【沖縄の家づくり】コーポラティブハウスって何?戸建てとの違い

2021/4/4

【沖縄の家づくり】コーポラティブハウスって何?戸建てとの違い
沖縄では戸建ての家がずっと需要が高いものの、最近では豊見城市などで急速に開発されているベッドタウンを中心にして、分譲マンションが増えてきました。

分譲マンションは共有部分があるため管理が楽だとして、今では沖縄で家を購入する時に、戸建てかマンションか…、悩む声も出ていますよね。

全国的には戸建てと比べて分譲マンションが割安傾向にあり、大きな選択理由になりますが、今沖縄の家では戸建てを選んでも分譲マンションを選んでも、それほど大きなお得感はありません。

ただ最近では沖縄で家を購入する際、戸建てか分譲マンションかの選択肢ばかりではなく、より予算を抑えるための「コーポラティブハウス」などの選択肢を検討する人々も見られるようになりました。

今回は沖縄で家の選択肢となる、戸建て分譲マンションか、コーポラティブハウスか…、それぞれのメリット・デメリットを、コーポラティブハウスの概要とともにお伝えします。

どうぞ参考にしてください。

 

【沖縄の家づくり】コーポラティブハウスって何?
戸建てとの違い

 
リクシル木立バナー

戸建てのメリット・デメリット

戸建てのメリット・デメリット
沖縄の家は昔から戸建て人気が高い傾向にありますが、台風の多いエリアだけに、全国的な家よりも平屋が多く、木造住宅よりもコンクリート住宅がメインの傾向にありました。

けれども月日が経ち木造住宅の技術が発達したこと、またコンクリート住宅が思う以上にひび割れなどの経年劣化が目立ち、大幅修繕や立て直しが増えたことから、今では木造住宅人気が高まりつつあります。

また沖縄は本州の地方と比べると、地価が割高になってきたために、狭い土地に居住面積を増やそうと、以前よりも二階建て・三階建ての新築率の伸びが目立つようになりました。

では、そんななかで沖縄の家に戸建てを選ぶメリットはどのようなものがあるでしょうか。

【 沖縄の家づくり☆戸建てのメリット 】

● 戸建ての特徴として、敷地内は完全な所有物です。そのためリフォーム・リノベーションが自由になりやすく、庭や屋上などの土地活用の自由度も高くなります。

将来的なリフォームやメンテナンスが進めやすい
・庭を自由に利用できる(ガーデニングやペット、ガーデンプールなど)
駐車場を確保できる
・充実した設計により、快適な採光や通風環境が期待できる
・騒音や隣人トラブルの確率がより少ない
・管理費や修繕積立金の支払いがない

※沖縄の家では、町内会や子ども会などの参加の可能性

沖縄の家を戸建てにする場合には、分譲マンションのように管理費や修繕積立金は掛かりませんが、住まいは必ず経年劣化が起こりますので、将来的な修繕やリフォームを想定して、自分達で修繕費の積み立てが必要です。

また、沖縄の家を長持ちさせるためには定期的な点検などのメンテナンスが不可欠なので、そのための費用も掛かると考えてください。

…では、沖縄の家に戸建てを選ぶデメリットには、どのようなものがあるのでしょうか。

【 沖縄の家づくり☆戸建てのデメリット 】

● 分譲マンションは集合住宅なので、多くの居住者が資金を出し合う共有スペース部分などもあり、エレベーターやセキュリティーなどの設備が充実していますが、個人で購入する戸建てでは、これらを自分達だけの予算でカバーしなくてはなりません。

・自分達で日々の清掃、管理をしなければならない(管理人がいない)
・セキュリティーがマンションほど充実していない
・同じエリアであれば、マンションよりも割高になる傾向
・耐震性がマンションと比べると不安
・断熱性や遮音性がマンションと比べると低い傾向
・3階建てなどの家では、エレベーターなしの家が多いため上り下りが大変
・ゴミ出しルールなど、マンションよりも近所付き合いが密になる傾向

