不動産の売却は、相続した家などもありますが、多くが今まで住んでいた家を手放して、新しい家に住み替えるケースが多いですよね。
この住み替えの場合には、不動産の売却と同時に新居の購入も必要になってきますから、後々返済の苦労をしなくても良いためにも、今まで住んでいた家(不動産)の売却額は重要です。
もちろん、相続した不動産の売却であっても、土地建物と言った不動産は個人の財産としては高額なものなので、その売却となるとどうしても慎重になってしまいます。
そして一生ものの財産である不動産を売却し手放す以上、どのような形であっても、少しでも高く売りたいというのが人情というものではないでしょうか。
そこで今回は、そんな不動産売却に関する3つの方法、それぞれのメリット・デメリットについてお伝えします。
不動産を売却する3つの方法☆
それぞれのメリットとデメリット
不動産売却のポイント①相場
不動産売却の3つの方法を紹介するために、是非とも押さえておきたいポイントがあります。
【 不動産売却のポイント① 】
① まずは不動産には相場があります。
→ ですから不動産を売却する前には必ずその相場を知っておくことが、不動産を高く売るために欠かせません。
※ 特に個人間で不動産を売却する際に、安く買いたたかれて後悔するといったことにならないように注意したいポイントです。
この相場はネットなどで調べることもできますが、やはりプロである不動産業者に一度相談することをお勧めします。
不動産業者に自分の家の不動産価値を見てもらうためには、「査定」依頼をする方法がベストです。
一般的に不動産売却は不動産業者が仲介に入るものですが、その入り口が不動産売却のための査定となりますので、多くのケースで無料で査定依頼ができます。
一方、不動産鑑定士などの専門家に依頼すると料金が発生するので、まずは不動産業者に査定依頼をする方法が一般的です。
【 不動産売却のポイント①-1 】
★ 意外にも、不動産業者によって査定額が違います。それぞれの不動産会社によって、得意とする物件・分野が違うこともあり、チェックポイントも変わることも多く、そのために査定額に振り幅が出てきます。
→ そのため、そのまま仲介をお願いする(媒介契約)しないに関わらず、まずは複数の不動産会社に査定依頼をして平均的な自身の家の不動産価値を判断してください。
また、複数の業者に依頼することで、悪徳業者も見極めることができます。
不動産売却のポイント②買い手を見つける
つぎに出来るだけ多くの購入希望者を見つけることが重要と言えます。
【 不動産売却のポイント②買い手を見つける 】
② なぜなら、「是非とも購入したい!」という希望者ならば相場よりも高額で売却できる可能性があるからです。
→ 特に沖縄の不動産売却では、個性的な注文住宅による別荘も多いです。このような個性的でありながら豪華な別荘などは、はまる人にはまると、好みに大きく左右されるため、一気に不動産価値が上がる可能性が高くなります。
つまり多くの希望者がいれば、不動産の売主は選択肢が増えるので、より有利な立場に立てることでしょう。
不動産売却のポイント③売買契約書の重要性
ここで、個人で購入希望者を多く探すことは困難なので、不動産業者を介したほうがベストです。
【 不動産売却のポイント③売買契約を作成 】
③ 最後に不動産売却をスムーズに進めるポイントとして、最近では個人間取引サイトやアプリなどで、不動産さえも個人間売買を進めるケースが多いのですが、必ず売買契約を作成することです。
→ これは後のトラブルを防ぐという意味で欠かせないこととして、キッチリと進めてください。
ただし、往々にして個人間売買では契約に不備がありトラブルが発生しやすいので、プロの不動産業者が介入することがベストな方法と言えるでしょう。
【 不動産売却のポイント③-2仲介を依頼 】
★ 前項でお伝えしたように複数の不動産業者に査定依頼をしたら、その査定額やチェックポイント、訪問査定での様子を比較検討しながら、一社、若しくは数社に定めて、仲介を依頼する「媒介契約」を結びます。
