沖縄シロアリは木造住宅と限らない!被害の多い3つの家

2020/1/27

沖縄シロアリは木造住宅と限らない!被害の多い3つの家
沖縄のシロアリ対策は、マイホームを建てるなら欠かせませんよね。ひと昔前の沖縄では「シロアリ対策=コンクリート造り」と信じられてきましたが、例えコンクリートであっても侵入するのが、沖縄のシロアリです。

ひと昔前の日本では主流だった、土に巣(コロニー)を作り蟻道(ぎどう)によって、家内に侵入する「ヤマトシロアリ」くらいであれば、確かにコンクリート造りにすることである程度は予防できたかもしれません。

けれども今の沖縄では、さらに規模が大きく強いイエシロアリばかりではなく、乾燥にも強いダイコクシロアリやアメリカカンザイシロアリまで登場し、コンクリートにも穴を開けるかと思えば、ケーブルや釘まで…食い荒らす様相です。

ですから反対に今の沖縄では、シロアリ対策が進んだ木造住宅の需要が高まる傾向まで見られ、「絶対にシロアリ被害に遭わない」家はないと言えます。

そこで今日は、今、沖縄でシロアリ被害に遭った家々を参考にして、被害に遭いやすい家の傾向を3つ、お伝えします。

 

沖縄シロアリは木造住宅と限らない!
被害の多い3つの家

 

沖縄でシロアリ被害が多い理由


日本全国のなかでも沖縄のシロアリ被害がダントツですよね。これは亜熱帯特有の気候であるからに他なりません。

一般的なシロアリは湿気が多く温かな環境を好みますが、沖縄は正に亜熱帯の「高温多湿」エリアで、シロアリの好む環境を全て兼ね備えています。

さらに近年では東南アジアから沖縄全島に渡り、もともと日本に生息していた「ヤマトシロアリ」よりも、より繁殖力が高く規模が大きい「イエシロアリ」や、乾燥のなかでも繁殖する「ダイコクシロアリ」がどんどんと侵入しました。

【 沖縄でシロアリ被害が多い理由 】

★ シロアリは温かな環境を好み、気温が下がると死にはしないものの、活動を停止します。シロアリの活動が鈍くなる(停止はしません)「気温」は、6度以下です。

→ けれども沖縄ではそもそも、シロアリが活動できない6度以下になるこどは、冬でもありません。ですから他県とは違い、沖縄ではシロアリが一年中活動していることになります。

 

「一年中活発に活動しているだけでは?」と考える方もなかにはいますが、年中活動をしていると言うことは、それだけ気付かぬ内の被害も一瞬にして拡大する…、とも捉えられます。

また、近年になって沖縄で被害件数が増えた「ダイコクシロアリ」はさらに大変で、シロアリが嫌う「乾燥」を好むために、水周りなどの湿気の多い部分を点検しても発見できません。

そのため、発見が遅れるままに家中の裏側が駆逐され、羽アリを発見した時には、もう手遅れだった…、なんてケースも数多くあります。

沖縄でシロアリ被害を受けた家の条件


沖縄でもシロアリ対策は進んでいますが、湿気をなくして通風環境を良くしたりと、主に湿気を好むヤマトシロアリやイエシロアリに対しての対策がほとんどです。

けれども沖縄で注意をしたいシロアリは「乾燥シロアリ」で、少しの水で生きることができるために、ダンボールや搬入してきた家具、空から…と、あらゆる場所から家内へ侵入するのが特徴です。

もともと奄美など亜熱帯地域で発見される、沖縄に多い乾燥シロアリ「ダイコクシロアリ」は有名ですが、近年になって「アメリカカンザイシロアリ」の被害も報告されるようになりました。

【 沖縄でシロアリ被害に遭った家 】

① 近隣でシロアリ被害に遭っていた

…沖縄で昔からいるイエシロアリやヤマトシロアリは、土に蟻道(ぎどう)を造って移動する性質がありますから、隣近所でこれらの土壌性のシロアリ被害を受けた家があれば、自分達の家まで移動し侵入する恐れがあります。

沖縄でも近隣でシロアリ被害に遭った家があれば、自分達もシロアリ予防業者に依頼して、点検や予防工事をしておくと、より安心です。

② 住宅構造が「布基礎構造」の家だった

…「布基礎構造」とは面ではなく点(線)で支えるような構造をしている基礎部分で、表面的にはコンクリートが敷かれていますが、地中は立ち上がりの支柱で支えています。

一方、現在沖縄でシロアリ対策に適した基礎部分として評価されている「ベタ基礎」は布基礎構造よりもグンと厚いコンクリートを「面」で敷く構造です。

「面」全体で家を支える構造で、一面がコンクリートでブロックされるために、シロアリの侵入をより防ぎます。

③ 庭の樹がシロアリ被害に遭っていた

…家内の侵入ばかりを注意しがちですが、庭からシロアリ被害が始まったケースは多いです。庭の樹木がシロアリに食い荒らされているだけではなく、木製のベンチや柵などを湿ったまま放置していたりすると、ここからシロアリが繁殖します。

