沖縄で住宅ローンを残した不動産売却☆後悔しないポイント
2020/11/13
沖縄では住宅ローンを残した不動産の売却相談が多いです。せっかく購入したマイホームですが、住んでみて分かることや、転勤などの手放さなければならない事情が起きた時、沖縄の家に住宅ローンが残っていても売却できれば嬉しいですよね。
法的には沖縄の売却したい家の住宅ローンに残高が残っている場合、抵当権があるので勝手に売却して利益を得ることはできません。完済してやっと売却できることになりますが、ローンの組み換えなど、いくつかの方法があります。
ですから、沖縄で売却するには、住宅ローン残高も重要な要項です。そこで今回は、沖縄で住宅ローンを残した不動産売却の後悔しないポイントをお伝えします。
家やマンションの売却を考えているものの、その沖縄の家に住宅ローンが残っている…、と言う場合には、参考にしてください。
沖縄で住宅ローンを残した不動産売却☆
後悔しないポイント
住宅ローンと不動産売却
まず気になるのは、沖縄でも相談の多い「住宅ローンは残っていても不動産売却は可能か」と言う点です。
結論から言えば、冒頭でお伝えしたように、法的には完済しなければ売却ができないことにはなっていますが、実際の現場では、ローン制度を知り活用することで、沖縄で住宅ローンを残した家でも、不動産の売却は可能です。
しかし、「ローン制度の活用」はあくまでも借り入れですから、沖縄の家の売却価格が住宅ローンの残債を下回る場合には、注意をして返済計画を立ててください。
【 沖縄で住宅ローンを残した不動産売却☆オーバーローン 】
★ 沖縄の家の売却価格が住宅ローンの残債を下回ることを「オーバーローン」と言い、オーバーローンだとそのまま不動産を売ることはできません。
→ 何らかの方法で不足分を補てんする必要がありますので、オーバーローンになることが想定された場合、その不足分をどこから補てんするのかを検討しなければなりません。
…とは言え、不動産は規模の大きな金額が動きますから、補てん分も何百万になるケースが多く、一般的には何年も前からオーバーローンを見越して貯蓄などの準備を進めておかなければ、そんなに簡単に補てんはできませんよね。
そこで、下記よりオーバーローンを補てんする方法を、いくつかの事例からお伝えします。
オーバーローンの補てん
沖縄で住宅ローンを残したまま家を売却する場合、住宅ローン残高の完済が充分にできる売却が理想的ですが、なかなか計画通りとはなりません。
新築や築浅物件(1年目~3・5年目まで)の沖縄の家では住宅ローン残高がまだ残っていて高いですし、築10年を超えると評価額もかなり低くなり、相場に合わせた販売額で売却活動を進めなければ、なかなか買い手自体が見つからないためです。
そこでオーバーローンを補てんする流れが多くのケースでおきますが、これには2つの方法が一般的になります。
【 沖縄で住宅ローンを残した不動産売却☆オーバーローンの補てん 】
① 自身の預貯金をオーバーローンの補てんに充てる
… ただし、これはオーバーローンの補てんとして予め貯蓄をしていたケースでない限り、引っ越しや新居の費用を切り詰めるなど、新生活が厳しくなることも多いです。
② 住み替えローンを利用する
… これは、今まで住んでいた家の売却後に新たに新居を購入し、そのローンに売却の際に返却しきれなかったローン残債を上乗せする方法で便利ですが、物件価値以上のローンを組むことになります。
また住み替えローンの主な目的は売却価格よりも購入価格が上回った場合の補てんですので、オーバーローンのようにそもそも住宅ローン残高に満たない売却となれば、さらに返済計画は厳しいものになりがちです。
預貯金の切り崩しや、次のローンへの上乗せが必要になりますので、資金的に余裕のある方以外はおすすめではありません。
【 沖縄で住宅ローンを残した不動産売却☆アンダーローン 】
★ 逆に、沖縄で売却代金が住宅ローンの残債を上回る場合を、「アンダーローン」といいます。この場合は売却に関して特に問題はありません。
住み替えローンでは、最初にマイホームを購入した時に組んだ住宅ローンとは違い、住宅購入のための金利の優遇措置が取られない点も理解してから、組み換えを進めてください。
沖縄でも住宅ローンの優遇措置による低い金利は、通常のローンとは比べ物にならない側面があります。
住宅ローンを残した不動産売却のポイント
では、沖縄で住宅ローンを残した不動産売却を、後々まで後悔しない方法で進めるには、どのようなポイントがあるのでしょうか。
