沖縄で初めての不動産査定☆一戸建て物件をプロが見るポイント
2020/9/3
沖縄で戸建て不動産売却では、最初の査定価格が後々重要になってきますよね。それだけに、査定に仲介不動産業者がどのような部分をチェックしているのかは気になるところです。
沖縄の不動産査定では、戸建ての売却はマンションの売却とは違う「コツ」が必要となってきます。
そこで今回は、沖縄で初めて戸建て不動産売却のための査定を依頼する方が知っておきたい、沖縄の戸建て不動産査定でプロが見るポイントについてお伝えしていきます。
沖縄で初めての不動産査定☆
一戸建て物件をプロが見るポイント
戸建て住宅の独自性の高さ
戸建て住宅というのはマンションとは違い、同じ間取りではないことがほとんどです。構造や向きもそれぞれ違っていて、独自性の高さが特徴なのが戸建て住宅になります。
特に沖縄の不動産査定の現場では、別荘や民泊目的の物件の多いためか、海岸線に近い物件でも大きな窓を海側に備えた家や、家の中央に螺旋階段を置くなど、独特な家の造りも多いです。
このような独自性の高い注文住宅は、建てる時には費用が掛かるものの、売却時には注意が必要ですので、もしも買い替えなどで新しい家を選んでいる最中であれば、将来的な売却価格まで視野に入れた家選びをおすすめします。
【 沖縄の戸建て不動産査定☆独自性が高い家 】
☆ 不特定多数の人々を対象に売却活動を行うと考えると、独自性が高いことにより売却時の参考にしづらくなってしまう点が問題です。
→ つまり売却しやすいのは、普遍性の高い物件となります。万人が住みやすい間取り・造りを兼ね備えた、シンプルな沖縄の戸建て不動産は、査定価格が独自性の高い家よりも、高く評価されると考えてください。
ただし、沖縄でも不動産査定価格と販売価格は違います。そのため「個性的な家を高い価格で販売したい!」と考えるのであれば、その家のファンと売買契約をすることです。
そのためには自分でも買い手探しをしなければならないかもしれません。沖縄で戸建て不動産を査定した後、仲介契約へ進むケースが多いですが、この時に自分達でも買い手を見つけることができるよう、契約内容を確認すると安心です。
マンションと戸建て査定の違い
マンションの場合は、いくつかのタイプに分かれる分譲マンションが多いものの、基本的には決まったパターンの間取りや仕様で販売されます。
その基本の元、買い手はリフォームを施すことがありますが、日本の一般的な造りに基づいているので、大きな不便はありません。
一方、戸建て住宅の場合は「自由度」が魅力です。特に注文住宅では、独自性を追求するために、設計事務所へ設計を依頼するケースも多いですよね。自分達の意見が入れば入るほど、独自性が高まります。
ただ、どうしても普遍的な家は「万人に住みやすい家」を目指した間取りや造りなので、そこから離れた物件であればあるほど、住む人を選ぶ家になりがちな点は注意をしてください。
【 沖縄で初めての不動産査定☆評価の高い戸建て 】
☆ このように考えると、注文住宅でお金を掛けた家ほど、売却時の査定価格は期待よりも低くなる傾向にあります。
→ 一方で同じ戸建て不動産でも、建売住宅やシンプルな造りの家ほど、購入時から見た想定価格と比べて、査定価格に差が出にくいです。
沖縄では別荘や民泊用物件も多いため、特に個性的な家も多い傾向にあります。なかには築年数も建ち、家族も住みにくい相続物件などでは、敢えて家を解体し、土地を販売する事例もあるほどです。
どうしても購入時にお金を掛けた家は愛着も出やすく、査定価格にガッカリしてしまうケースも見受けますが、沖縄の一般的な戸建て不動産査定の傾向や相場を理解しておくことをおすすめします。
駐車場の有無
沖縄の場合車社会なので、どうしても駐車場の状態がチェックされます。那覇市の都心部やモノレール沿いでは、交通の便の良さから駐車場が狭くても査定価格が高くなるケースもありますが、特に都心部から離れたエリアでは重要なポイントです。
都心部に近いほど敷地面積が狭くなり、なかには駐車場が二階建てになっている物件も見受けますが、やはり出し入れしやすい駐車環境が評価が高い傾向にあります。
【 沖縄で初めての不動産査定☆駐車場 】
☆ また沖縄の場合、不動産査定には駐車場の広さも影響することが多いです。
→ 車を何台停めることができるのか…、多いほど評価も高い傾向にあります。
