実績を確認することをお伝えしましたが、実際に建てた家などは見学できるかどうか、依頼するのも一案です。オーナー(入居者)の問題もありますが、実際に家のなかまで見学できた事例もあります。(特に設計事務所などは確認できることが多いです。)
実績にある写真や実際の沖縄の家を見ながら、「このような家を〇〇近郊に建てたい(買いたい)」などと依頼するのも分かりやすいかもしれません。
業者名簿から分かること
「【沖縄で家を購入】誠実な不動産業者を見極めるポイント(1)」でお伝えしましたが、不動産会社は従業員5名当たり1人は宅地建物取引主任者の資格を持つ、宅地建物取引士が常駐していなければなりません。
けれども多くの不動産会社のなかには、その名義だけを借りて実際には宅地建物取引士が常駐していないこともあります。このような不動産会社は、やはり信頼できなくなりますよね。
このような不動産会社の信頼性を確認したいなら、業者名簿は大変役立ちます。
【 沖縄で家を購入☆業者名簿で分かること 】
●沖縄で家を購入する際、不安があれば業者名簿から下記の物事をチェックできます。
・財務内容
・沿革
・過去3年間の営業実績
・行政処分歴(指示処分・業務停止処分など)
・不動産業以外の兼業があれば、その業種
・役員の移動、変更歴
・商号
沖縄で家を購入する時に違和感を感じて業者名簿から情報を得るのであれば、役員の移動や変更歴、行政処分歴などは役立ちます。
宅地建物取引業免許証番号「沖縄県知事(3)12345号」などの場合、()内の数字は更新歴を表しています。1996年以降は5年に1回の更新ですので、(3)の場合はざっと15年以上(5×3=15年)の計算ですが、この役員の変更があればその社員の経験は浅いかもしれません。
【 沖縄で家を購入☆業者名簿確認方法 】
● 地元密着型の不動産会社と、全国展開型の不動産会社がありますよね。都道府県をまたがっている場合には、確認施設が異なります。
(1)全国展開型不動産会社
・本店がある都道府県の宅地建物取引担当部署で確認
・国土交通省地方整備局(全国にアリ)で確認
(2)地元密着型の不動産会社(沖縄で家を購入する場合)
・沖縄県の宅地建物取引担当部署で確認
時に、沖縄で家を購入する立場としては気になる程度ではあっても、どうも営業担当者の様子がおかしいと感じていたところ、営業担当者に多大な契約ノルマを課す不動産会社だったケースもありました。
この場合、営業担当者としては自分のノルマを果たすことで精いっぱいになりますので、必要以上に押しが強くなる可能性も出てきます。
注意をしたい不動産会社
以上は、沖縄で満足できる家を購入するために、できるならチェックしておくと良い出会いに繋がる注意点や項目ですが、なかには後々後悔に繋がるかもしれない不動産会社との出会いもあります。
沖縄で満足できる家を建てる・探すには、不動産会社はもちろん、誠実な営業担当者との出会いがポイントになることは知られていますが、ここでお伝えする注意をしたい不動産会社の場合、人当たりが良く気持ちの良い営業担当者も多いので、より注意をしたいところです。
【 沖縄で家を購入☆注意をしたい不動産会社 】
● 大きな買い物ですから沖縄で家を建てる・購入すると、多かれ少なかれ「あぁすれば良かった」などのちょっとした反省はあるかもしれません。
→ けれども深い後悔になるような自分本位の不動産会社には注意をしてください。そのような不動産会社には下記のような特徴があります。
・不動産広告に掲載されている物件情報が、すでに売買契約を済ませた好物件である場合
(釣り広告の可能性があります。)
・営業担当者の成約ノルマが厳しい会社は、営業担当者に余裕がなく契約を焦る傾向
(ノルマのある営業担当者には毎月の締め切りが設けられていることが多いです。)
・大切な事柄をなかなか伝えない、コチラから気付いて質問をしてやっと説明した場合
・営業担当者が口頭で重要な約束事を終わらせる場合
大切な事柄をなかなか伝えない事例では、打ち合わせや契約当初からどこか違和感があったようです。最後の最後、購入後になって敷地内に電柱が設けられることを知った事例などがあります。
また、営業担当者のなかには勢いで約束事をして契約を取り付けようとしてしまう人もいますが、沖縄で家を建てる・購入する過程においてはどの約束事も重要事項ですので、「いちいち」と思うかもしれませんが書類に出してもらってください。
「いちいち」書類に出してもらうことで、不動産会社や営業担当者も気を張って営業・交渉を進めてくれる傾向もあります。
沖縄で家を建てる・購入する過程において、不安や違和感が続くようであれば、ここは潔く諦める、他の業者へ変えることを検討してください。
いかがでしたでしょうか、今回は沖縄で満足できる家を購入するために不可欠な、頼りになる不動産会社の出会いや見極め方を「【沖縄で家を購入】誠実な不動産業者を見極めるポイント(1)」に続いてお伝えしました。
ここまでは沖縄で家を建てる・購入する際の不動産会社の見極め方をお伝えしてきましたが、不動産業者よりも沖縄の家に重要なポイントが、営業担当者です。
営業担当者のパワーや誠実さが、そのまま沖縄の満足できる家づくりや購入に繋がります。一方で、優秀な営業担当者の信頼を勝ち取り、「この人に満足できる沖縄の家を提供したい」と思ってもらえるようなコミュニケーションも重要です。
詳しくは別記事「【沖縄で家を購入】頼りになる営業担当者の見極め方」でお伝えしていきますので、コチラも併せてご参照ください。
まとめ
信頼できる不動産業者の見極め方
・実績まで確認をする
・希望を具体的に伝えてみる
・業者名簿をチェックする
・釣り広告や契約を焦る業者には注意をする
・重要な事柄を伝えるタイミングが遅い業者には注意
・口約束はしない