沖縄の不動産を売却する☆査定からの流れと基本の知識
2020/9/20
沖縄の不動産を売却したいものの「何をどうしたら良いのか…」との声は多いですよね。大多数の人にとって不動産を売却した経験がないためです。
査定は沖縄で不動産売却のためのファーストステップとなりますが、この査定自体が今後の軸となる販売価格や、売却活動におけるパートナー選びの機会となり、大きなターニングポイントとなります。
今回は、沖縄の不動産を売却するまでの流れを、満足の行く売買契約を進めるための基本の知識をお伝えします。沖縄の不動産売却を思い立った際に、参考にしてみてください。
沖縄の不動産を売却する☆
査定からの流れと基本の知識
不動産査定とは?
沖縄で不動産を売却するのにまず必要なのは、その不動産の価値がどれくらいかを把握することです。その不動産価値の目安を出す作業が「査定」と考えてください。
仲介不動産会社はこの査定価格を基準にして、これから販売する価格「販売価格」を決め、販売活動を始めます。売却時に買い手と交渉する際にも、この販売価格を基準に交渉しますから、査定価格はとても重要な要素です。
【 沖縄で不動産を売却☆査定価格 】
☆ 「査定価格(査定額)」は、対象不動産の価値を金額で表したもので、売り主が不動産会社に依頼して査定をしてもらい、価格を出します。
● 「査定価格 →(決定) 販売価格 →(交渉) 売却価格」となるので、今後沖縄での満足できる不動産売却には重要な要素です。
査定は最終的に不動産会社に依頼をしますが、現在ではまず、インターネット上の不動産査定サイトを利用して、対象不動産の査定額の大まかな目安を知ってから、実際に不動産会社へ依頼する人々が増えてきました。
ネット上での一括査定・不動産会社へ依頼しての査定、どちらも無料でできます。査定された価格をベースに売り出す価格を決めますが、注意しておきたいのは「査定額=販売額」ではないことです。
【 沖縄で不動産を売却☆査定価格の注意点 】
★ 査定額はあくまで、その不動産価値の目安であることを理解してから、不動産会社との打ち合わせを進めてください。また「査定額=販売額」でもありません。
→ 販売額を決めるのは、あくまでも売主自身であることは覚えていただきたいポイントです。
さらに、今後のスムーズな沖縄での不動産売却の流れのためにも、査定を依頼する不動産会社は1社のみでなく、複数の不動産会社を選び、比較検討をしながらパートナを決めることも大切なポイントになります。
…と言うのも、意外にも会社によって査定価格は異なる可能性が高いためです。これは複数の不動産会社へ査定依頼をして、比較検討をしてみないとなかなか気づかない事柄ですよね。
それぞれの「判断基準」や「チェックするポイント」を確認しながら、各会社の査定額を比較検討することで、一般の売り主であっても適正な販売額が見えてきます。
不動産査定の種類
不動産査定の方法には、机上査定と訪問査定の2種類があります。前述したネット上の一括査定の多くは前者の机上査定ですが、コチラはあくまでも市場相場として捉えてください。
【 沖縄で不動産の売却☆机上査定 】
★ 「机上査定」は、物件の立地や路線価、過去の類似データ、アンケートをベースに価格を算出する方法です。
→ ネット上のWEBページでの査定が可能なので、ざっくりとした「価格相場」を知りたい場合に利用されています。これを基準として、候補となっている不動産会社に査定依頼をしてください。
一方、沖縄で不動産売却をするなら「訪問査定」が、今後の販売価格や売却価格の目安となります。よりそれぞれの不動産に対応した価格が出ますから、実際に現地調査を実施して査定価格を出すことが特徴です。
【 沖縄で不動産の売却☆訪問査定 】
★ 「訪問査定」は、実際にその家を訪問して算出する、対象不動産の価格目安です。ですから、データだけでは分からない周辺環境や建物の傷みなども加味されることが特徴となります。
→ そのため、訪問査定の方が机上査定よりも、より精度の高い価格と言えますが、前項でお伝えしたように、これはあくまでもひとつの基準に過ぎません。
