沖縄で不動産査定☆事前に知って回避したい売却トラブル

2020/9/10

沖縄で不動産査定☆事前に知って回避したい売却トラブル
沖縄で不動産査定は、売却を行うにあたって最初に行う事柄ですよね。沖縄の不動産査定には、対象物件価格の目安を知ることも目的にありますが、今後の売却活動のパートナー探しの意味合いもあります。

ですから、何も知らないまま沖縄の不動産査定を、業者に全て任せてしまうとなると、後々まで満足できる売却に至りにくいです。それどころか、後々トラブルに発展するケースがあります。

そこで今回は、沖縄の不動産査定で起こりやすいトラブルと、その解決策をいくつかのポイントに分けてお伝えしています。一度読んでいるだけで、いざという時に役に立つこともあるので、参考にしてください。

 

沖縄で不動産査定☆
事前に知って回避したい売却トラブル

 

沖縄で不動産査定をする時の注意点

沖縄で不動産査定をする時の注意点
まず、沖縄の不動産査定の種類を覚えておくとスムーズです。簡単に早く査定ができると便利ではありますが、結局正確ではありません。誠実な不動産会社であれば、最終的には丁寧に査定を行いますので、この点も意識しながら選んでください。

【 沖縄で不動産査定☆2つの種類 】

★沖縄の不動産査定では簡易査定詳細査定というものがあります。

① 簡易査定 … 地図と登記内容の確認だけで行います。

② 詳細査定 … 「訪問査定」とも言われるように、実際に現地調査を行って、より詳細に不動産について調査し、査定する方法です。

 

当然詳細査定(訪問査定)を行うほうがより現実味のある金額が出ますが、訪問して家をチェックするためのスケジュール調整が必要ですし、売り主にとっても手間暇が掛かる印象があり、時間も掛かってしまいます。

全国チェーン展開の不動産会社のなかには、簡易査定の段階から仲介契約の案内がきて、売却活動を進めるケースもありますが、簡易査定は正確ではないことも理解しておくと良いかもしれません。

仮に売り主にも分からないシロアリ被害などがあった場合、売却してしまってからでは、瑕疵担保責任に問われてしまう可能性もあります。

一方、地域密着型で小さい規模ながら誠実な不動産会社などでは、(地域について良く知るだけに)、その周辺エリアの環境不動産売買履歴などまで基づいて査定額を算出するため、より時間が掛かるケースもありました。

【 沖縄で不動産査定☆早い=良いではない 】

★ このように誠実だからこそ沖縄で不動産査定を依頼した時、時間が掛かるケースはあります。事故物件など問題があれば、売却計画にも慎重になるため、丁寧なほど準備も慎重です。

→ より正確に、少しでも高い査定価格を希望する家庭では、複数の沖縄不動産会社へ査定依頼をするケースがほとんどです。この時、ついついレスポンスの早さで判断しがちな売り主も見受けます。

 

不動産は築年数が長くなればなるほど価値が下がる性質があるため、ついつい売りを焦って判断が鈍ることがありますので、まずは冷静に、それぞれの結果を確認してからより誠実だと思える会社と仲介契約を交わしてください。

 

不誠実な仲介業者と契約?他との契約もできない!

不誠実な仲介業者と契約?他との契約もできない!
また、不動産会社との契約については3種類に分かれます。

一般媒介契約・専任媒介契約・専属専任媒介契約の3種類なのですが、この契約形態をあまり知らないまま、沖縄で不動産査定を依頼した流れで、相手の言うままに契約をしてしまうと、後々後悔することもあるので注意をしてください。

【 沖縄で不動産査定☆仲介契約3つの種類 】

①一般媒介契約 … 最も一般的な契約形態です。売り主は複数の不動産会社と売買契約を交わすことができます。契約会社が増えることで窓口が広がります。

②専任媒介契約 … 続く「専属専任媒介契約」も同じく、「専任」とついている契約では一社契約になるため、契約した不動産会社以外では、売買の斡旋をできなくなってしまいます。

③専属専任媒介契約 … 専任媒介契約よりもさらに、一社の縛りが強くなったものと考えてください。

→ 例えば「専任媒介契約」では他の不動産会社との仲介契約は難しくても、売り主個人が見つけた買い主との契約が可能です。一方「専属専任媒介契約」になると、売り主による買い主との契約もできなくなります。

 

