オフィス兼用の注文住宅を建てる☆ポイントと注意点

2021/2/13

オフィス兼用の注文住宅を建てる☆ポイントと注意点
2020年のコロナ到来を受け、オフィス兼用の注文住宅を建てる方が増えましたよね。テレワークはもちろんのこと、コロナをきっかけにフリーランスとして仕事を始めたケースも多いです。
 
オフィス兼用の注文住宅を建てる人々には、建売住宅や分譲マンションでは、プライベートと仕事が混同されやすく、メリハリが付かないとの声が多くありました。
 
その点、とても自由度が高く自分好みに様々な設計ができるため、オフィス兼用の注文住宅は実現しやすいです。また、小規模事業者であればコロナ禍により事業縮小により、オフィスを引き上げて、自宅にオフィスを構える事例も出てきました。
 
このように、自宅で仕事をする人や会社を経営する人は、自宅の一部をオフィスにすることができる点が何よりの魅力です。
 
そこで今回は、オフィス兼用の注文住宅を建てるポイントや、注意点についてお伝えします。
 
今後、オフィス兼用注文住宅を建てて仕事の拠点としたい方々だけではなく、書斎ワークスぺース、副業スペースが欲しい方々まで、どうぞ参考にしてください。
 

 

オフィス兼用の注文住宅を建てる☆
ポイントと注意点

 

お得がたくさんのオフィス兼用注文住宅

お得がたくさんのオフィス兼用注文住宅
実は、冒頭でお伝えしたようなフリーランスや小規模事業者の方々ばかりではなく、一般社員でテレワークになった方々や、副業を始めた方々まで、多くの人々が「せっかく書斎スペースを作るなら…」と、オフィス兼注文住宅を建てています。
 
…と言うのも、オフィスと自宅を兼用するとお得なことがたくさんあるからです。
 
まずは、フリーランスなどの個人事業主や、小規模事業者の皆さまにとってのメリットをお伝えします。
 

【 オフィス兼用注文住宅☆事業者にとってのメリット 】
 
① 職場の家賃がかからない
 
→ 自身の会社を経営している人の場合、ほとんどはオフィスを借りなければなりません。
 
※ しかし、自宅を利用することでオフィスを借りるための家賃が必要なくなります。会社にとっても大きな経費削減になるでしょう。
 
② 通勤の手間が無くなる
 
→ 会社が遠い場合は朝早く起きて通勤しなければなりません。この時間が無くなることでゆっくりと起床し、朝の支度をすることができるようになります。

 

さらに、通勤に車を利用している人はガソリン代がかからなくなり、電車を利用している人は定期代がかからなくなる上に通勤渋滞や満員電車のストレスから解放されるでしょう。家族経営の家庭などでは、昔から定番のスタイルです。
 

 

会社員にとってのメリット

会社員にとってのメリット
では、会社勤めをしている人々にとって、オフィス兼注文住宅を建てるメリットは、どのようなものがあるでしょうか。
 
「せっかく今から注文住宅を建てるなら…」と、後々のことまで考えて、オフィス兼注文住宅を建てるケースも増えています。
 

【 オフィス兼用注文住宅☆会社員にとってのメリット 】
 
① お客様に生活感を見せないまま、客室へ通すことができる
 
→ 一般家庭であっても、お客様が来るとなると掃除をしなければならないなど、大変ですよね。この点、玄関から入り口が違うオフィス兼注文住宅を予め建てていることで、お客様からの目線を意識せずに済みます。
 
② 完全なプライベート空間ができる
 
→ コロナ禍によって「コロナ離婚」や「育児ストレス」などが問題視されましたが、この多くは家族間の距離感を、コロナ自粛によって上手に保つことができなかったためです。
 
※ オフィス兼用注文住宅であれば、ストレスが溜まった時、一人になりたい時、作業に集中したい時などに、全くの一人の空間でリフレッシュが可能です。
 
③ 写真撮影などのスタジオにできる
 
→ 現代では一般の方々も個人売買アプリやSNSによって、不用品を売却したり、自作の作品や手作り商品を販売したりしますよね。そうでなくとも、SNSや動画配信を楽しむ人々が増えています。
 
※ このような時に、生活感のないオフィススペースを設けることで、より本格的な写真や動画撮影が可能です。

 

…このような事例が多くありましたが、この他にも、将来的な同居を見据えたオフィス兼注文住宅もありました。
 
最初から玄関を分けたオフィス兼注文住宅を建て、今は家族のワークスペースとして活用しながらも、将来的に同居の必要性が出てきた時に、両親が住むスペースにしよう…、と言うプランニングです。
 

 

動線は区別する

動線は区別する
このように、お得な点がたくさんあるオフィス兼用注文住宅ですが、注意しなければならない点もいくつかあります。
 

【 オフィス兼注文住宅を建てる注意点 】
 
① オフィス兼注文住宅では、オフィスと居住スペースの動線を区別することを意識してください。
 
→ この二つが混同してしまうと、せっかくオフィス兼注文住宅を建てた意味がなくなってしまいます。
 
生活音がオフィスに漏れてしまうなどの事例がありました。)