順序としてはまず、①ネット上サイトで机上査定をして、ざっくりとした価格感をつかんでおき、②いくつかの不動産会社に訪問査定を依頼する流れがおすすめです。
だからと言って「机上査定」をしなくても良い、と言う訳ではありません。前述した「複数の不動産会社へ査定依頼をする」理由とも共通しますが、ただただ不動産会社の言うままに流される流れを避けることができます。
一会の不動産会社の営業担当の方との相性や、信頼性を客観的に判断できる材料にもなり、訪問査定を組み合わせることで、物件の持つ市場価値をつかむことができる点もメリットです。
市場価値を押さえたうえで販売価格を決めてください。
【 沖縄で不動産の売却☆市場価値 】
★ 市場価値を知る方法や、仲介業者の見極め方に関しては下記のようなコラムもありますので、コチラも併せてご参照ください。
不動産査定と不動産会社 売却までの流れ
不動産会社による訪問査定の流れは「①訪問日時の確定→②現地調査→③査定結果の報告」です。不動産会社は各社の手順に従い、過去データや実際の現地調査をベースに査定額を伝えてくれます。
【 沖縄で不動産の売却☆査定結果のポイント 】
★ この時大切なことは、算出された査定額の理由をしっかりと確認することです。
→ この時の説明の仕方や対応によって、不動産会社の信頼性や力量を感じ取ることができます。
複数の不動産会社に査定を依頼するのは販売価格を検討するためだけでなく、実際の売却のためにパートナー探しの側面もあるということを覚えておいてください。
【 沖縄で不動産を売却☆パートナー探し 】
★ 一般的にはこの査定後に、不動産会社と媒介契約を結ぶことで、沖縄にある不動産の売却活動へと進みます。
→ この時にも一社との契約にこだわらなくとも、複数の仲介業者に販売委託ができる契約形態があることも、意識しておくと便利です。
反対にこの時に売り主の意に反して、一社のみの専属契約を迫る業者は避けた方が無難かもしれません。仲介業者としては契約手数料で利益を得ますから、複数の不動産会社と売り主が契約してしまうと、骨折り損になる可能性もあるからです。
そんななかでも快く複数の媒介契約(仲介契約)を受けてくれる業者は、より公平と言えますし、複数の仲介業者と契約できる形態が一般的ではないでしょうか。
ただ、売り主がとても信頼できる一社を見つけることができ、その意思で今後の沖縄にある不動産売却を全面委託したいと考えるのであれば、仲介業者のモチベーションが上がる可能性もあるので、専属契約も一案です。
いかがでしたでしょうか、今回は沖縄にある不動産を初めて売却したいと考えた時の、最初のステップ(ネット上の机上査定)から、査定依頼→仲介業者となるパートナー選びまでの流れをお伝えしました。
沖縄にある不動産を実際に売却するまでには、その後仲介業者と打ち合わせをして売却契約を立て、買い手を見つける販売活動へと移ります。
買い手候補が見つかると、家の内覧→価格交渉→売買契約へと進みますが、ここでもさまざまな買い手がより満足して購入できる、内覧のコツや準備も必要だと考えてください。
高額査定や内覧のコツについては別記事「初めて沖縄で不動産を査定する☆注意点と高額査定のコツ」などでお伝えしています。
また売買契約を済ませた後も、売り主には瑕疵責任があり、買い主により家の瑕疵を訴えられた時には対応しなければなりません。
詳しくは「沖縄の不動産売却で注意したい契約不適合責任☆民法改正のポイント」で2020年最新の民法改正ポイントをお伝えしていますので、こちらも併せてご参照ください。
まとめ
査定のポイントと不動産売却までの流れ
ポイント①:査定は机上査定と訪問査定を組み合わせる
ポイント②:訪問査定は複数の不動産会社に依頼
ポイント③:訪問査定の際に不動産会社もチェックする
ポイント④:査定をベースに売主が販売価格を決める
ポイント⑤:一番好ましい(力量のある)不動産会社と媒介契約結ぶ
ポイント⑥:不動産会社の販売活動
ポイント⑦:買主が現れれば売買契約を結んで売却完了