2023年沖縄で注文住宅を2000万円台で建てるポイント6つとは?

2023/6/22

2023年沖縄で注文住宅を2000万円台で建てるポイント6つとは?
・沖縄で注文住宅は2000万円台で建つ?
・沖縄の注文住宅2000万円台の内訳は?
・2000万円台で抑えるポイントは?

2023年土地価格が全国4番目の上昇率の高さを示した沖縄では、注文住宅を2000万円台で家を建てようと検討する人も増えました。

沖縄で注文住宅を2000万円で建てるならば、初期段階から優先順位を2000万円台の予算として、住宅購入計画を立てると良いでしょう。

本記事を読むことで、沖縄で注文住宅を2000万円の予算で建てるためのポイント、費用の内訳が分かります。
 

沖縄で注文住宅を2000万円で建てる6つのポイント

沖縄で注文住宅をローコストで建てるには
◇予算内の選択肢も視野にいれながら、デザインをシンプルにします

2021年(令和3年)に実施された国土交通省の発表によると、九州・沖縄地方で1㎡あたりの平均的な土地価格が37,700円です。

2023年現在、平均的な全国の戸建て住宅の面積は126.8㎡とされていますから、単純計算すると4,780万3,600円が平均価格と言えるでしょう。

これだけの沖縄の注文住宅を2000万円で建てる場合、下記の項目でバランスを取ります。
 

<沖縄で注文住宅を2000万円で抑えるポイント>
・優先順位を決める
・外観をシンプルにする
・間取りをシンプルにする
・予算に見合った土地選び
・付帯工事を見直す
・セミオーダーを選ぶ

 
沖縄では注文住宅を2000万円以下で抑えるため、安いエリアの土地選び、同じエリアでも立地条件を妥協する他、建築費用を1000万円台に抑える人も増えました。

このような建築費用を抑えた家は今、スタイリッシュなデザインでもあることから、全国的に人気があり、「ローコスト住宅」とも呼ばれます。
 

 

[参照]
国土交通省「令和3年都道府県地価調査」21

 
新築物件
 

優先順位を決める

◇沖縄の注文住宅で、土地から2000万円台を目指すなら予算配分が不可欠です

沖縄の注文住宅で2000万円台の建築費用を目指すケースでは、多くが相続などを理由に土地を所有している人が多いでしょう。

一方で、沖縄で注文住宅を土地も含めて2000万円台を目指すのであれば、土地価格が大きく影響しますので、まず建築予算と配分を具体的に決めて、残りで土地を探すと確実です。
 

<優先順位を決める方法>
[状況別] [内訳] [例]
[1]土地をすでに所有 ①建築費
・本体工事費
・付帯工事費
②諸費用(建築費用×10%)
①建築費…1800万円
②諸経費…180万円
●合計…1,980万円
[2]土地から購入 ①建築費
・本体工事費
・付帯工事費
②諸費用(建築費用×10%)
③土地代
①建築費…1000万円
②諸費用…100万円
③土地代…900万円
●合計…2000万円

 
沖縄では注文住宅を2000万円台で建てたい人の多くが、「住みたいエリア」を重視しますが、土地を軸にすると、建築費用で予算オーバーを起こしがちです。

先に「建築費用+諸経費(建築費用×10%)」を抑えてから、残された予算で立地条件や形状などを妥協しながら、土地選びをするのも良いでしょう。
 

 

外観をシンプルにする

◇外観に凹凸がないデザインは、建築費を抑えることができます

2023年、沖縄の注文住宅では2000万円台や1000万円台で建つローコスト住宅のほとんどが「キューブ型」などと呼ばれる、シンプルな箱型です。
 

<外観をシンプルにする>
・資材の削減
・人件費の削減
・建築日数の削減

 
凹凸のないシンプルな箱型デザインを選ぶことで、凹凸部分の資材が削減できるだけではなく、施工にあたる人件費や建築日数の削減にも繋がります。
 

 

間取りをシンプルにする

◇外観同様、間取りもシンプルにすることで建築費を抑えます

内装もシンプルな間取りにすることで、外観と同じく、建築資材や施工日数、人件費の削減ができるでしょう。

リビングを大きな広間にするスタイルも人気ですが、この場合夏場の冷房や冬場の暖房が効きにくくなる側面もあります。
 

<間取りをシンプルにする対策>
・可動式の仕切りを設ける
・風通しの良い間取りにする

 
冷暖房が効くよう、引き戸など可動式の仕切りを取り付けたり、通風環境に配慮するなどの対策があるため、業者と相談してシンプルな間取りを目指すと費用削減に有効です。
 

 

予算に見合った土地選び

◇建築費用を決めた後、土地代で予算オーバーにならないよう、エリアや立地条件を調整します

2022年(令和4年)の全国の基準地価ランキングによると、沖縄の土地価格は全国12位の高さです。

東京や大阪府、愛知県など全国の都心部と比較すると安いとも言えますが、全国47都道府県を含めて考慮すると、全国的に土地価格は高い傾向にあります。
 

<土地価格を抑える要素>
・エリア相場
・立地条件
・土地の形状

 
具体的には商業施設など便利な施設が少ないエリア、交通機関が遠いエリアなどは土地価格が安くなるでしょう。

家族が頻繁に交通機関を使わない、車移動でフォローできるなど、家族の状況に合わせて柔軟に対応する必要があります。
 

[参考]
・土地代データ「基準地価都道府県ランキング

 