 

オフィスと居住スペースの導線を区別せず、オフィスで音が気になってしまうと、仕事に集中できず、仕事に支障をきたす可能性まで出てきます。
 
また、せっかくプライベート空間を分けているにも関わらず、オフィスで仕事をしている間は家族も繊細に気を遣わなければなりません。
 
このような騒音問題は、平屋で左右に分けるなどのケースではそれほど問題にはなりにくいです。では、どのようなオフィス兼注文住宅に対して多いのでしょうか。
 

【 オフィス兼注文住宅で騒音注意の事例 】
 
☆ 特に、二階建て住宅において、一階にオフィス・二階以上を居住スペースとする住宅に多い事例です。
 
→ 対策としては、オフィスの入り口と家の玄関を離す方法があります。

 

二階建ての一階部分・二階部分で区切るオフィス兼注文住宅の設計では、このように、はっきりと動線を区別することができます。さらに、生活音も響きにくいでしょう。
 

 

ローンの手続きに注意

ローンの手続きに注意
二つ目はローンの手続きです。オフィスを兼用した注文住宅を建てる際には、居住スペースとオフィス部分とで異なるローンになるので、この点に注意をしてプランニングを進めてください。
 

【 オフィス兼注文住宅☆ローン種別 】
 
☆ 居住部分は通常の住宅ローンですが、オフィス部分は事業ローンです。
 
→ そのためローンを組む際の手続きが別で必要になる可能性が高いので、金融機関と十分に相談しなければなりません。

 

ただし、オフィス部分と住宅部分でローン種別が異なるケースは、個人事業主や小規模事業者など、仕事を目的としてオフィススペースを設ける場合に限ります。
 
会社勤務の会社員が、ワークスペースとして設ける場合には住宅ローン一本です。
 

 

固定資産税の軽減措置に注意

固定資産税の軽減措置に注意
三つ目は固定資産税です。土地や住宅を所有している人は、毎年一度固定資産税を支払う必要があります。
 

【 オフィス兼注文住宅☆固定資産税 】
 
☆ どんな住宅にもかかる税金ですが、オフィス兼用の住宅は固定資産税の軽減措置があり、通常の住宅よりも低い税率が課せられる可能性が大きいです。

 

ただし、これは建物の高さや耐火性などによってもさまざまに違いがあります。事前に十分に調べ、正しい税金を支払うようにしてください。
 

 

どんな場所にでも建てられるわけではない

どんな場所にでも建てられるわけではない
最後に四つ目は、建てられる土地に制限があるかどうかをチェックしてからプランニングを進めてください。これは土地に関することですので、一番最初の段階である土地探しから意識して進める必要があります。
 

【 オフィス兼注文住宅☆土地の制限 】
 
☆ 書斎やワークスペースとしてであれば問題ないのですが、本格的なオフィス兼用の注文住宅である場合、どんな土地にでも建てられるわけではありません。
 
→ 土地には用途地域というものがあるからです。用途地域によって、その地域に建てられる建物には規定が出てきますので、用途地域の内容を確認してください。

 

例えば、住宅用途には危険な薬物を使用したり、騒音が発生したりする工場は建てられません。また、日差しを遮ったり景観を損なってしまったりする恐れがあるため、高い建物が建てられない地域もあります。
 

【 第一種低層住居専用地域に注意 】
 
☆ 本格的な事業のためのオフィス兼用注文住宅の場合、「第一種低層住居専用地域」に指定されている場所には建てることができません。
 
→ また、事業用の床面積は50㎡以下にしなければならなかったり、建物全体の半分の面積でなければならなかったりします。

 
 

いかがでしたでしょうか、お得がたくさんあるオフィス兼注文住宅ですが、いくつか注意点もあるため、プランニングの最初の段階でこれらの問題点を理解して、事前にチェックしてから進めてください。
 
ただし、オフィス兼注文住宅の多くの問題点は、小規模事業者など比較的本格的な事業のためのスペースです。
 
一人で請け負っているイラストレーターなどのフリーランスの方々や、副業としてのオフィスであれば、書斎やワークスペースとして区切られますので、土地制限や固定資産税の問題には及びません。
 
☆ 家のなかに書斎やワークスペースを作るポイントについては、別記事「沖縄注文住宅で人気のミニ書斎☆コロナ時代のアイデア」などでもお伝えしていますので、コチラも併せてご参照ください。
 
 

まとめ

オフィス兼注文住宅の魅力と注意点

・家賃や通勤の手間が掛からないオフィス住宅
・会社員でもワークスペースとして人気
・オフィスと居住スペースをはっきり分ける
・適用されるローンに違いがある
・固定資産税の軽減税率の違いに注意
・第一種低層住宅専用地域に注意する

 

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