沖縄の不動産査定であっても、不動産会社によって査定額が大きく異なることは多いです。沖縄で複数の会社に不動産査定を依頼してみると、査定額の違いに気づく方は多いですよね。
こんな時に、沖縄の不動産査定で高値を提示してくれる会社があると、嬉しくなってその会社に売却をお願いしたくなることもあるのではないでしょうか。
でも、沖縄で不動産の査定額は売却価格ではないですし、必ずしも会社の提示した金額で売却できるとは限りません。
納得の行く会社で売却してもらうためにも、まずは沖縄において不動産の査定額が会社によって違う理由は知っておいた方が良いかもしれません。
そこで今回は、沖縄において不動産査定額が会社によって違うのはなぜか、理由を4つ挙げてみました。どうぞ、不動産売却の参考にしてみてください。
【沖縄で不動産査定】
査定額が会社によって違うのはなぜ?
査定額の判断基準は担当者によって変わるから
沖縄で不動産の査定額が会社によって違う理由として、まずは「査定額の判断基準が担当者によって変わること」が挙げられます。
ただし、それぞれが独自の基準に基づいて査定を行っている訳ではありません。ある一定の基準はあるのですが、そのガイドラインの解釈や重視ポイントが異なることによる、沖縄での不動産査定額の違いは多いです。
【 沖縄で不動産査定☆判断基準 】
★ 基本的に不動産の査定は、公益財団法人・不動産流通推進センターで定められた「価格査定マニュアル」に従って行われます。
→ ただ、それでも価格査定マニュアルを基にした会社独自のマニュアルが存在するくらいで、価格査定マニュアルで細かい部分まで明確な査定額のルールが存在する訳ではありません。
なので、特に戸建て住宅に関しては、担当者のスキルや経験、感覚などによって、査定額の判断基準が変わりやすいです。
また沖縄の不動産会社は査定時に「自社で販売活動がしやすいかどうか」が基準になります。
特に地元密着型の不動産会社では、例えば別荘が多いエリアであれば別荘目的の富裕層に強いなど、販売活動の得手不得手がありますので、その経験に基づいた判断基準がそれぞれの沖縄での不動産査定額の違いになることも理解しておくとスムーズです。
会社によって売却実績や保有データが違うから
これは前項で少し触れた「不動産会社による得手不得手」にも共有する事項ですが、沖縄で不動産査定額が会社によって違う理由と言えば、「会社によって売却実績や保有データが違うこと」も挙げられます。
特に長年経営している不動産会社、実績の多い不動産会社だと、様々な取引データを保有していることが多いです。
【 沖縄で不動産査定☆参考にするデータ 】
★ 沖縄で不動産の査定額を出すのに必要な情報には、
・ 立地条件(駅や公共施設、商業施設などが近くにあるか)
・ 建物そのものの特徴(築年数や階数、面積、間取り、設備など)
・ 相場の移り変わり
…などがあります。
このようなデータは会社によって大きく違いが出やすいので、どうしても会社によって不動産の査定額が変わってきてしまいます。
さらに昨今の沖縄では不動産査定額を算出する際に、「将来的な立地条件の変化」も参考にしていますが、その判断は不動産会社によってさまざまです。
例えば、アクセスのしやすい道が開通したり、最近ではあちこちに大きな商業施設がオープンしていますよね。
これらの都市計画を鑑みた将来的な立地条件を基に、沖縄では不動産査定額を算出するようにはなっていますので、特に今後開発予定がある土地であれば、複数の沖縄の不動産会社で査定依頼をしてみると良いかもしれません。
観光地・リゾート地でもある沖縄の場合には、買い主の目的として「別荘用途」がありますから、全国的な立地条件や建物そのものの特徴が当てはまるとも限りません。
【 沖縄で不動産査定☆沖縄特有 】
★ 例えば、一般的には海沿いは塩害もありますし危険区域とされ、査定額は下がりがちですが、沖縄の場合には海を見渡す絶景として評価されることも多いです。
→ また、個性的な注文住宅の場合でも、全国的には一般的ではないため住みにくく、査定額が下がる傾向にありますが、別荘用途の買い主に対しては売りやすい傾向もあります。
ですから、複数の沖縄の不動産会社に査定依頼をして、それぞれの不動産会社の特徴を理解しながら、相性の良い不動産会社を選んでください。
売却戦略で高値を提示する会社もあるから
ここまでは一般的に多く見受けられる沖縄での不動産査定額が変わる要因についてお話してきましたが、ここでは、特に注意をしたい理由についてお伝えします。
それは、「売却戦略で高値を提示する会社があること」です。全国的にも多いように、なかには沖縄でも、不動産の査定額が会社によって違う大きな理由として、意図的に敢えて一般的な相場よりも高値を提示する会社があります。
沖縄でこのような不動産査定は少ないのですが、「相場よりもかなり高いな…」と感じたならば、一度その会社を調べてみると安心です。
【 沖縄で不動産査定☆高値の売却戦略 】
★ 高値を提示する会社のことを「高取業者」、適正価格を提示する会社のことを「適正価格業者」と言います。
→ 高取業者は最初に適正価格よりも高額な価格を提示して、媒介契約を交わそうとします。
※ 一見沖縄で高い不動産査定額を提示されると嬉しく感じますが、実際には、時間をかけて売却をし、最終的に売れそうな価格まで値下げ交渉してくる可能性が高いので、どうぞ注意をしてください。
一方、適正価格業者は効率的に売却することを目的としていて、高取業者と比べると提示価格は圧倒的に安い場合がよくあります。
どちらのタイプの会社にもそれぞれメリット・デメリットがあるので、目的に合った会社を賢く選択することが重要です。
賃料によって査定額が変わってくるから
沖縄で不動産の査定額が会社によって違う理由には、「賃料によって査定額が変わってくること」も挙げられます。
会社に査定を依頼した際に、賃料(毎月の収支)は伝えてありますか。これから査定を依頼する方も、賃料は忘れずに伝えておくことをおすすめします。
【 沖縄で不動産査定☆賃貸マンション 】
★ …と言うのは、賃貸マンションの場合は、収益を基本に査定額が算出することが多いからです。
→ たった1,000円の賃料の違いと思うこともあるかも知れませんが、この1,000円の違いが30万円以上の高値に繋がるケースもあります。
毎月の収支と合わせて、マンションの運用状況についても伝えておいた方が、それを踏まえた上での査定額を出してもらいましょう。
いかがでしたでしょうか、今回は沖縄で不動産の査定額が会社によって違うのはなぜか、理由を4つまとめてみました。
①「担当者による査定額の判断基準の違い」②「会社による売買実績や保有データの違い」③「高値を提示する会社の存在」④「賃料による査定額の変化」などが、不動産の査定額の違いに大きく関わっています。
売主さんとしては少しでも高値を提示してくれる会社で、媒介契約を交わしたくなりますよね。
でも、適正価格を大幅に上回るほどの高値では、媒介契約を交わしたところで売却に期間がかかってしまうリスクも理解して判断しなければなりません。
なかなか売却できない不動産は、最終的に値下げ交渉される場合も多いので要注意です。
納得の行く会社に売却を依頼するためにも、事前に相場価格を把握しておくことも大切かも知れません。
★ 住み替えなどで不動産査定で高く評価してもらうポイントなどについては、別記事「沖縄で不動産査定☆住み替えで少しでも高く売るコツとは」などでもお伝えしていますので、コチラも併せてご参照ください。
まとめ
不動産の査定額が会社によって違う理由は?
・担当者による査定額の判断基準の違い
・会社による売却実績や保有データの違い
・高値を提示する会社の存在
・賃料による査定額の変化