沖縄で相続した不動産の査定☆住む選択も?売却するタイミング
2020/10/16
沖縄では相続した不動産の査定依頼も多いですよね。
また沖縄で相続していなくても不動産がある場合、両親が高齢になるほどに、実家の相続が悩みの種となります。
沖縄において相続した不動産(実家)を売却するべきか、はたまた住めるのであれば住むべきかが主な論点です。
今回は、沖縄で相続した不動産の査定や、相続した家に住んだ方が良いのか、売却した方が良いのか…、その選択肢についてお伝えします。沖縄で相続する不動産がある家庭での参考にしてください。
※ 相続人はおひとりという前提の記事です。
沖縄で相続した不動産の査定☆
住む選択も?売却するタイミング
沖縄で相続した不動産を査定☆おすすめの方法
沖縄で相続した不動産を査定する方法としては、①自分で査定する、②不動産鑑定士に依頼する、③不動産会社に依頼する、の3つの方法があります。
【 沖縄で相続した不動産の査定 】
★ 沖縄で相続した不動産を査定する際、結論からいうと費用の観点・手間の観点から不動産会社の査定がもっともおすすめです。
● 自身での鑑定 … 精度も劣りますし、手間がかかってしまいます。
● 不動産鑑定士の査定 … 費用が掛かるだけで終わりです。
● 不動産会社の査定 … 精度も高いですし、無料でできます。
さらに沖縄で相続した不動産を査定した後、売却活動に入るであれば、依頼した不動産会社の印象が良い場合には、そのまま媒介契約を交わして、物件の広報や営業などの売却活動を任せることもできるので、一石二鳥の方法です。
そのため、まずは沖縄で相続した不動産に迷うことがあれば、まずは不動産会社に査定を依頼する方法が安心といえます。
【 沖縄で相続した不動産の査定☆不動産会社 】
★ ただし、最初に査定を依頼した不動産会社が、必ず相性の良い会社とは限りません。
→ そのため後に売却を目的とするならば、複数の不動産会社に査定依頼をして、より相性の良さそうな会社を選ぶと安心です。
これから沖縄で相続した不動産を売却する予定があるならば、パートナーとなる不動産会社選びは重要ですので、比較検討ができる状況を揃えて、信頼できる会社を選んでください。
相続した家に住む場合 注意点とメリット
沖縄で相続した不動産は、「その家に住む」という選択肢もあります。ただし場合には、いくつかの点に注意をしてください。
【 沖縄で相続した不動産に住む☆注意点① 】
①注意点1 建物の老朽化
… 沖縄で相続した不動産が親の家であれば、相続した時点で築30年以上経過していることも珍しくありません。
→ そうなると外観、内装ともに歳月による劣化がでてきます。キッチンやお風呂、トイレなどは30年ほどが更新のタイミングになるためです。
沖縄で相続した不動産(家)に住む場合には、リフォームやリノベーションの費用がかかる可能性があることを理解しておく必要があります。
【 沖縄で相続した不動産に住む☆注意点② 】
★ 沖縄で相続した不動産(家)に住むメリットは、ローンの支払いが終了している場合、家賃不要で暮らすことができる点です。
→ しかし、固定資産税などの税金はもちろん必要です。その家に住むか売却するかを決断する前に、実家の固定資産税は確認をしてください。
一方、沖縄で相続した不動産(家)が便利な立地の場合、通勤が楽になるメリットが出てきます。現代、沖縄の土地価格は「土地バブル」などの言葉も生まれるほど、全国的に見ても高騰しています。
また、近年では那覇市などの都市部に限らず、南部などの地方においても、道の整備や施設の設置などで住みやすくなり様変わりし、ベッドタウンとして人気が出るようなりました。
その点、昔から所有していた沖縄で相続した不動産の場合、その当時の価格で購入していますから、土地が広く便利な立地であるケースも多いです。
【 沖縄で相続した不動産に住む☆リノベーション 】
★ このように沖縄で相続した不動産の立地や建物の状況によっては、リフォームやリノベーションによって住み続ける選択肢もあります。
現在住んでいる住宅の種類、リフォームやリノベーションの費用等が住むかどうかを決める判断材料となります。メリット、デメリットをよく考えての判断がおすすめです。
相続した実家を売却するタイミング
沖縄で相続した不動産の築年数が古く、老朽化している場合には、不動産会社に査定を依頼しても低い価格になります。
この場合はまず、リフォーム、リノベーションを検討してください。費用はかかりますが、高い価格で売却できる可能性があるためです。
一戸建ての場合「いっそ建物を取り壊しては」と考えることもあるかもしれませんが、そこには金銭的なデメリットが生じます。
【 沖縄で相続した不動産を解体する☆デメリット 】
★ 沖縄で相続した不動産を解体して更地にした場合、古家であっても建物が建っていた土地と比較して、固定資産税が6倍にアップすることが大きなデメリットです。
また、沖縄で相続した不動産が築年数の古い家の場合には、なるべく早いタイミングでの売却を検討してみてください。
【 沖縄で相続した不動産を売却するタイミング 】
★ 沖縄で相続した不動産を売却するなら、具体的な期間は、相続の日から3年後の年末までの間が、売却期間といえます。
→ なぜなら、その期間であれば譲渡所得が3,000万円控除できる特例があるためです。
譲渡所得の3,000万円控除ともなると、これは非常に大きな金額です。
ただし、適用には売却のリミットの他に、①相続から売却まで賃貸に出さない、②相続人が住まないなどの条件があります。
沖縄で相続した不動産(実家)の売却を検討する場合は、早めの売却を心がけると安心です。
【 沖縄で相続した不動産を買い取りしてもらう 】
★ 古く買い手が現れそうにないような家で、「少しでも早く売却してしまいたい!」と考えるのであれば、不動産会社による買い取りサービスを利用する方法もあります。
→ 買い手による売却価格よりも約7割ほどの金額になる傾向にありますが、それだけの築年数が古い家の場合には、買い取りの方が安心かもしれません。
けれども、全ての不動産会社が買い取りを行っている訳ではありませんし、解体した方が早いような家であれば、買い取りしてもらえないかもしれませんので、その点は注意をしてください。
いかがでしたでしょうか、今回は沖縄で相続した不動産について、売却した方が良いのか、住んだ方が良いのか…、その判断基準と売却のタイミングをお伝えしました。
沖縄で相続した不動産は、住むか売るかを決めるにあたって、不動産査定を実施する必要があります。不動産査定にはいくつかの方法がありますが、一番のおすすめはコストがかからず査定の精度が高い、不動産会社による査定です。
一方、「住む」と決めた場合は、家の状態によってリフォームやリノベーション費用が必要になる可能性があります。
相続した家の立地や現在自分が住んでいる住宅の種類、リフォーム費用など様々な要素から、その家に住んだ方がお得なのかどうか、判断してください。
また「売る」と決めた場合は、必要に応じてリフォーム等を実施し、なるべく早めの売却がおすすめとなります。
なぜなら相続した日から3年後の年末までの間の売却、かつそれまで誰も住んでいなければ譲渡所得が3000万円控除できる特例があるためです。
住むか売るかのどちらかを選ぶことは、相続してから考えていては遅いかもしれません。家の相続がある場合は、なるべく早めから親と話すなど、相続に向けて準備しておくことが大切です。
まとめ
相続した家に住むか売るか☆売却のタイミング
●実家を相続した場合はまず不動産会社で査定を実施
●住むことを検討する場合はリフォーム費用、実家の立地、自身の住宅状況などから判断する
●売却をする場合は必要に応じてリフォーム等を実施後、早め(3年以内)の売却を目指す