沖縄の住み替えで助かる「つなぎ融資」とは☆メリットとデメリット
2020/10/3
沖縄では住み替えが増えましたが、「つなぎ融資」を利用する方々も多いですよね
。子ども達の独立を機に、戸建てからマンションに住み替えたり、大きな家からコンパクトな家へと住み替える…、と言った事例が増えています。これは沖縄県内での住み替えのみならず、全国からシニア時代を沖縄で過ごそうと移住するケースも多いです。
ここで、そもそも住宅ローンは引き渡しと同時に融資が実行されるのが原則です。
分譲マンションや建売の戸建て住宅、中古住宅の購入時には契約と同時に引き渡しが受けられますから、これらの住宅を購入する人は通常の住宅ローンを利用しますよね。
しかし、注文住宅の場合や買い先行での住み替えを計画している人は、売却物件の引き渡しが完了するまで資金が不足する恐れがあります。
そんな時に便利に利用できるため、沖縄で住み替え時に多く利用されているのが、つなぎ融資です。住宅ローンの融資実行までの期間をつなぐ資金を融資してもらうことができます。
今回は、沖縄で近年多い住み替えで便利なつなぎ融資について、利用するメリットとデメリットをお伝えします。
沖縄の住み替えで助かる「つなぎ融資」とは☆
メリットとデメリット
【メリット】気に入った物件をすぐに購入できる
沖縄で住み替えをするときにつなぎ融資を利用することで、どのようなタイミングで購入したい物件と出会っても、その物件を即購入できる点は大きなメリットです。
せっかく気に入った物件を見つけても、売却スケジュールと合わなければ、資金繰りの関係で購入することは難しくなってしまいます。
とはいっても、その不動産がいつまでも売りに出ているとは限りませんよね。
【 沖縄の住み替えでつなぎ融資を利用するメリット① 】
★ 売却を待っていると誰かに取られてしまう可能性もありますので、気に入った物件を見つけたらすぐにでも押さえにかかりたいものです。
→ 沖縄の住み替えで、このような時につなぎ融資を使うことで、自己資金の心配をすることなく、住み替え先の物件の契約に進むことができます。
特に中古物件を考えている人にはメリットになるはずです。
沖縄で住み替えをする時、つなぎ融資を利用するケースの多くは「買い先行」と言われます。名前の通り先に新居の購入を進めて、その後に旧家の売却をします。
本来は買い先行となると、事前にそれなりの資金を準備しておく必要があるのですが、このつなぎ融資を利用することにより、旧家の売却をしなければ資金不足になる場合であっても、買い先行での住み替えが可能です。
【メリット】物件を空の状態で売りに出すことができる
沖縄で住み替えを進める時、つなぎ融資を利用して買い先行にて、先に新居を購入した場合、その家に住みながらの売却活動をしなくて済みます。
住宅を売却する際には、必ず内見がありますよね。
住み替えには「買い先行」があるとお伝えしましたが、反対に先に旧家を売却してから、新居を購入する順番は「売り先行」となります。
この「売り先行」で住み替えを進める場合、売却する予定の旧家に住みながらの売却活動をしなくてはなりません。
【 沖縄の住み替えでつなぎ融資を利用するメリット② 】
★ 売却活動で不可欠な内覧の際、売却を考えるなら、当然きれいに掃除をしたりしますが、住みながらの内覧だとどうしても生活感が出てしまう点がネックです。
→ つなぎ融資を使って先に物件を購入・引っ越ししてしまえば、空の状態で内覧の対応ができますし、気になるところがあれば直してから売りに出すこともできます。
売却活動が続くと、毎週のように内見希望が続くことも少なくありません。そうなるとなかなか外出できなかったりするので、長く続く売却活動ではストレスがかかってしまいます。
沖縄の住み替えでは、つなぎ融資で先に新居を購入してしまうことで、鍵を預けて不動産業者に任せることもできます。忙しい方や遠方への住み替えを検討している人にとっては大きなメリットです。
【 沖縄の住み替えでつなぎ融資を利用するメリット③ 】
★ 不動産会社による査定などは、家のプロが内覧をしますから、その構造などを中心にチェックしますが、買い手は一般の方ですので、やはり見た目による印象は重要です。
→ 買い先行にして新居に引っ越し、旧家を専門のクリーニング業者に清掃依頼をすることで、第一印象の良い家を残すことができます。
【デメリット】金利や手数料が余分にかかる
沖縄で住み替えを感がる時、つなぎ融資は住宅ローンとセットになっているものではなく、あくまでも別の融資であることは、意識をして進めてください。
そのために、それぞれのローンとして扱いますので、金利や手数料もそれぞれに掛かる点はデメリットと言えます。
【 沖縄の住み替えでつなぎ融資をするデメリット① 】
★ 例えば、下記のような手数料などが余分に掛かると考えてください。
① つなぎ融資に対しても金利と手数料や印紙代がかかってきます。
② また、金利は住宅ローンよりも高く設定されていることがほとんどです。
→ 沖縄で住み替えをする際のつなぎ融資の場合、金利はおおよそ2%~4%で設定されていることが多いため、融資額によっては思いがけない負担になってしまうことがあります。
金利代を負担できるように、自己資金を残しておく必要があります。
ただ一方で、売り先行で先に旧家の売却が進んでしまった場合には、新居を探して購入し、住み始めるまでの間は、賃貸住宅に住まなければなりません。
この場合には、つなぎ融資の際の手数料や金利は掛かりませんが、新居に住み始めるまでの賃貸住宅の家賃が掛かってきます。
それぞれのパターンでの流れをイメージし、決めていくと良いかもしれません。
【デメリット】融資期間中に売却をしなければ遅延損害金がかかる
沖縄での住み替えでつなぎ融資を検討する場合、1年以内という期間の縛りがある融資が多いことは、理解してから決めてください。
【 沖縄の住み替えでつなぎ融資をするデメリット② 】
★ 沖縄の住み替えでつなぎ融資を利用した場合、1年間の期間が設けられていたなら、この期間を超えてしまうと年利14%ほどの遅延損害金が発生してしまいます。
→ 遅延損害金を払わないためには、融資期間中に売却しなければなりません。
しかし、遅延損害金が発生するからといって、焦って売り急がないで済むつなぎ融資のタイプも探してみてください。
【 沖縄の住み替えでつなぎ融資☆期間延長 】
★ 金融機関によっては、さらに半年や1年の期間延長できるつなぎ融資を揃えている場合があります。
買い先行で売却活動を進めたいとして、沖縄の住み替えでつなぎ融資を活用したものの、すぐに売却が進みそうにない場合は、期間が延長できる金融機関のつなぎ融資を利用してみてはいかがでしょうか。
いかがでしたでしょうか、今回は沖縄での住み替えの際、つなぎ融資を利用する場合のメリットとデメリットをお伝えしました
沖縄で住み替えの際につなぎ融資を利用する場合には、売却価格を低めに設定した住み替えプランニングが安心です。
買い先行になりますから、例えば3500万円を売却価格として設定したものの、3000万円で実際に売れたとなれば、500万円もの差が生じます。
売り先行とは違い、実際に売れた価格(今回の例では3000万円)に合わせて、新居の購入価格を調整することは、もうできません。
預貯金が充分にある場合には大きなネックにはなりませんが、不安があるようでしたら、売却価格を低く見積もった住み替えプランニングが不可欠です。
まとめ
住み替え時に考えるつなぎ融資のメリットデメリット
●メリット
・出会った物件をすぐ購入することができる
・使っていない状態で売ることができる
●デメリット
・プラスアルファの出費がかかる
・期間内に売れなければ遅延金が発生する