初めて沖縄で不動産を査定する☆注意点と高額査定のコツ
2020/9/5
沖縄では今、不動産の査定依頼が増えていますが、意外にも購入費用から想定した金額よりも、査定価格が安くて戸惑う方も多いのではないでしょうか。
特に別荘として以前購入した家を、2020年の今、売却を検討している人々にとっては、驚いている方も少なくありません。
実は地方であっても日本や海外から、別荘地としての人気が高い沖縄では、不動産相場が全国平均から見ても高め傾向にあります。
さらに現代では売却価格が下がり傾向にあるので、少しでも高く賢く沖縄の不動産査定・売却をしたいと考えるならば、いろいろと工夫をしなければなりません。
そこで今回は、沖縄で不動産査定を依頼する際の注意点、高額で査定するコツをお伝えしていきます。
初めて沖縄で不動産を査定する☆
注意点と高額査定のコツ
脆いところはすぐに修理すること
沖縄はとても台風の多い地域なので、家が丈夫な造りでないと買い手は不安です。
【 沖縄で不動産査定・売却☆ハウスクリーニング 】
☆ 特に買い手による内覧前の注意点です。
→ 家の中はなるべくきれいにハウスクリーニングを施すことはもちろん、もちろん内覧時には、買い手が最も気にする「清潔感」を意識してください。
※湿気も多く台風による雨風も強い沖縄では、少し油断をするとカビも発生しやすく、人の住まない家を放置していると、本州の家よりも汚れやすい傾向にあります。
この点は沖縄の人々は現地で暮らしているために、ある程度の受容性があるのですが、特に別荘など本州の人々が買い手として内覧に訪れる際には、改めてのチェックは不可欠です。
沖縄の不動産では、査定はハウスクリーニングを施さなくても、その中身を評価されるケースも多いものの、主観的な判断の多い内覧会では、汚いだけでその物件の印象は最悪になってしまいます。
家の中の掃除が終わっても安心してはいけません。内側の掃除が終わっても、特に雨風が多い沖縄では、外側の掃除まで、注意をしてください。無人の家では木くずや葉などが溜まりやすいです。
【 沖縄で不動産査定・売却☆外側の掃除 】
☆ 特に外壁や屋根などには注意してください。長く住んでいるとどんどん屋根や壁は劣化していき脆くなっていきます。
→ 反対にこれらの修理に手間をかけ、住んでいる時から丁寧なメンテナンスを心掛けた沖縄の不動産は、査定価格も評価されやすく、買い手による内覧でもより良い印象です。
特にロケーションが良い・海沿いの家などは、本州や海外の人にとっては「別荘」の認識ですから、キレイに保った家をイメージして訪れます。
専門のクリーニング業者も沖縄には多数ありますから、利用するのもアイデアです。
ここで良い印象を持ってもらえるなら、反対に「別荘」のイメージが先行しますし、気に入れば、経済的にも余裕のある裕福層が買い手に多くなりやすいですから、いい条件で購入してもらうことができます。
不動産売却の時期を考えること
沖縄の不動産査定・売却活動でのポイントは、一年を通したベストタイミングに売り出すことです。沖縄は台風が夏に集中して来ますので、そんな時期に不動産を売却しても買い手がつきにくい傾向にあります。
【 沖縄で不動産査定・売却☆タイミング 】
☆ 買い手が興味を持ち、売却した物件を見に来たとしても、台風の影響でまたいろいろと問題が起きる可能性にも、注意をして動いてください。
→ 買い手に手間を取らせば取らせるほど、購入意欲は半減して行く傾向にあるため、物件の魅力が損なわれていきます。
台風の時期を避けて売却すると成功しやすいと言う結果も出ているので、夏以外の期間で売却するのをおすすめです。
そのためには、売却したい家を売りに出すタイミングも逆算して見計らうと、よりスムーズに進みます。
【 沖縄の不動産査定・売却☆売りに出すタイミング 】
☆ 人々が動く2月~4月の春時期・10月~1月の冬時期に2つのタイミングがありますが、本来沖縄には海外の人々も多いので、9月始まりのサイクルも視野に入れたいところです。
→ ところが、9月は台風季節真っただ中ですので、8月は避けて9月に入ってから売りに出すケースや、10月まではチラシや口コミのみの活動とし、ネットによる宣伝を避ける事例もありました。
