注文住宅の欠陥は早期に発見!見極める方法と見つけた時の対処法

2021/2/10

注文住宅の欠陥は早期に発見!見極める方法と見つけた時の対処法
せっかく注文住宅を建てたのなら欠陥があれば素早く見抜いて、一生安全な暮らしがしたいですよね。けれども、躯体など目に見えない部分の欠陥は、なかなか素人には見極めることができない点が難点です。
 
何度も試行錯誤しながら設計し、多額の資金をかけて建てた注文住宅に欠陥が見つかったらショックですが、実は、信頼できる施工会社や大きな建築会社に依頼しても、一定の割合で注文住宅に欠陥が見つかることがある点は否めません。
 
そこで今回は、完成した注文住宅から欠陥を見極める方法や、見つけたときの対処法についてお伝えします。ぜひ参考にしてください。
 

 

注文住宅の欠陥は早期に発見!
見極める方法と見つけた時の対処法

 

注文住宅の欠陥とは

注文住宅の欠陥とは
まず注文住宅における欠陥とは、どのようなものを指すのでしょうか。注文住宅で欠陥を含めて、整備不良や不具合には、その躯体から基礎、システムキッチンや機能まで、さまざまなものがあります。
 

【 注文住宅の欠陥ではない事例 】
 
☆ 完成後に報告された事例のなかで、「注文住宅の欠陥」と言えない箇所は、下記のようなものです。
 
① エアコンや給湯器が上手く動作しない
 
→ これらは住宅の欠陥ではなく、装置の不具合です。各メーカーに問い合わせて修理や回収の依頼をする必要があります。
 
② クロス(壁紙)が剥がれていた/コンクリートがひび割れていた
 
→ これらも注文住宅における欠陥とは言いません。表面的なクロス(壁紙)やコンクリートの剥がれやひび割れは、「住宅の不具合」です。

 

ですから、ここで注文住宅における欠陥と定義されるのは、あくまで住宅本来の性能が欠如している場合と考えてください。
 

【 注文住宅の欠陥である事例 】
 
☆ 例えば、下記のようなものであれば、それは注文住宅における欠陥と捉えることができます。
 
① 柱や床の傾き
 
→ これは注文住宅の欠陥です。要となる躯体が傾いているため、耐震性が損なわれ、安全性に支障を来しているからです。
 
② 雨漏り
 
→ 完成後に雨漏りを確認した場合、これは注文住宅の欠陥と見なされます。屋根や天井に何らかの問題があり、十分な性能を果たしていないと判断します。

 

注文住宅や建売住宅などに限らず、入居後にシステムキッチンの取り換えやクロス(壁紙)の張り直しなどの事例はありますが、こちらは表面的なもので、貼り替えや取り換えをすることで解決する不具合なので、それほど深刻ではありません。
 
ただ、注文住宅における欠陥とみなされた箇所の多くは、その躯体や基盤など、住む人の安全な暮らし自体を脅かすことにもなり兼ねません。
 
このような注文住宅の欠陥は、設計や施工の不備によって発生してしまいます。
 

 

注文住宅の欠陥を見極める方法

注文住宅の欠陥を見極める方法
このような注文住宅の重大な欠陥でも、住人に専門的な知識がないばかりに、知らないまま住み続けてしまうケースは多いです。
 
家族の安全のためにも事前に見極めの方法を押さえて、新築時に確認をすることで、建築業者などに対処を依頼できます。
 
注文住宅の欠陥を見極めるためにはいくつかの方法がありますので、試してみてください。
 

【 注文住宅の欠陥を見極める方法① 】
 
① 床にビー玉を置く方法
 
→ 注文住宅の欠陥によって床が傾いている場合、ビー玉は転がって行ってしまいます。正しく施工された床面ならば、ビー玉は転がらずにその場で静止するでしょう。

 

床の傾斜は安全な注文住宅を脅かす重大な欠陥ですが、このよく知られるビー玉によるチェック方法も試すことなく、入居する方は意外にも多いです。
 
けれども安全を脅かすばかりではなく、長く傾斜のある家に住んでいると、めまいや頭痛、ひどい時には吐き気などの身体的症状を引き起こし、その人の人生まで狂わせてしまうケースもありますので、ぜひ、一度試してみることをおすすめします。
 

