沖縄でシロアリ対策☆新築から知りたい5つの方法

2020/1/21

沖縄でシロアリ対策☆新築から知りたい5つの方法
沖縄で家を建てるならシロアリ対策は必須ですよね。シロアリは温かな気候と湿気を好みますが、その両方の条件を沖縄は備えています。

それだけに全国的にも沖縄のシロアリ被害件数は常に上位で、2016年度にはダントツの1位を記録しています。その後、僅かながら順位は下がっていますが、これは沖縄県の人々が「シロアリ被害」に敏感で、その対策を講じているからに他なりません。

そのために沖縄では「木造住宅はシロアリ被害に遭いやすい」として避けられ、コンクリート造が主流になった時期もありました。その当時は沖縄の職人はこぞって、コンクリート造の家造りを勉強しています。

けれども何十年と経った今、まだコンクリート造り信仰はある一方で、実際にコンクリート造りでも、多くの家がシロアリ被害に遭ってきました。

そこで今日は、今の時代に新築を建てるなら、家を建てる段階から理解したい、沖縄のシロアリ、5つの対策と知識をお伝えします。

 

沖縄でシロアリ対策☆
新築から知りたい5つの方法

 

沖縄に見るシロアリの種類


その昔、日本では全国的に「ヤマトシロアリ」が主流でした。ですから、ひと昔前の人々は「シロアリ被害」と言っても、現代ほどその重要性を感じていないかもしれません。

…と言うのも日本に昔から生息していた「ヤマトシロアリ」の規模は、他の種類と比べて小さく、ほとんどが地中で駆除が事足りたためです。

…けれども現在では、よりやっかいなシロアリの種類「イエシロアリ」「アメリカカンザイシロアリ」が出てきました。

【 沖縄のシロアリ対策☆シロアリの種類と違い 】

① ヤマトシロアリ … 

昔から日本にいるシロアリで、主に地中に巣を作り活動しているため、シロアリ駆除は地中で事足ります。また、その規模も1万匹から多くても3万匹ほどの規模です。

② イエシロアリ …

東南アジアから来た外来種で、その大きさと威力が違います。…と言うのも、繁殖した時の規模は100万匹以上にもなり、地中だけではなく壁や天井まで、家の隅々を食い荒らします。

③ ダイコクシロアリ … 主に熱帯地域に見られる種類なので、沖縄県特有のシロアリ種とも言われます。

このダイコクシロアリの難しいところは、シロアリの繁殖に見られる「蟻道」がない点で、空からも侵入してきます。さらに湿気を好む他の種類と違い、乾燥した木材を好む点も、発見が難しいところです。

 

発見した時の深刻度は①→②→③でしょうか。ヤマトシロアリであれば、昔の人々は自分達で薬剤を購入して駆除した人も多くいましたが、今ではほとんどがイエシロアリの被害です。

イエシロアリは家の壁や天井だけではなく、ひと目では目視できない奥の奥まで侵入しますから、自分で駆除することはまずムリです。100万匹以上の規模のイエシロアリですから、その巣も100m以上もの大きなものが大きくなります。

さらにやっかいな種類が、ダイコクシロアリですが、コチラは発見時に羽アリを確認することが多いです。

…ただこうなると、その被害規模は内側で大きく広がっていると思ってください。ただちにシロアリ駆除業者に依頼して、対応してもらう必要があります。
 

「シロアリ対策=コンクリート造」の勘違い


冒頭でお伝えしたように、沖縄ではこのようなシロアリ被害を恐れて、木造住宅が避けられ、コンクリート造りの家が主流になった時代がありました。

確かにシロアリは木材を良く食べますが、コンクリート造りの家が主流になってから何十年…、多くのコンクリート造りの沖縄の家々がシロアリ被害に遭いました。

【 沖縄のシロアリ被害☆コンクリートの家でも被害 】

★ 実はシロアリの威力はコンクリートをも貫通します。穴を開けて家内部へ侵入することも多く、決して安心とは言えません。

→ さらに前項でお伝えした「ダイコクシロアリ」は蟻道を作らないとお伝えしましたが、侵入経路は運ばれてきた荷物の梱包材や、家具などの木材です。そのために、常にシロアリの脅威が訪れていると言えます。

ダイコクシロアリは空からも侵入します。また、ヤマトシロアリやイエシロアリであっても、家に侵入すれば木材だけではなく、ケーブルからコンクリートまで、食べ荒らすことは日常茶飯事です。
 

「ベタ基礎」ならシロアリ対策は万全?