などなどを挙げることができます。戸建ては完全に自分達の所有物になるので、庭から間取りまで自由度が高いのが魅力ですが、その分、全てを自分達で賄わなければなりません。

将来的な修繕費用などはもちろんのこと、建築時の設備投資も分譲マンションのように充実させようと思うと、なかなか個人の予算では大変な側面があります。

 

マンションのメリット・デメリット

マンションのメリット・デメリット
一方、分譲マンションは全国的には戸建て住宅よりも割安傾向にありますが、現在の沖縄の家では、「セレブマンション」とも称される分譲マンションも多く、一階に入居者をケアする「マンションコンシェルジュ(※)」がいる分譲マンションも多く見受けられます。

そのため、沖縄の家で分譲マンションを選ぶとしても、選ぶ場所によっては戸建てか、それ以上のコストが掛かる可能性も高いです。

※「マンションコンシェルジュ」とは、居住者の鍵を預かったり、クリーニングの受付をするなど、居住者の暮らしを快適にするためのサービスをしています。

【 沖縄の家づくり☆分譲マンションのメリット 】

● 分譲マンションは多くの人々が住みますが、その分設備も充実している傾向です。そのため、オートロックや管理人常駐など、セキュリティー面も安全性が期待できます。

・共有部分は管理会社によって管理される
戸締りが簡単(鍵を掛ければほとんどの戸締りが完了する)
・庭の手入れなどの必要がない
・同じ予算内ではより便利なエリアに入居しやすい
・入居部分は一階のみがほとんど、階段の上り下りがない
断熱性が高い住まいが多い
・1981年以降(※)であれば耐震性が高い
高層階の展望が期待できる

…などなどを挙げることができます。沖縄の家では特に最後の高層階の展望を期待して、国内外の裕福層がセカンドハウスに高層階を購入する時期がありました。

けれども2020年の新型コロナ感染拡大の影響も受け、より多くの人々との接触を避けることができ、またバーベキューなどを庭で楽しむなど、室内での楽しみがより増える戸建て人気が高まっている側面もあります。

(※)1981年以降の建築物の場合、新耐震基準法に則って建てられています。

【 沖縄の家づくり☆分譲マンションのデメリット 】

● 多くの入居者で居住するので、共有部分と私有部分がはっきりと分かれ、戸建てと比べると自由度は低くなりがちです。高層階にもデメリットがあります。

・高層階の場合、出入りが面倒になりがちで子どもや高齢者が出不精になりやすい
・リフォームは私有部分のみ、ベランダ部分などのリフォームは制限がある
駐車場代を別途支払う建物が多い
(状況によっては他の場所に駐車場を借りなければならない)
・ガーデニングなどの趣味は戸建てと比べて制限がある
マンションの管理組合の加入が必要、入居者の合意一致で難航しやすい
管理費・修繕積立金の毎月の支払いがある(※)
・上下階や左右の部屋とのトラブルの可能性(騒音など)

…などなどがあります。最近ではペット可を謳う分譲マンションが多いですが、まだまだペットを飼うことができないマンションも多いです。

デメリットにもあるように、ペット不可の分譲マンションでペットを飼う許可を得ようとすると、入居者の満場一致が必要ですが、入居者が多いこともありなかなか難しいと考えてください。

(※)分譲マンションは共有部分の管理や建物の修理・修繕のための毎月の管理費や修繕積立金の支払いがあります。また大規模修繕の時にはさらに追加で修繕費を支払う可能性もありますが、戸建てでも自分達で管理・修繕計画を立てなければなりません。

最近では「子育てマンション」などもあり、共有部分に保育園などを設けているマンションも出始めています。子育て家庭など、該当する家庭には便利です。

ただ、将来的にずっと暮らすことまで考えると、子ども達はいつかは独立してシニアのDINKS(大人二人暮らし)にもなり得ますので、将来的な住み替え計画なども踏まえた購入計画をおすすめします。