この「媒介契約」には、一社に絞る専任媒介契約や、複数の不動産業者と契約できる一般媒介契約などがありますので、それぞれのメリット・デメリットを鑑みながら、ベストな契約を結んでください。
(契約形態について、詳しくは別記事「沖縄で不動産査定後の媒介契約☆注意ポイントと3つの種類」などをご確認ください。)
不動産売却の方法①個人間売買
さて本題である不動産の売却方法の説明に入ります。最初は最も簡単な個人間売買を紹介します。
【 不動産売却方法①個人間売買 】
① 個人間売買 … その名の通り不動産の売却をしたい人が購入希望者を自ら募り、そして売買契約を締結する方法です。
《 メリット 》
・個人間の契約ですので口約束をして土地建物を引き渡し、代金支払いの後、移転登記をすればよく、仲介手数料などは発生しません。
《 デメリット 》
・前述した不動産売却で、より高く売るためのポイントを逸しやすいことです。
個人間売買による不動産売却では、相場を知らないため安く売ってしまい、購入希望者を多く募ることもできず、しかも契約の不備により様々なトラブルを招きやすいケースが多くあります。
不動産売却の方法②買い取りサービス
次の不動産売却の方法は、不動産業者に不動産を買い取ってもらう方法です。個人間売買の買主が不動産業者になると思ってもらえれば分かりやすいでしょう。
【 不動産売却方法②買い取りサービス 】
② 買い取りサービス … 不動産業者が買い手となり、対象となる不動産を買い取ってくれる方法です。
《 メリット 》
・買主がプロの不動産業者のため契約の不備というトラブルが起きず、しかも宅地建物取引業法の縛りを不動産業者は受けるので、売主に著しく不利な取引にはならないという安心感があります。
《 デメリット 》
・購入希望者をその不動産業者に限定することで、売主にとって最も良い条件での売買とはなりません。
さらには仲介手数料が発生しない反面、仲介よりも売却値段が大きく下がってしまいます。不動産業者によって異なりますが、一般的な販売価格の6割~8割前後での買い取りが相場です。
これは不動産業者は転売目的で不動産を購入するため、リフォームの必要があるためです。
不動産売却の方法③仲介を依頼
この不動産売却方法は最も一般的で、不動産業者と不動産売却の「媒介契約」を結び、購入希望者を見つけてもらい、最も高額で購入してくれる買い手に不動産を売却する方法です。
【 不動産売却方法③仲介 】
③ 仲介 … 前述したように、不動産業者と媒介契約を結び仲介してもらい、販売活動を依頼する方法となります。
《 メリット 》
・前述した、「不動産を高く売るポイント」を全て兼ね備えた、理想的な方法であることです。
《 デメリット 》
・仲介手数料が発生することです。ここで二の足を踏まれる方も多いでしょう。
しかし、不動産業者は宅地建物取引業法の縛りを受け、「依頼者にとって不利な契約をしてはならない」ため異常に高額の手数料は発生しません。
また媒介契約の際にしっかりと仲介手数料について話し合うので、売主にとって納得のいく手数料になることは間違いありません。
★ 仲介手数料などの不動産売却のための諸費用については、別記事「不動産の売却に掛かる諸費用☆税金や手数料を解説」などをご参照ください。
いかがでしたでしょうか、今回は不動産を売却する3つの方法についてお伝えしました。
日常品の売買とは異なり、高額な財産のためプロの不動産業者の介入を求めるのがベストだとわかってもらえたのではないでしょうか。
そして本文中で最初にお伝えした、不動産の売却活動で、少しでも高く売るポイントからすれば、やはり不動産業者に仲介を依頼して進める売却活動がベストとも言えます。
ただし、不動産業者は得意分野から規模、種類までさまざまにありますので、比較検討をしながら信頼のおける不動産業者を見極め、相談をすることで、みなさんの大切な資産である不動産も満足して売却できます。
まとめ
不動産を高く売るポイントを念頭に売却方法を選択すべし
・不動産を高く売るポイントは3つある
・不動産を売却する方法は3つある
・不動産を高く売るポイントを踏まえると仲介という売却方法がベスト