意外にも家はシンプルな造りで多少小さくても、駐車場が広い物件などは、売り手が思う以上に高い売却価格で売れるケースもありますので、売却活動時には「〇台駐車可能!」とアピールしても良いかもしれません。
周辺の環境が整っているか
車社会の沖縄ではありますが、不動産査定では「周辺環境が整っているか」は、不動産会社や買い手の直接的な評価につながりやすいところです。
特に近年では、定年後のシニアライフのための移住や買い替えが増加中で、老後に免許証を返納する暮らしまで考えた家選びが増えています。
沖縄の不動産査定では、「車社会だから多少辺境でも、そんなに安くならないのでは?」との声もありますが、シニア世代が対象となるようなシンプルで小さな家などになると、周辺の生活環境が重要です。
【 沖縄で初めての不動産査定☆周辺環境 】
☆ 沖縄の不動産査定業者や買い手が主に見る周辺環境は下記のようになります。
・ 徒歩圏内にバス停があるか、そのバス停を通るバスは頻繁に通るのか
・ スーパーやコンビニの場所
・ 病院の場所(歯科医院、内科医院、耳鼻科、整骨院など)
・ 坂道の緩急
・ 銀行の有無
また、沖縄で徒歩圏内を意識する世代は主にシニア層になりますが、ファミリー層でも徒歩圏内の公共施設は意識しています。
【 沖縄で初めての不動産査定☆ファミリー層 】
☆ ファミリー層の住宅購入の場合、「子どもは車で移動できない」点に注意をしてください。
・ 学校の場所(小学校・中学校)
・ 図書館や児童館の場所
・ 公園の場所
・ そろばんなどの習い事
・ 大通りなどで危険な場所があるかないか
沖縄の不動産会社も査定では本州と同じく、売却活動前に周辺の環境はしっかり調査します。また、周りの治安や交通での騒音など、住んでいて居心地が良いかどうかは調査の範囲です。
買い手も人によっては朝・昼・夜など時間帯を変えて、現地を視察することがあるので、周辺環境のインフォメーションを事前に行うと良いかもしれません。
戸建て住宅の価値
沖縄の不動産査定はプロが行うとしても難しい側面もあるため、依頼する不動産会社によって査定額にバラつきが出ます。
【 沖縄で初めての不動産査定☆複数の業者に依頼 】
☆ こちらはプロの視点ではないのですが、いろいろな不動産会社に依頼を申し出ることが、少しでも高く査定額を付けてもらうためのコツです。
→ これにより相性の良い頼れる不動産会社を見つけることもでき、査定額を多くすることもできます。
不動産会社は多く存在するので、いろいろなところに相談してみてはいかがでしょうか。相性の良い不動産会社を見つけることは難しいですが、数さえこなせば見つけることは容易になってきます。
もし次に売却するときが来ても、また同じところで査定してもらえるので一石二鳥です。
その戸建て住宅がどのような素材か
沖縄の不動産査定では戸建ての場合、「素材の原価」でも大きく変わってきます。建物価格はどのような物資が使用されているかなどの様々なところから計算されるためです。
【 沖縄で初めての不動産査定☆素材 】
☆ 木造・鉄骨造・RC造などのさまざまな素材がありますが、木造はその中でもとても安い傾向にあります。
→ 沖縄の不動産査定では、戸建て住宅の素材からも査定をするので、査定をするときは費用の高いRC造などの価値が高い傾向です。
いかがでしたでしょうか、今回は初めて沖縄で不動産査定を依頼し売却活動を行うための、戸建て住宅ならではのプロが見る査定ポイントをいくつかお伝えしました。
ただ、戸建て住宅の査定はいろいろな要素が絡み合うので、複雑な点は否めません。建てた時に設計した人のデザイン性により、価値が大幅に変わってきます。
デザイン性を求めれば求めるほど、不動産業者も査定時には価値を決めづらくなるケースは多いです。そのため、人によって査定額がバラついてしまう点は理解しておくとスムーズではないでしょうか。
沖縄で初めての不動産査定時には、今回のポイントも少し片隅に入れながら、準備・依頼をしてみてはいかがでしょうか。
☆ 別荘に特化した沖縄の不動産査定のポイントについては別記事「沖縄で不動産査定☆売れる別荘と売れない別荘の違いと対策」でもお伝えしていますので、重なる部分もありますが、コチラも併せてお立ち寄りください。
まとめ
戸建て住宅の査定時に見るポイントとは
・戸建て住宅の独自性の高さ
・戸建て住宅は独自性ではなく無難さ
・周辺の環境が整っているか
・戸建て住宅の価値
・その戸建て住宅がどのような素材か