近年は沖縄でも、不動産の売却まで見据えたマイホーム購入が増えてきましたよね。そのためか、一般的な造りで万人に売却活動ができる建売住宅を購入し、適度なタイミングで沖縄で建売の不動産を売却し住み替えるケースが増えています。

将来が安定しない昨今では、その時々のライフステージに合わせた、ムリのない暮らしが好まれるようになり、そんな人々の意識に合わせて、住まいも身軽に住み替える時代が到来した結果です。

2020年はコロナ到来により不動産市場も不安視されましたが、リーマンショックなどとは違い、コロナによる強制的な経済停止だったため、特に投資としての不動産購入も多い沖縄では、今のところ不動産市場も安定しています。

…とは言え、今後の動向に不安を覚える人々も多かったのではないでしょうか。けれどもリゾート地として世界的にも需要の高い沖縄での不動産売却は、事前に戸建て住宅の知識を身につけておくことで、悩むことなく売却に踏み入ることができます。

そこで今回は、スムーズに進めるための沖縄での不動産売却の基礎知識、特に建売住宅の売却ポイントについてお伝えします。

 

沖縄で不動産の売却☆
戸建ては建売住宅の方が売りやすい？

 

戸建て住宅の売却

戸建て住宅には大まかに分けると、建売住宅と注文住宅に分けることができますよね。

冒頭でお伝えしましたが、沖縄の不動産売却シーンにおいても、この建売住宅と注文住宅で比較をすると、建売住宅のほうが比較的売りやすいです。

一方、沖縄では個性的な不動産の売却物件も多く見受けられますが、多くは別荘として建てられたものが多いので、ターゲットが変わります。

ですから、沖縄で不動産売却をスムーズに進めようと考えるのであれば、ばずは俯瞰して自分が売却したい物件が、どのような層に求められているのかを分析する方法がベストです。

その上で、別荘売買が得意な仲介不動産会社であったり、地元の人々とのコネクションが強い仲介不動産会社であったりと、自分の物件と相性の良い不動産会社に仲介を依頼するように進めてみてはいかがでしょうか。

 

住宅ローンの残債

このように、沖縄の不動産売却市場では、建前住宅は万人受けしやすく売買契約までスムーズに進みやすい側面もありますが、だからと言って、何も考えず売却するのは避けるようにしてください。

現在、沖縄で不動産を売却する人々の多くが、新しい家を購入する「住み替え」パターンです。けれどもこの場合、賢く資金計画を立て、よりリスクの少ない住み替えを進めなければなりません。

ですから、住み替えによる沖縄の不動産売却では、住宅ローンの残高まで考慮した売却計画を立ててください。

ただ、「住宅ローンがまだ残っているので売却できないのでは？」と言う質問も多いのですが、ほとんどの住み替えによる沖縄での不動産売却が、住宅ローンの残債を残したまま住み替え計画を立てています。

ただし、どちらの方法にしろ、最終的に一括返済できなければ売却は無理なので、資金はしっかりと把握してください。

住み替えローンを利用した場合、「住宅ローンの残債＋新居の費用」が沖縄の不動産売却で得たお金よりも上回るケースもありますが、この場合でも返済が以前よりも大変になることを見据えた資金計画がポイントです。

 

価格の査定

沖縄で建売不動産をスムーズに売却するためには、価格設定はその後の売却活動で大きく左右されていきます。

ただ、高すぎても売り主はより安い物件を探そうとしますし、実は反対に周辺相場よりも安すぎても「何か安い理由があるのでは？」と感じて、敬遠される可能性があるため、高すぎても安すぎても、スムーズな沖縄での不動産売却に結び付きません。

ですから、価格設定の段階になって「どのようにして適正な販売価格を設定するのか？」との相談も多いです。ではどのようにしたら、適切な価格設定ができるのでしょうか。

このような複数の不動産会社への査定依頼と「相見積もり」は、適正な価格査定だけではなく、沖縄での売却売却作業をスムーズに進めることができます。

他にも、沖縄の不動産売買で仲介業者を利用したいときに、信頼している不動産会社があることで再び不動産会社を探す手間も省くこともメリットです。

 

インスペクションで売却率の向上

さらに2020年4月の「契約不適合責任」の施行により、売却前に売り主が自分でホームインスペクションに依頼する事例が増えました。「ホームインスペクション」とは、自分が売却する物件の建物の調査をしてもらう事です。

契約不適合責任の施行により、売り主の知る知らないに関わらず、売買契約後に発見された瑕疵について、売り主は責任を負うのみならず、事情によっては契約が破棄される可能性も出てきました。

もともと建売住宅は売り主にとっても、（なかには建築途中ですでに購入を済ませる事例も多いですが）、建築後に購入するため、その内部までは確認をしていません。

けれども沖縄では不動産売却前にホームインスペクションを行うことで、専門家による安全性の証明を得ることができるため、建売住宅のデメリット面をフォローすることが可能です。

 

建売住宅が売れない場合

このように、売却活動の範囲も広く、比較的沖縄では不動産売却がスムーズに進みやすい建売住宅ですが、ここでお伝えしたようなさまざまな工夫を施したとしても、なかなか売却できない時には、査定価格に問題があるパターンが多いです。

沖縄の不動産売却では仲介不動産会社との出会いがスムーズな売却活動の要となりますので、この不動産会社選びを適当にやってしまうと後にとても面倒なことになってしまいがちです。

仮に沖縄の不動産売却において、建売住宅が売れない場合は、現在依頼している不動産をやめて、他の不動産に依頼してみてはいかがでしょうか。

 
 

いかがでしたでしょうか、今回は沖縄での不動産売却シーンにおいて、特に一戸建て建売住宅に関して、スムーズに売却を進めるためのポイントについてお伝えしました。

本文でお伝えしたように、戸建て住宅のなかでは建売住宅は比較的売却しやすいのですが、「建売住宅は売りづらい」などの噂が蔓延していることにより、沖縄で不動産売却の経験のない方から建売住宅は売れないものだと印象がつけられています。

しかしいざ建売住宅のことを知ると、沖縄の不動産売却シーンではむしろターゲット層が広がり、売却活動がしやすい物件です。

☆　住み替えに役立つ住み替えローンやつなぎ融資については、別記事「沖縄の住み替えローンとつなぎ融資☆新築から住み替えるポイント」で詳しくお伝えしていますので、コチラも併せてご参照ください。

 

まとめ