【 沖縄で住宅ローンを残した不動産売却のポイント① 】
① 売却価格を決めるための不動産査定は、複数の不動産会社に依頼する
→ 沖縄で住宅ローンを残した不動産売却は、売却価格がローンの残債を上回るかどうかがポイントになります。つまり不動産の売却価格が非常に重要ということです。
※ 不動産の売却価格は、不動産会社による不動産査定を経て売主が決めますので、不動産会社の評価がそのまま売却価格に繋がることが分かります。
不動産の査定は建物や立地などから算出されますが、実は不動産会社によって売却活動の得意先や得意分野、価値基準が異なる場合もあり、それぞれにチェックポイントが違うケースも少なくないので、結果的に思った以上に査定額が異なることは多いです。
そのため、複数の不動産会社に査定依頼をすることで、沖縄の住宅ローンを残した家を、客観的に見て評価することができます。また、不動産会社の査定結果の説明などを聞くことで、その業者の価値基準も分かる仕組みです。
そもそも、不動産査定は実際の販売を受け持つ不動産会社を探すパートナー探しの場であることを意識して複数の不動産会社から取捨選択することも、沖縄で住宅ローンを残した売却活動では大切だと捉えてください。
続いては、沖縄で住宅ローンを残した不動産売却では、「住み替え」と呼ばれる新居購入による引っ越しが多いのですが、ここにも賢い売却のポイントがあります。
【 沖縄で住宅ローンを残した不動産売却のポイント② 】
② 住み替える場合は先に売ってから、次を購入する(売り先行)
→ 沖縄で住宅ローン残高を残した売却活動では、不動産を売って別の家に住み替えるケースが多いですが、より安定した資金計画で安心できる方法が「売り先行」です。
※ なぜなら売る前に買ってしまうと、今までの住宅ローンと新しい家のための住宅ローンとで、ローンが二重発生してしまいます。
最も金銭的に抑えた売却活動を望むのであれば、現在の家に住みながら販売活動をして、売却代金が入ってから次の家を購入するようにしてください。
(金銭的に余裕があれば、新居が決まるまでの仮住まいを用意する方法がありますが、家賃が掛かる他、引っ越し費用も2重になります。)
【 沖縄で住宅ローンを残した不動産売却☆内覧 】
★ ここで住みながらもスムーズに家の売却が実現する「販売のポイント」となるのが、実際に家を見てもらう内覧です。
→ どうしても日々人が住んでいると、内覧時には現実が見えるので霞みがちです。売却活動を始める前に、家が広く見えるように徹底した断捨離を進めてスッキリとさせ、掃除も徹底してください。
売却活動が始まると突然その日に内覧予定が入るケースも多いですが、特に内覧前には清掃を徹底的に実施して、買い手に良い印象をもってもらうための努力を惜しまない姿勢はスムーズな売却に影響します。
どうしても内覧前の掃除がしんどく感じるのであれば、今ではお掃除サポート業者もありますので、予算まで鑑みながら依頼をしてみてはいかがでしょうか。
★ 住み替えに関しては別記事「沖縄の住み替えローンとつなぎ融資☆新築から住み替えるポイント」などでもお伝えしていますので、ご参照ください。
いかがでしたでしょうか、今回は沖縄で住宅ローンを残した不動産売却のポイントについてお伝えしました。
沖縄の家を住宅ローンを残したまま売却することは可能ですが、その沖縄の家の住宅ローン残債が、売却代金を上回るとなれば、預貯金の切り崩しや次のローンへの加算が発生するので注意が必要です。
沖縄で住宅ローンを残したままの売却を進めるには、やはり売却代金が重要になるため、売却代金のベースとなる不動産査定が非常に重要になります。
不動産査定額は不動産会社によって異なる可能性があるので、必ず複数の不動産会社に査定を依頼してください。
また、不動産売却前に次の不動産を買ってしまうとローンが二重で発生するので、売却後に購入するという流れを押さえる必要があります。
今回お伝えした住宅ローンを残した不動産売却の注意点を意識していただきながら、納得できる売却を実現してください。
まとめ
住宅ローンを残した不動産売却のポイント
・住宅ローンが残っていても不動産売却は可能
・売却価格が住宅ローンの残債を下回る場合は不足分を埋めるために預貯金の切り崩しや次のローンへの加算が必要となる
・住宅ローンを残した不動産売却では売却価格が重要になるので、売却価格算出のための不動産査定は必ず複数の不動産会社に依頼する
・住宅ローンを残した不動産売却では二重ローンを避けるため、先に売却することを意識する