また、最近ではシロアリ対策として「ベタ基礎」を取り入れている業者が多いですよね。確かにベタ基礎は他の基礎部分よりも、沖縄でもシロアリの侵入を阻止しやすく、何も施していない基礎よりも十分に安全です。

ちなみに「ベタ基礎」とは、地面にコンクリートを隙間なく張り巡らせる対策で、隙間をなくして沖縄のシロアリの侵入を防ぎます。ただしベタ基礎であっても、決して油断はできません。

【 沖縄のシロアリ対策☆ベタ基礎の注意点 】

★ ベタ基礎であっても経年劣化でヒビが入ってしまったり、シロアリによって穴が開けれてしまえば、ヤマトシロアリやイエシロアリであっても侵入できます。

→ 蟻道を作り土から侵入するこれらのシロアリであれば、基礎部分は上に上げて通風環境を造り、乾燥させて湿気を避ける対策も加えるのが得策です。

また、基礎内にはファンや通気口を設けて風を送り、こまめな点検ができるように、点検口を用意してください。

 

このようにダイコクシロアリではなくとも、「我が家はコンクリート造りだから大丈夫!」と、点検や予防を怠ると危険です。

頑丈だと思っていた基礎部分のコンクリートに穴を開けられたり、ヒビが入るなどして、地面から家内へ侵入しているケースも少なくありません。
 

シロアリ対策の2つの方法


ですから、これからマイホームを沖縄で建てる方は、最初のシロアリ対策と共に、建てた後も定期的な点検と予防対策が欠かせません。

沖縄のシロアリ予防には主に「バリア工法」と「ベイト工法」の2種類があります。

【 沖縄のシロアリ対策☆予防2つの工法 】

① バリア工法 … 床下全体に薬剤を撒くことで、予防します。床下にパイプを入れ、薬剤を直接注入する方法が多く、即効性があるのが特徴で、ベイト工法よりも割安です。

→ ベイト工法は環境にも人にも優しい方法であるのに対し、バリア工法は即効性が高い分薬剤ですので、人にも多少の影響は懸念されます。

特に気管支炎や喘息など、呼吸器系に不安がある方は避けた方が良いかもしれません。

② ベイト工法 … 薬剤入りの食べ物を家の周辺の土中に設置し、シロアリに持ち帰ってもらうことで、じわじわと巣全体を壊滅させます。

→ この薬剤は人や環境には影響がなく、シロアリにのみ効果をもたらす薬剤で、脱皮が出来ない状態にして、じわじわと殺すために、近隣への配慮も行き届く点がメリットですが、割高です。

 

日本ではこの2種類の工法がメインですが、アメリカではホウ酸系の薬剤を用いたシロアリ対策が多く、長く効果が続く点に人気があります。
 

シロアリ予防は保証付きで


沖縄ではこのようなシロアリ予防対策を取っても、いつしかその効果も薄れるために、定期的な点検は欠かせませんが、沖縄ではシロアリが活動を停止する6度以下の環境は、冬になっても訪れないために、念には念が欠かせません。

そのため多くの沖縄の家で、新築時やシロアリ予防対策を取った後、しっかりと保証を付けてくれる業者を選んでいます。

【 沖縄のシロアリ対策☆保証付きで依頼する 】

★ 例えばシロアリ駆除・予防業者の多くは5年保証を掲げていますが、新築時の建築業者など、一部では10年保証を付けてくれるケースも多いです。

→ ただなかにはシロアリ予防費用自体は安いものの、後々で保証代金を追加する業者も見受けられるので、最初に保証の有無を確認しておくことをおすすめします。

 

いかがでしたでしょうか、今日は沖縄で最も不安の声が多い、シロアリ対策についてお伝えしました。これからマイホームを建てるのであれば、建てる前に沖縄には欠かせないシロアリ対策への知識を持って、業者と打ち合わせをすれば、より安心です。

全ての業者ではなく、あくまでも一例ですが、全国チェーン展開をしているハウスメーカーで、1000万円台などの低予算で家が建つ「ローコスト住宅」を検討した場合、全国的には沖縄ほどシロアリ被害がないので、対策が緩いケースがあります。

このようなケースでは、契約者側が沖縄のシロアリ対策の知識を持って、業者に確認が必要ですし、足りなければ追加工事が必要です。

そこでオプションを付けることで家価格が高くなるのなら、「沖縄の事情に精通した地元の工務店へ依頼した方がスムーズ…。」と言う結論に至ったケースもあります。

このように業者選びの時点から、沖縄ならではのシロアリ知識を備えておくと、より後々まで耐久性のある家を建てることができるかもしれません。
まとめ

沖縄のシロアリ対策

・沖縄には主に3種類のシロアリがいる
・コンクリート造りの家でもシロアリ被害はある
・侵入を防ぐベタ基礎でも、点検は必要
・バリア工法とベイト工法の2種類の対策がある
・シロアリ保証をチェックする

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