【 注文住宅の欠陥を見極める方法② 】
 
② 柱の比較
 
→ 家具を搬入する前に家の中の柱をいくつか比較してみてください。一定の方向から複数の柱を目視し、下記のようなポイントを踏まえてチェックします。
 
・ 床面から垂直に立っているか
・ 他の柱と並行

 

まずはまっさらな部屋の状態で、これらを確認することから始めてください。柱が正しく立っていないと耐震性が下がり、安全性が心配されます。
 

【 注文住宅の欠陥を見極める方法③ 】
 
③ 屋根裏の確認
 
→ 建築の際には雨が降ることもあるでしょう。天井が上手く施工されていない場合には雨漏り跡が残るのです。

 

この雨漏りは日の当たる晴天時には気付かなかったものの、曇りの日などに電気を付けて確認したところ、雨漏り跡を確認した…、などの事例も見受けることができました。
 
そのため、できれば雨の日やその翌日に屋根裏を確認することをおすすめします。
 

 

補償制度を利用しよう

補償制度を利用しよう
では、もし注文住宅に欠陥が見つかってしまった場合には、どのように対処したら良いのでしょうか。基本的には、補償が受けられますので、この補償制度を利用してください。
 
ただ、補償制度には期限が設けられていますので、補償期間内に請求をする必要があります。
 

【 注文住宅の欠陥への対処法 】
 
☆ とは言え新築で建てた注文住宅の欠陥であれば、10年以内と言う長い補償期間が設けられており、補修や損害賠償請求、売買契約の解除をすることができるので安心です。
 
→ これはどの注文住宅の欠陥においても同じです。と言うのも、「住宅の品質確保の促進等に関する法律」によって定められており、施工会社は必ず保障する義務があります。
 
※ とは言え、注文住宅の欠陥は、見つかり次第すぐに連絡するのが最も安心です。

 

しかし、なかにはスムーズに注文住宅の欠陥に対する補償が受けられなかった報告もあります。
 

【 注文住宅の欠陥補償のトラブル 】
 
☆ このような事例では、多くが施工会社が注文住宅の欠陥を認めなかったり、話し合いに応じなかったりする場合です。
 
→ このような時には建築士や弁護士に相談することも必要です。問題が長期間解決しない場合には訴訟を起こすことも考えなければなりません。

 

 

保険会社や行政機関に問い合わせることも

保険会社や行政機関に問い合わせることも
一般的には、注文住宅の欠陥を施工会社が認めることで、必ず補償を受けることができます。
 
けれども、前項でお伝えしたようなトラブルの他にも、本来は補償請求ができるはずの施工業者ががすでに倒産しているため、施工会社から補償を受けられない…、との相談も多いです。
 

【 注文住宅の欠陥トラブル☆施工業者の倒産 】
 
☆ 注文住宅の欠陥を、倒産などで施工業者に補償請求できない場合には、住宅を購入した人が保険会社や行政機関に問い合わせることで補償が受けられますので、安心してください。
 
→ 例え、倒産してしまっても「住宅瑕疵担保履行法」によって、何らかの補償は受けられると考えてください。

 

施工会社は、保証金の供託や保険加入が義務付けられているのです。ただ、住宅購入者は保証金を供託している法務局や、保険会社に直接連絡を取らなければなりませんので、少し手間暇が掛かる点が難点です。
 
 

いかがでしたでしょうか、今回は注文住宅の欠陥を見極める方法や、見つけたときの対処法についてお伝えしました。
 
例え、注文住宅の引き渡し後に欠陥を見つけてしまっても、建築依頼をした施工業者に問い合わせることで、法律により住宅購入者(居住人)は、十分な補償を受けることができます。
 
本文でお伝えしたようなさまざまなトラブル事例もなかには見受けられますが、多くは問題なく補償請求ができます。正しく手続きをして、対処を進めてください。
 
 

まとめ

注文住宅の欠陥確認と対処法

・欠陥とは住宅の機能や安全性をそこなうもの
・住宅の欠陥を見極める様々な方法がある
・補償制度によって欠陥の補修や損害賠償請求を受けられる
・施工会社が倒産した場合には保険会社や行政への連絡も必要

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