沖縄の住まいでの住み替えで、避けては通れないのが売却のタイミングと購入のタイミングをどうするかということですよね。
理想はどちらも先行することなく、売却と購入のタイミングを同時に行うことなのですが現実的にはなかなかそうはいきません。
沖縄で住み替えを進める場合でも、多くの方が売り先行となるか買い先行になるか…、どちらかが先行することがほとんどです。
どちらがいいかは置かれる状況によって変化しますが、今回は、沖縄での住み替えにおいて、売り先行と買い先行と、それぞれのメリットデメリットを考えた上で、売り先行が良いのか買い先行が良いのかを考えるポイントをお伝えします。
沖縄の住み替えで失敗しない!
売り先行と買い先行どっちが良い?
【売り先行型】のメリット
沖縄では住み替えにおいて、この売り先行が一般的です。先に家の売却をして、その資金を基に新居の購入計画を進めるために、資金に余裕がない場合には、よりリスクの少ない安全な沖縄での住み替え計画が可能です。
本来は売却と購入を同時に進めて、同日に手続きを済ませる流れがベストですが、売却活動には相手もいることですし、購入に当ってもいつ理想の家に巡り合うのかまで、計画は立てることができません。
【 沖縄での住み替え計画☆売り先行のメリット① 】
① 資金計画を立てやすい
… 沖縄の住み替えで売り先行型を選ぶ一番のメリットは、何と言っても資金計画の立てやすさです。
沖縄での住み替えにおいて、現在の住まいの売却額を把握しておけば、買い替え先の住まいにどれだけ予算をかけられるかが早期に分かりますので、物件選びもスムーズに進みやすいです。
反対に査定価格を基に先に新居を購入したとして、もしも査定価格よりも大幅に低い売却価格になってしまった場合には、すでに購入してしまったにも関わらず、予算を大幅に下回ってしまいます。
このような差額は預貯金で何とかするしかなくなり、その後の暮らしへの負担が心配です。
【 沖縄での住み替え計画☆売り先行のメリット② 】
② 売り急がなくて良い
… 売り先行型の場合は、焦って売却先を見つける必要がないため、納得のいく金額で購入してもらえる相手を見つける時間的猶予が生まれます。
売り急いで買いたたかれることがないため、地に足がついた売却活動をすることができます。
買い先行の場合、新居の入居日が決まっている、つなぎ融資の期限など、売却期日が課されるケースもあり、そうなると売り急ぎが起きるため、足元を見られるではないですが、売却価格が安くなる一因です。
【売り先行】のデメリット
このように沖縄の住み替えにおいて、一般的には売り先行で進むため、大きなデメリットはないとも言えますが、家の売却を先にしてしまうので、仮住まいの問題が生じます。
先に家を売却することで、新居の購入を急ぐ気持ちも出てくるために、「じっくりと新居を探す余裕がなかった…。」などの声もありました。
【 沖縄での住み替え計画☆売り先行のデメリット① 】
① 仮住まいの可能性があり、余計な費用・手間がかかる
… 売り先行で今の住まいの売却をどんどん進めていても、新しい住まいの引き渡し時期が先の日程だと、仮住まいをしなければならなくなってしまいます。
そうなるとその期間分の賃貸住宅の家賃や諸費用、さらには引っ越し費用がかかってきてしまいますので簡単に数十万円の出費になってしまいますので、注意をしてください。
買い手との交渉により、新居購入まで待ってくれるケースも多いです。特に不動産会社が家の買い手であれば、新居購入時の同時手続きまで、タイミングを見計らってくれる可能性は高いです。
【買い先行型】のメリット
沖縄で住み替え時に買い先行を選ぶケースでは、多くが資金に余裕がある場合です。けれども、とても気に入った中古物件に巡り合ってしまったとして、急遽買い先行に変更するケースも見受けられます。
気に入った物件を見つけたものの、沖縄で買い先行の住み替えを進めたくても、予算が足りないケースでは、「つなぎ融資」を利用して資金調達をしておいて先に購入し、売却後につなぎ融資を清算する方法が多いです。
【 沖縄での住み替え計画☆買い先行のメリット① 】
① 気に入った物件を見つけたタイミングで購入できる
… 買い先行のメリットは住み替え先の物件を見つけたタイミングで購入できることです。