沖縄で不動産会社としては査定時に、良い不動産であればあるほど、自分だけの取り扱い物件として進めたいと考えるのは当然ですよね。

その為、上記で解説した「簡易査定」で他の不動産会社よりも早く、さっさと査定額を算出して、専属専任媒介契約を薦めてくる場合がある点にも注意をしてください。

注意をするべき沖縄の不動産会社の場合は、査定後間を置かずに仲介契約を迫ることも多く、契約後も往々にして広告料を請求してきたり、売れないからと売却金額の減額を薦めてきたりと、後々のトラブルが多いという傾向があります。

必ず複数社に不動産査定依頼を行い、焦らずに落ち着いて全ての会社の結果を確認、話を聞いたうえで、より信頼できる不動産会社を選択するようにしてください。

 

土地の境界が曖昧!隣人とトラブルに

不誠実な仲介業者と契約?他との契約もできない!
特に相続などで手に入れた、沖縄の不動産を査定・売却する時に多いトラブルが、土地の境界確定となります。実は境界が確定していない土地は、日本全国数多くあるのが実情です。

なかには「境界杭もあるし、土地はブロックで区画されているので、問題なく確定しているだろう」と考える売り主も多いのですが、そのような物件でも売却活動の段階まで進んでから、境界線が曖昧だったことが分かるケースは少なくありません。

ここで難しい問題は、隣人との境界線についての話し合い・調整が必要になってくる点です。お互いに記憶にない、曖昧な点が多いからです。一度トラブルに発展してしまうと、水掛け論にもなり兼ねません。

【 沖縄で不動産査定☆境界線トラブルを避ける 】

★ 「境界線ブロックがあるから大丈夫!」と言う売り主の場合、境界のブロックの中心に境界杭が打たれていた場合、そのブロックはどちらの持ち物であるかはハッキリとしているでしょうか?

→ 驚くかもしれませんが、不動産売却時にはそのような細かいところまで求められます。確定しないまま売却はできません。

 

後々隣人や買主とのトラブルに発展する可能性もあるので、まずは当時の記録がないかをしっかりと確認してから、隣人への働きかけを進めてください。

見つからない場合に、いよいよ隣人と話をする場を作ることになります。若しくは土地家屋調査士に依頼する方法も良いかもしれません。

沖縄で不動産査定を行う前に、境界について調べてハッキリさせてから依頼をすると、よりスムーズです。不明な場合は不明である旨を伝えて、不動産査定に臨むようにしてください。

 

高額な査定金額につられて契約

高額な査定金額につられて契約
沖縄で不動産査定を行うにあたって、必ず覚えておいていただきたいのが、査定金額が売却金額ではないということです。

あくまでも売却できる可能性がある金額ということを覚えておいてください。

【 沖縄で不動産査定☆買い手が見つからない 】

★ 複数の沖縄不動産会社に査定を依頼して、一番高額だった不動産会社と契約したのはよいが、いつまでたっても売却できない!…といったトラブルも多く発生しています。

→ そういったトラブルに巻き込まれないためには、自分でもおおよその査定金額を把握することが大切です。

 

沖縄での不動産査定方法の中には、対象不動産と似ている取引から金額を査定する「取引事例比較法」があります。

REINSというシステムで簡易的に取引実績を検索できますので、実際にどの程度の金額で売買されているかを知っておくと冷静な判断に繋がりお勧めです。

そうすることで「契約を取りたい!」との焦りに引っ張られることなく、高い査定金額を出している不誠実な不動産会社を省くことができます。

 

いかがでしたでしょうか、今回は沖縄で不動産の査定・売却活動を行うに当たり、事前に知っておくと後悔しない、トラブルにならない、いくつかのポイントをお伝えしました。

沖縄で不動産査定を行うタイミングは人それぞれですが、多くの場合は相続であったり引っ越しであったりと、急にタイミングが訪れることも多いです。

「急いで売却を進めなければ!」と焦る売り主は意外にも多く、ついつい不動産会社の言いなりになってしまうケースも多く見てきました。

ただそれでは結果的に皆さんが損をしてしまうことに繋がってしまいます。しっかりと準備をしてから、沖縄の不動産査定依頼をしてみてはいかがでしょうか。

 
★その他、戸建て査定のポイントに関しては別記事「沖縄で初めての不動産査定☆一戸建て物件をプロが見るポイント」でもお伝えしていますので、コチラも併せてご参照ください。
 
まとめ

売却トラブルを避けるポイント

・査定は複数社に依頼する
・詳細査定で納得できる不動産会社を選ぶ
・売却不動産の境界を確定する
・査定額は自分でも目安を調べておく
・査定根拠を知る
・専属契約は納得した場合のみ

 

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