理想的な沖縄不動産の査定→売却までの期間は3カ月、長くても6カ月とされ、売却活動が長引く物件は、だんだんと噂になってしまったり、「人気がない」イメージが先行して、より売れにくくなってしまう傾向があります。
そのため、タイミングを見計らって売りに出すことがポイントです。
沖縄の相場の高さに騙されない
沖縄は相場がとても高いですが、その相場に騙されてはいけません。沖縄県では相場が高い割には取引件数がとても少ないです。
【 沖縄で不動産査定・売却☆相場の高さ 】
☆ 沖縄市場のように、「相場が高くて取引件数が少ない」と言う現象を少し深堀りしてみると、多くの人々が質の高い物件を探していることを意味していることが分かります。
→ 沖縄には別荘が多いとお伝えしましたが、これが相場を高くさせる理由です。反対に考えると、何億単位の高い物件がある一方、一般家庭向きの中古物件もある、と言えます。
沖縄の高級別荘地のように、質の高い物件が売れるのは当然なのですが、質の低い物件が売れないのかといえばそうではありません。
沖縄の地元の人々が居住目的で購入する、一般的な質の家はもちろんのこと、同じ別荘でも「ともかく寝て起きることができる家」を別荘として求める人々も多いです。
例えば、サーファーやダイバーなど、定期的に長期滞在を楽しんでいる層では、意外にもこのような傾向があります。
このように紐解いていくと、実際には質の低い物件も売れているので相場の高さは見た目の問題でしかないのです。
那覇以外の地域は物件を強めにアピール
もちろん那覇でも強いアピールをすることに越したことはないですが、那覇は沖縄で最も人気が高く物件も売りやすいです。
さらに那覇には空港などの設備が整っており、沖縄のなかでも不動産査定は自然と高くなりますので、空地やボロ屋など、特別な問題やよほどのことがない限り、破格に安い評価を受けることは、そんなにありません。
【 沖縄で不動産査定・売却☆地方の物件 】
☆ 一方、那覇でない場合は少しでも差をつける必要性が出てきます。なるべく多くの特徴を賢く、魅力的にアピールするように工夫をしてみてください。
例えば、物件の詳しい情報を丁寧に並べて信頼性を高める方法や、駐車場の有無、地方には駐車場が広い物件も多いでから、「〇台駐車可能!」など、いろいろなアピール方法があります。思いつく限りアピールし、積極的に売却活動を進めたいところです。
那覇以外の相場の高い地域を知っておく
沖縄では那覇が相場の高い地域ですが、他にもいろいろと存在しています。もともと別荘だったなど、あまり沖縄の地理感覚に長けていない売り手でも、ある程度の人気エリアを知っておくと、売却活動がより楽です。
【 沖縄で不動産査定・売却☆人気エリア 】
☆ 例えば、豊見城市や宜野湾市などは、沖縄のなかでも比較的相場の高い地域代表に挙げられます。
→ これらのエリアに位置する物件なら、那覇と同じように比較的簡単に不動産売却ができる確率が強いので、多少強めに出ても良いかもしれません。
最初に売却したい物件が位置するエリアの相場がいくらなのかを調べて置くと、その後の交渉や売却活動がスムーズです。
いかがでしたでしょうか、今日は沖縄で不動産の査定や売却を進めたい人々が理解したい、沖縄独特の高い相場への対応や、査定や内覧のポイント、売却活動のコツについてお伝えしました。
売却したい物件がある地域相場を調べてみて、相場の高い地域であれば売却するときに比較的簡単になります。
ただ、簡単になるからといって油断はせずに、しっかりとアピールすることが大事です。特に沖縄は不動産売却の競争率が高いので、アピールはとても重要になります。
☆沖縄のマンション査定については別記事「沖縄での不動産売却☆マンション査定でプロが見るポイント」でお伝えしているので、マンション売却を検討している方は、コチラも併せてご参照ください。
まとめ
沖縄の不動産は高く査定・売却するコツ
・脆いところはすぐに修理すること
・掃除をして印象を良くする
・台風時期を避けて売りに出す
・沖縄は高い物件から低い物件まで混在している
・那覇以外の地域は物件を強めにアピールする
・那覇以外の相場の高い地域を知っておく