不動産取引は高額のため流動性が低いと思われがちですが、良い条件の物件は思いのほかすぐに買い手がつきやすい傾向にあります。
一部では良い物件と出会うのは縁と言われるほどなので、見つけたらすぐに行動ができることは買い先行のメリットではないでしょうか。
【 沖縄での住み替え計画☆買い先行のメリット② 】
② 購入者の幅を広げることができる
… 沖縄で住み替えを進めるにあたり、買い先行の場合は、現在の住まいを空にした状態で売りに出せるため、買主が付きやすいという特徴があります。
また、即入居希望の方も買い主候補として候補に入るので、売り先行と比べて買い主の幅が広がると言えます。
【買い先行型】のデメリット
沖縄の住み替えにおいて、買い先行型を選ぶケースでは、予算に余裕がある方々が多い、とお伝えしましたが、印象で言えば、暮らしのなかで住まいへ掛ける比重が高い方が多いです。
最初から、沖縄で買い先行の住み替えを進めるケースでは、「新居選びに妥協をしたくない」方が多い傾向にあります。
売り先行で仮住まいに住みながら新居を探すとなると、毎月毎月仮住まいへの費用が掛かってしまいます。半年にもなると150万円以上が仮住まいに掛かるケースもあるため、どうしても焦りが生じてしまいがちです。
そのため、沖縄の住み替えで買い先行を当初から選ぶ方々には、「焦って新居を選びたくない」とする声が多く聞こえます。
【 沖縄での住み替え計画☆買い先行のデメリット① 】
① 金銭的負担が大きい
… 現在の住まいを売却できていませんから、当然手元資金が不足してしまいます。
一時的にダブルローンになる可能性もありますし、ある程度余裕をもって手元資金を用意している方でも資金繰りに苦労する可能性があります。
購入諸費用や数か月分のダブルローンを耐えられる資金を貯めてからの方が安全です。
【 沖縄での住み替え計画☆買い先行のデメリット② 】
② 資金計画が不透明になりがち
… 現在の住まいの売却額が確定していないので、最終的に決まった売却額によっては思った以上に出費がかさんでしまう恐れがあります。
どこまでの物件を購入できるのかも、なかなか把握しづらいという面もありますので、安全性を求める沖縄での住み替えが希望となれば、やはり売り先行が優勢です。
結局どちらが良いのか
このようなことから、沖縄で住み替え計画を進めるに当たり、売り先行と買い先行のどちらが良いかという問題は当に難しく、それぞれの状況に合わせて変化します。
【 沖縄での住み替え計画☆売り先行VS買い先行 】
★ しかし、平均的な家庭事情だと考えると一般的には売り先行の方が有利、と言えるのではないでしょうか。その理由は、多くの場合で住宅ローンの残債が残っているからです。
→ 一般的な家庭であると想定すると、そもそも新しく住宅ローンを組むことが難しいですし、何か月もダブルローンの状況は非常に負担が厳しくなります。
また、購入不動産の手付金や手数料・引っ越し費用などを手元資金から負担するのは現実的ではありません。
沖縄での住み替えに当たり、潤沢な買い替え資金が用意できるという方以外は、売り先行の方が現実的だと言えます。
いかがでしたでしょうか、今回は沖縄で住み替えを進めるに当たり、売り先行と買い先行、それぞれのメリット・デメリットを考えながら、どちらが良いのかをまとめてみました。
沖縄で買い先行の住み替えを進めるなかには、50代で子ども達がすでに独立して、定年退職を控えた、夫婦二人暮らしのDINKS家庭も多く見受けます。
退職金を暮らしに充てるとして、貯金を活用して沖縄で住み替えを進めるケースですが、この場合には土地価格の高い那覇市や浦添市などの都心部から離れ、新居も小さな敷地でコンパクトな家を求めることが多いです。
そのために大幅に資金計画が崩れることも少ない傾向にあります。このような事情から、50代や60代での沖縄での住み替えにおいては、買い先行も多く見受けられるのではないでしょうか。
まとめ
住み替えで売り先行と買い先行どっちを選ぶべきか?
・売り先行のメリットは時間を使って資金計画を立てることができる
・売り先行のデメリットは仮住まいの可能性がある
・買い先行のメリットは見つけたタイミングで購入できる
・買い先行のデメリットは金銭的負担が大きい
・住宅ローンが残っているなら売り先行にしたほうが安全