付帯工事を見直す

◇一般的に付帯工事は、建築費全体の約2割とされます

沖縄で注文住宅を2000万円台で建てたい場合、建築費用全体を抑えることも大切ですが、調整しやすいポイントが付帯工事です。
 

<付帯工事を見直す>
[1]建材のグレードを下げる ・門
・外壁など
[2]駐車場や庭 ・舗装
・ルーフ

 
付帯工事は一般的に、建築費全体の約2割を占めているため、建築資材などの調整により、充分に予算オーバーを調整できます。
 

セミオーダーを選ぶ

◇沖縄では注文住宅を2000万円台で抑える、規格住宅を提案する業者も多いです

全国的に土地価格が高い沖縄では、注文住宅の建築費を2000万円以内で抑えるため、基本設計プランや標準仕様を提案する「セミオーダー」も増えました。

基本設計プランや標準仕様を提案することで、建築資材をまとめて調達できるなど、より建築費を抑えたプランが実現するためです。
 

<セミオーダー>
●決められたベースプランを提供
・好みの仕様を選ぶ
・注文住宅と建売り住宅の中間的な存在

 
セミオーダーは規格住宅とも呼ばれ、すでに完成された住宅を購入する「建売り住宅」と、土地購入から設計まで、最初から組み立てる注文住宅の中間的な存在です。

近年では建築費用を抑えたセミオーダー「ローコスト住宅」が注目されています。
 

 
査定
 

沖縄の注文住宅を2000万円台にする内訳

沖縄の注文住宅を2000万円台にする内訳
◇沖縄で注文住宅を2000万円台に抑えるなら、建築費用の内訳を理解します

沖縄で確実に注文住宅を2000万円台に抑えたい場合、最初に予算配分を決めて、その予算配分を軸に、それぞれのパートを業者と打ち合わせしなければなりません。

そのためにも建築費用の内訳を理解する必要があるでしょう。
 

<建築費用の内訳とは>
・土地価格
・本体工事費
・付帯工事費
・諸費用

 
またこだわりがあるけれど、沖縄で注文住宅を2000万円台で建てたい場合には、建築費用を抑えながらも細かな部分で融通が利くよう、地元の業者を利用する方法もひとつのポイントです。
 

<業者選び>
・オリジナルが良い 地元の工務店
・「建売り住宅+α」 大手チェーン展開型

 
建売り住宅のように決まった型にプラスαを望むならば大手全国チェーン展開型の業者が適していますが、こだわりがあるなら地元の工務店の方が相談しやすい特徴があります。
 

 

土地価格

◇沖縄県内でもエリアによって土地価格の相場が変わります

沖縄県内で住みたいエリアが漠然としているならば、最初に予算配分を決めてから、残高を土地代に充てて、適切な地域や土地を選ぶと良いでしょう。
 

<沖縄で土地価格が高いエリア>
・那覇市
・浦添市

・中頭郡北谷町
・宜野湾市
・豊見城市

 
すでに住みたいエリアが決まっている場合、土地相場をチェックして、土地代を基準に建築費用の配分を決めます。

エリアによって違う土地価格の相場をチェックするには、国土交通省が提供する「土地情報システム」が有効です。
 

[土地価格をチェックする]
国土交通省土地総合情報システム

 

本体工事費

◇沖縄の注文住宅では一般的に、建築費の7割が本体工事費です

「本体工事費」とは、建築物を建てる費用を差します。
注文住宅などで「工事費」と称する費用は、この本体工事費を差すことが多いでしょう。
 

<本体工事費の注意点>
●「工事費1400万円」の場合、本体工事費が1500万円です。
(一例) ・工事費…1400万円(7割)
・付帯工事費…600万円(3割)
●建築費用…2000万円

 
このようになるため、広告宣伝で「工事費1500万円」などと記載されている場合には、プラス付帯工事費、諸費用が掛かることまで考慮しなければなりません。
 

付帯工事費

「付帯工事費」は、沖縄の注文住宅を2000万円に抑えるポイントでお伝えした通り、建築物本体以外の工事費です。

駐車場や庭、門などの工事費用の他、水道管らガス管などのライフラインも付帯工事費に含まれるでしょう。
 

<付帯工事費の項目例>
[建物本体以外] ・駐車場の造成
・庭の造成
・門や塀
[ライフラインなど] ・水道管工事
・ガス管工事
・通信回線
[建て替え] ・家屋の解体
・整地

 
建物本体の工事費用以外は全て付帯工事費として計上されます。
駐車場の造成や門、玄関の階段など、建材やデザインにより付帯工事費の調整ができるものの、土地代を除いた建築費全体の2割が一般的です。
 

諸費用

◇諸費用は全体の約10%、現金で手元に準備します

沖縄で注文住宅を2000万円で建てるならば、全体の約10%にあたる約200万円となるでしょう。
 

<諸費用の例>
[住宅ローン契約] ・手数料
・保証料
・仲介手数料
(仲介業者がいる場合)
[税金] ・不動産取得税
・固定資産税の清算
・登録免許税
(登記料)

 
諸費用は基本的に現金で支払います。
住宅ローン契約時に諸費用まで借り入れる場合、その場で200万円のみを引き出して、諸費用として支払う流れです。
 
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沖縄の注文住宅を2000万円で建てるなら予算配分を行います

沖縄の注文住宅を2000万円で建てるなら予算配分を行います
沖縄で注文住宅を2000万円台で建てたい場合、ローコスト住宅として予算配分を進めると良いでしょう。

2023年、沖縄の注文住宅は4,780万3,600円が平均価格、立地やこだわりによって5000万円台・6000万円台にもなるため、柔軟な計画変更も必要です。
 

・セミオーダー(規格住宅)
建売り住宅
・分譲マンション

 
住むエリアにこだわりがある、希望のエリアの土地価格が高い、などの場合には、上記のような代替え案も検討します。
 

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