 

コーポラティブハウスとは

コーポラティブハウスとは
ここまで、沖縄で家を購入する際に考えられる、戸建てと分譲マンション、それぞれのメリット・デメリットをお伝えしてきました。

「沖縄で戸建ての家を購入したいけれど、セキュリティーまで充実させるとなると、予算が追い付かない…」、若しくは、「分譲マンションだと程よい予算で管理面も充実するけれど、近隣トラブルなどが心配…」、など、メリットデメリットの間で迷う声も多いです。

そのなかで、近年になってしばしば見受けられるようになったタイプが、「コーポラティブハウス」です。

【 沖縄の家づくり☆コーポラティブハウスとは 】

● コーポラティブハウスは入居者が建築前から自治体組織を組み、戸建て住宅のように自分達で土地探しから建築業者選びまで、集合住宅を共同で建てる住まいを差します。

→ 自分達で土地探しからプランニングを進めるので、分譲マンションよりもより、自由度の高い集合住宅が実現し、入居者が資金を出し合うために予算も割安傾向にあるのがメリットです。

全国的にも沖縄の家でも、まだまだ前例の少ないケースですが、分譲マンションと戸建ての良いところ取りができるスタイルとして、注目され始めています。

分譲マンションはセキュリティーが高い点が評価されていますが、一方で入居者が多くなればなるほど、公共部分で一緒になる人々が、本当に入居者なのかどうか…、判断しきれない不安を感じることもあるのではないでしょうか。

その点、建築当初から自治体組織を結成し、土地探しから建築まで協力して進めた入居者のみで構成されるコーポラティブハウスなら、お互いに気心を知る仲です。

【 沖縄の家づくり☆コーポラティブハウスのメリットデメリット 】

● メリット

・広告宣伝や営業コストが掛からず、より予算を抑えた集合住宅が実現する
・より希望を取り入れた自由設計ができる
・建築時から協力し合うため、入居後のお付き合いもスムーズになりやすい
気ごころの知れた隣人関係により、上下階や左右の家とのトラブルが起こりにくい

● デメリット

・建築時には入居予定者(自治体組織)での頻繁な話し合いがある
・自分達で土地探しから始めるため、より労力とパワーが必要
・自分達で集合住宅を建てるため、その時々で知識が必要
・建築前の入居予定者による自治体組織は、よほどのことがない限り、完成まで脱会は難しい

…などなどのメリット・デメリットがあります。

沖縄の家づくりでコーポラティブハウスを検討するケースでは、幼馴染であったり、親族や家族など、もともと気ごころの知れた仲間同士、助け合える子育て環境を整える目的も多いです。

ただかなりのパワーが必要なので、自治体組織の協議では、その関係性を無用に壊さないためにも、お互いに気遣いは大切です。

 
 

いかがでしたでしょうか、今回は沖縄の家づくりで戸建てと分譲マンション、それぞれのメリット・デメリットとともに、第三の選択肢でもある「コーポラティブハウス」についてお伝えしました。

全国的には大きな集合住宅型コーポラティブハウスも見受けられますが、沖縄の家ではコーポラティブハウスは多くて5組前後、左右の壁を繋げたような連棟型住宅が多いです。

それだけに二世帯住宅がより広くなったような感覚で、お互いの親世帯と兄弟が集まった親戚によるコーポラティブハウスや、サーファー仲間や幼馴染などによる自治体組織を多く見受けます。

☆戸建てと分譲マンションの資産価値から見た違いについては、別記事「【沖縄の家】資産価値から見た選び方☆戸建てとマンションの違い」などをご参照ください。
リクシル木立バナー
まとめ

戸建て、マンション、コーポラティブハウスのメリット・デメリット

・戸建ては割高で自己管理が必要だが自由度が高い
・分譲マンションは比較的割安で自由度が低い
・コーポラティブハウスは戸建てとマンションの良いところ取り

トップへ戻る