 

また、近くにアメリカ軍基地があったり、輸入家具を搬入した家でも、沖縄でシロアリ被害のケースがありました。

これは新しく沖縄でシロアリ被害報告が出ている「アメリカカンザイシロアリ」によるもので、全国的にも被害報告が点在していますが、アメリカ軍基地の均衡に被害が多い傾向にあります。

アメリカカンザイシロアリやダイコクシロアリは外来種の乾燥シロアリですから、輸送されたダンボールや梱包材はもちろん、輸入家具などの家具類やピアノまで…、隠れているかもしれません。

点検がしやすい家屋にしておく


その昔には家の天井裏や梁部分、基礎部分がむき出しになっていたり…と、日常のなかで点検しやすかったのですが、今では天井裏も基礎部分も、点検を目的として除くことがない限り、日ごろ簡単には確認できません

乾燥シロアリは対策が難しいものの、ヤマトシロアリやイエシロアリは、雨漏りがあれば放置せずに掃除、点検をしたり、水回りをよくよくチェックをすることで、早期発見・対策が出来ます。

【 沖縄の家、シロアリ点検のしやすい家屋に 】

★ シロアリが出やすい場所は床下です。この床下に人が入りにくい家は、もちろんこまめな点検もしにくいですし、業者に頼んでも、作業員が入れないために工事が必要になり、工事費用が追加されます。

→ 新築時には後々のメンテナンスのための「点検口」をチェックしてください。また、構造や材質によっても点検時に追加費用を求められることがあります。

 

ちなみに、沖縄の某シロアリ業者の追加工事費用の例で言えば、床下点検口の工事に33,000円掛かりました。実際に業者では下記のようなオプションが見受けられます。

【 沖縄の家のシロアリ点検のオプションメニュー 】

・ 調湿剤 … ヤマトシロアリやイエシロアリの好む湿気の強い環境を避けるため、湿度調整が出来る薬剤で予防する方法です。 … 一坪10,000~15,000円

・ 床下に換気扇を付ける(換気扇を付けることで、湿気がちな床下の通風環境を良くします。) … 5万円~10万円弱

・ 防カビシート … 一坪10,000円~15,000円

 

沖縄では定期的なシロアリの点検も大切ですが、予防は不可欠です。新築であればシロアリ予防の薬剤対策は取られている家がほとんどながら、その効果は長くて5年で切れますので、築5年以上経ったら、5年毎のシロアリ予防を施してください。

そう考えると、頻繁に床下へ人(作業員など)が入ることになりますので、新築であればその時に…、中古物件や現在の家に点検口がない家であれば、オプション料金を出してでも、点検口があると便利です。

いかがでしたでしょうか、今日は沖縄に多いシロアリ被害を早期発見!若しくは事前に予防するために、被害に遭った家に多く見られた傾向や条件をお伝えしました。

沖縄ではダイコクシロアリなどの乾燥を好むシロアリもいますから、これが絶対とは言えませんが、それでも、湿気の多い環境を放置していると、家の内部からシロアリ被害に遭いやすいです。

「ならばコンクリート造りで!」と言う方もいますが、本文中でもお伝えしたように、コンクリートでも油断はできません

実は、木造住宅の材料となる「木材」は、自然の調湿機能が備わっていますから、その性質を上手に生かした、通風機能の強い構造や設計を備えた木造住宅は、機密性が強く湿気がこもりやすいコンクリート造りの家よりも、性能が良いケースも多いです。

また、これから家を建てる方であれば、本文中にもあるようにコストが上がっても、布基礎構造よりもベタ基礎構造で家を建て、点検口を付けると共に、シロアリ保証が付いていると、より安心です。

沖縄のシロアリ対策に関しては別記事「沖縄でシロアリ対策☆新築から知りたい5つの方法」や「沖縄でシロアリ被害を受けない家☆続けたい予防習慣」でもお伝えしています。どうぞ併せてご参照ください♪

まとめ

シロアリ被害に遭った家に多い傾向とは

・沖縄は冬も暖かく湿気が多いためにシロアリ被害が多い
・近隣にシロアリ被害に遭った家がある
・家の基礎部分が「布基礎構造」だった
・家の樹木や柵などがシロアリ被害に遭っていた
・輸入家具などを多く搬入している
・点検口がないと追加料金が掛かる
・5年毎の定期点検と予防をしていない

 

トップへ戻る